「ライブリポート」

昨年6月公開の映画の紹介です

監督は、スティーブン・C・ミラー。
リアルな配信で、実にスピード感のあるクライム・スリラー映画です。
主演・出演は、アーロン・エッカート、コートニー・イートン、ジェシカ・ルー、ベン・マッケンジー。

朝、いつもどおりに目覚め、支度を済ませると指輪を外し警察官のペニーは出勤します。
一方、配信サイトを立ち上げたばかりのエイヴァは、仲間と盛り上がり画面に向かって
「ありのままを伝えていく」
と意気込みます。
近くの公園では、SWATが待機し、誘拐犯が現れるのを待っていました。
ところが、現場で張っていた刑事のミスで犯人は逃げ、全捜査員に無線が入ります。
犯人逃走の近くにいたペニーは待機を命じられますが、犯人を袋小路追いつめます。
ところが犯人が銃を取り出すのを見て、ペニーは銃を放ち殺してしまったのです。
その後バンに乗せられたペニーは、所長・トムの娘が誘拐され、居場所を知っている犯人を殺してしまったとトムになじられます。
直後犯人からメールが届き、助けを呼ぶトムの娘が映り時間がないことを告げられます。
バンの外に出たペニーは、すっかり立ち聞きしていたエイヴァに状況を責められます。
一旦は突き放すも、エイヴァの強引さに負けペニーはライブ配信に乗り、その後ネットでは多くの人が2人と犯人の行方を見始めるのです。
追いながらペニーは、追跡した時に見た犯人の逃走車を思い出したのです・・・

----------------------------------------------------
エイヴァ役は、コートニー・イートン。
｢マッドマックス 怒りのデス・ロード｣(2015)の出演が、映画デビューのようです。
｢キング・オブ・エジプト｣(2016)、｢ステータス・アップデート｣(2018)などの出演があります。

お立ち寄り、ありがとうございます
映画も、時代の波にノリノリですね～

「グリース」

1978年公開の映画の紹介です

監督は、ランダル・クレイザー。
主演2人が大きな話題を呼んだ、学園ミュージカル映画です。
主演・出演は、オリビア・ニュートン＝ジョン、ジョン・トラボルタ、ストッカード・チャニング、ジェフ・コナウェイ。

夏の海岸で、愛を誓う高校生のサンディとダニー。
サンディがシドニーに帰国することで、2人は悲しみにくれます・・
--------------------------------------------
ライデル高校、新学期。
不良グループ“Ｔ・バーズ”のダニーは、仲間たちから夏休みにたくさんの女性からモテモテだったんだろうと言われ、いい女がいた話を得意げにします。
一方、転校生のサンディは、手続きを終えクラスで紹介されると、女生徒グループ“ピンク・レディース”のリーダーのリゾが仲間にしようと近寄ってきます。
サンディは夏休みに恋をして、相手がダニー・ズーコと話すとリゾ達はおお受けします。
そしてリゾは、ある人物を紹介すると言ってサンディをダニーの前に連れて行くのです。
ダニーもサンディも驚いて喜びますが、ダニーは仲間の手前手のひらを返したように態度を変えてしまいます。
ショックを受けたサンディはその場を去り、ピンク・レディースの一人フレンチーが慰めます。
相変わらず虚勢を張るダニーですが、サンディがアメフト部のトムと付き合い始めると焦ります。
ダニーは体育系になる為体育教師を訪れ、バスケ、レスリング、野球、体操など始めますがどれもうまくいかず、相手がいないスポーツがいいと陸上を薦められます。
ところが、ハードルに躓いて派手に転んでしまうダニーでした。
すると、ベンチにいたサンディが、トムを置き去りにしてダニーに駆け寄ってきたのです・・

****************************************************************
原作は、ジム・ジェイコブスとウォーレン・ケイシーの同名ミュージカル。

アカデミー賞では、「歌曲賞」のノミネートがあります。

ダニー役は、この頃20代前半のジョン・トラボルタ(今年66歳)。
今でもたくさんの映画に出演、主演していてたびたびご紹介しています。

サンディ役は、この頃20代後半のオリビア・ニュートン＝ジョン(今年72歳)。
日本でも大人気のミュージシャンです。
2012年、約35年ぶりに、ジョン・トラボルタと共演したデュエット・アルバム『The Christmas』をリリースしているようです。
映画は、｢ザナドゥ｣(1981)、｢セカンド・チャンス｣(1984)の主演があります。
1992年に自身が癌を患い、メルボルンに「オリビア・ニュートン・ジョン・がん健康研究センター」を設立しています。

続編が既に公開しています。

｢グリース2｣(1982)
監督：パトリシア・バーチ
出演：マックスウェル・コールフィールド、ミシェル・ファイファー

皆さま、お立ち寄りありがとうございます
う～～ん、若いっていいなぁ
元気いっぱいになる、青春映画でした

「ガーンジー島の読書会の秘密」

2019年公開の映画の紹介です

監督は、マイク・ニューウェル。
アニー・バロウズの小説『ガーンジー島の読書会』が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、リリー・ジェームズ、ミキール・ハースマン、グレン・パウエル、マシュー・グード。

1941年、ドイツ占領下、イギリス海峡ガーンジー島。
夜、島の人々帰宅しているとドイツ兵に呼び止められ、外出禁止のはずが何の会合かと問われます。
「文化活動を奨励しているので、読書会」
とっさにエリザベスは答え、会の名前を言い逮捕されずに済みました。
**********************************************
1946年、ロンドン。
作家のジュリエットはある日、転送されて届いた自分宛ての手紙を開きます。
ガーンジー島の“読書のポテトピールパイの会”のドーシー・アダムズからで、
『シェークスピア物語』が読みたいので書店の住所を教えて欲しい」
と書いてあり、ジュリエットは直接本を送ってあげ、2人は手紙のやり取りをします。
“読書会”に興味を持ったジュリエットは、記事の為もあり、ガーンジー島に向かいます。
何とかホテルにたどり着き、“読書会”を訪ねるとあからさまに迷惑顔のアメリアがいました。
しかし他のメンバーは、皆快くジュリエットをむかえます。
創設したエリザベスが島にいない事にがっかりするジュリエットは、その後ドイツ占領下の頃の壮絶な話を聞き、逮捕されたと言うエリザベスの行方を探し始めるのです・・

***************************************************
この映画は、批評家からとてもいい評価を得ていて、

「奇抜なタイトルから連想されるより、ずっと伝統的で素直な作品、
歴史ドラマが好きな映画ファンにとっては、愉快で心地よい作品だろう。」

ドーシー役はミキール・ハースマン。
｢ワールド・ウォーZ｣(2013)、｢アデライン、100年目の恋｣(2015)、｢紅海リゾート -奇跡の救出計画-｣(2019年製作)などの出演があります。

≪　ガーンジー島　≫

※　マップ、下記に載せてあります。

「中世の城やビクトリア様式の家屋、崖上のトレッキングコースや美しいビーチなどがあり、
暖かい冬と過ごしやすい夏、太陽に恵まれた島」
という素敵な観光地のようで、映画でも楽しめます。

首都はガーンジー島のセント・ピーター・ポートで、人口は約5万人。
イギリス王室属領だが、連合王国には含まれず、独自の議会と政府を持っているんですね。
「タックス・ヘイヴン(低課税地域)」、「オフショア金融センター」として知られているようで、
さまざまな外国企業のSPC(証券化やプロジェクト・ファイナンスを目的とする事業)が設立されているとか。

お立ち寄りありがとうございます
すんごい読書家ではありませんが、皆で読み合わせをし感想を言い合う“読書会”に、
とても魅力を感じましたん

「蟹工船」

2009年公開の日本映画の紹介です

監督は、SABU。
小林多喜二の小説が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、SABU、西島秀俊、高良健吾、新井浩文、柄本時生、木下隆行、滝藤賢一、大杉漣。

オホーツク海、カムチャツカ沖、蟹工船・博光船。
たくさんの男性労働者達が、蟹を獲り船の中で缶詰に加工する仕事に従事しています。
昼夜問わない仕事の為、曜日も時間もわからなくなる状態でした。
間もなく杖をつきながら監督の浅川が現われ、棒でたたきながら叱責します。
「この仕事は国家的事業で、日本とロシアの一騎打ち、戦争だ！」
と浅川は怒鳴りつけるのです。
その後休憩中労働者達は家庭の貧しさなど話し、あまりのこき使われように新庄が
「みんなで自殺しよう」
と言いだし、みな同調し始めます。
1人「死にたくない」と反対しますが、生まれ変わったら金持ちになることを信じてみなで首をつる事にするのです。
しかし死に切れないところに来た浅川が、休憩返上で労働するよう言いに来るのです。
過酷な労働に清水が倒れ込み、殴られる同僚を見て「地獄だ・・」とつぶやきます。
そして間もなく、新庄と塩田が小船で脱走したと連絡が入るのです・・・

***********************************************
※　蟹工船（かにこうせん）とは、
1.カニを漁獲し、船上で缶詰に加工する工場施設を備えた漁船のことなんですね。

『1953年版』

監督・脚本：山村聡
出演：山村聡、日高澄子、森雅之、平田未喜三

≪　小林多喜二　について　≫ 

北海道・小樽で学生の頃、当時の深刻な不況から来る社会不安などの影響で労働運動への参加を始め、
1924年北海道拓殖銀行（拓銀）小樽支店に勤務、
1931年、自らの地下生活の体験を元に『党生活者』を執筆
1933年、逮捕後、特別高等警察（特高警察）の拷問で命を落とす
2008年、『蟹工船』が再評価されて、新潮文庫の『蟹工船・党生活者』が50万部以上のベストセラーになった

皆さま、お立ち寄りありがとうございます
船の中ものは、狭～く、暗～く、状況がひしひしと伝わってくるでございます　(((( ；ﾟДﾟ)))

「THE 4TH KIND フォース・カインド」

2009年公開の映画の紹介です

監督はオラトゥンデ・オスンサンミ。
ドキュメンタリー風な、スリラー映画です。
主演・出演は、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウィル・パットン、イライアス・コティーズ。

冒頭で、主演・ミラ・ジョヴォヴィッチが、
「映画は実際の本人のインタビューを交えながら進む」
と視聴者に向かって話します。
-----------------------------------------
心理学者・アビゲイル・タイラー博士は、当初から今までの出来事を心理学者に話します。
心理学者は、催眠療法で事件当日『何ものかが侵入する前』からアビゲイルに語らせます。
「彼は眠りに落ち、私は目覚めた。
誰かが彼の胸を刺している。
顔が見えない。」
その後アビゲイルの絶叫が響き、目を覚ましたアビゲイルは自分に言い聞かせます。
「研究を続けなきゃ、夫の為にやり遂げなきゃ」
アラスカ州、ノーム。
自宅に戻り、診察を再開したアビゲイルは、何人もの患者が『夢に白いフクロウが現れる』と話すのを聞きます。
患者の一人・トミーに催眠療法を行うと、トミーは突然叫び出し、覚まさせた後
「何も見ていない、次回話す」
と慌てるように出て行ってしまったのです。
その後、夜中に警察から連絡を受けたアビゲイルは、慌ててトミーの自宅に向かいます。
既にパトカーや人だかりで、アビゲイルはトミーが家族を人質に立てこもりアビゲイルを呼ぶよう言われたと聞きます。
しかしアビゲイルがトミーと話す直後、トミーは銃を放ってしまうのです・・・

*****************************************************
先に行ってしまいますが、劇中アラスカ州ノームで起きた『実際の事件』は目論見を兼ねたフィクションのようです。
公開後様々な憶測が飛び交い、公開から2カ月後、配給会社は幾つかの偽造を認め和解金まで支払ったとか。

なんてこったい。

タイトルの意味は、
「第4種接近遭遇=地球外生命体による拉致」
のようです。

お立ち寄りありがとうございます
・・作り方はいろいろあれど、
ダメじゃね！？

「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」

2015年公開の映画の紹介です

監督はデヴィッド・コープ。
アクション・コメディ映画です。
主演・出演はジョニー・デップ、グウィネス・パルトロー、ユアン・マクレガー、ジェフ・ゴールドブラム、ポール・ベタニー。

美術商(実はインチキ)のチャーリー・モルデガイは、自分を象徴するものを考え、ちょび髭を生やします。
香港でビジネスの話を煮詰めるも、以前詐欺まがいの物を売りつけられた男性は落とし前を付けてやる！と怒り狂います。
「ジョック！！！」
指を落とされそうになったモルデカイが叫ぶと、背後にいたジョックが男たちをやっつけてしまうのです。
ある日ゴヤの修復士が殺害され、ゴヤの絵を盗んだ男性は頭を殴られ横取りされる事件が起きます。
担当したマートランド警部補は、同級生でもあるモルデカイに連絡し自宅を訪問します。
マートランドはモルデカイにゴヤの絵を探すよう指図し、断れない理由があるモルデカイは引き受けます。
その後調査を進めるうち、モルデカイは気絶させられて拉致され、召使いで用心棒のジョックは飛行機にしがみついて後追うことになります。
目を覚ますと、窓から見える景色はロシアで、モルデカイは驚きます・・

***************************************************
原作はキリル・ボンフィリオリの同名小説です。

さて、レビューをあげてなんですが、この映画は批評家から酷評されているんですねー。
・・・批評家支持率は12%、平均点は10点満点で3.4点・・・

≪　チャーリー・モルデカイ　とは　≫

英国貴族だが破産寸前。
出所が怪しい迷画品を言葉巧みに売りつけて買主を烈火のごとく怒らせるインチキ美術商。

演じるジョニー・デップは製作にも参加し、ノリノリだったようです。

≪　チャーリー・モルデカイ　の口髭　≫

真ん中に厚みがあって両端が少し華やかなのはポワロに影響を受けている。
ジョニー・デップが自らナプキンにデザインしたひげを使っている。
担当したハーローは、30種のひげを作ったとか。

撮影中・・？

↓

お立ち寄り、ありがとうございます

私が言うのもなんですが、ジョニーの口ひげは流行らなかったんですね・・

「12モンキーズ」

1996年公開の映画の紹介です

監督は、テリー・ギリアム。
時間軸が交錯する、ミステリーなSF映画です。
主演・出演は、ブルース・ウィリス、ブラッド・ピット、マデリーン・ストウ、クリストファー・プラマー、デヴィッド・モース。

2035年。
謎のウィルスによって人類の大半が死滅し、生き残ったわずかな人類は地下で生活をしていました。
ある日囚人のジェームズは呼ばれ、厳重な防護服を着せられ未だ汚染されている地上へ出されます。
虫などを採取して戻ったジェームズは、頑強さを買われ科学者から高度の任務を強いられます。
-------------------------------------
1990年、ボルティモア。
精神科医キャサリンが勤める病院に、酷い状態のジェームズが運び込まれ、ジェームズは
「情報を集めないと・・人類は滅亡する・・」
など良くわからないことを言い、入院させられてしまいます。
病院ではヘンな行動をとるジェフリーと話すようになり、ある日ジェフリーの手引きでジェームズは外に出る事が出来ました。
そして病院からの追ってが捕まえようとするも、ジェームズは一瞬で姿を消してしまうのです。
2035年の地下に戻されたジェームズは、タイムマシンのトラブルで違う年度に飛ばされたことを知ります。
そして再度、ジェームズはウィルスが蔓延する前の1996年に改めて飛ばされるのです。
公演を終えたキャサリンは、車に乗った人物に脅され車を出すよう言われます。
キャサリンは、その人物が6年前に姿を消したジェームズであることを知り驚くのです・・・

**************************************************
この映画は、フランスの映像作家クリス・マルケルの短編映画 『ラ・ジュテ』にヒントを得て作られたようです。

キャサリン役はマデリーン・ストウ。
｢張り込み｣(1988)、｢ラスト・オブ・モヒカン｣(1993)、｢ショート・カッツ｣(1994)、｢ワンス・アンド・フォーエバー｣(2002)などの出演があります。

お立ち寄りありがとうございます
今ではあまり見られない役どころの、ブルース・ウィリスとブラピでございます

「今日も嫌がらせ弁当」

2019年公開の日本映画の紹介です

監督は、塚本連平。
Kaori(ttkk)著のエッセイが原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、篠原涼子、芳根京子、松井玲奈、佐藤寛太、岡田義徳、村上知子、佐藤隆太。

飛行機でおよそ55分、船では約2時間かかる東京都・八丈島に住む持丸かおりは、夫と2人の子供から慕われ幸せな日々を過ごしていました。
12年後。
夫は他界し、長女・若葉は高校卒業後1人で暮らし、かおりは中学生の次女・双葉と2人暮らしです。
朝、ご飯の支度をしながらかおりが何度も若葉に声をかけ、やっと起きたと思ったら会話もせず靴をはき始めます。
すると、かおりに玄関の若葉からメールが届くのです。
「部屋に入るな。車で送れ。」
夕食の支度をして更に居酒屋へ働きに行くかおりは、そこへ来る友人と子供の反抗期の話題に花が咲きます。
その後完全に会話を拒否している若葉にかおりの怒りは頂点に達し、高校入学と共にあることを思いつきます。
お昼頃、職場の外に出たかおりは、
「そろそろだな」
その頃学校では、お弁当を開けた双葉が思わず
「なにこれ？」
帰るなり双葉はかおりに、
「なにこれ、こういうのやめて」
しかし、かおりは『しゃべった、完食』とほくそ笑むのです。
かおりの嫌がらせキャラ弁は、若葉からのアイディアも借りながら、ずーーーっと、続くのでした・・・

*************************************************************
可愛らしいキャラ弁の数々・・
敢えて写真は載せませんでした、観てお楽しみ・・参考にしてくださいね

双葉役は芳根京子(よしね きょうこ)。
2013年のテレビドラマ「ラスト シンデレラ」(主演・篠原涼子)が女優デビュー作のようです。
｢物置のピアノ｣(2014)では、映画初出演にして初主演、
他映画は、｢心が叫びたがってるんだ。｣(2017)、｢累-かさね-｣(2018)、｢記憶屋　あなたを忘れない｣(2020)などの主演・出演、
｢峠 最後のサムライ｣、｢ファーストラヴ｣が公開予定です。

みなさま、お立ち寄りありがとうございます

子供の反抗期・・・
あるあるあるあるあるあるあるあるあるあるあるあるある

「THE GREY 凍える太陽」

2012年公開の映画の紹介です

監督は、ジョー・カーナハン。
イーアン・マッケンジー・ジェファーズの短編が原作の、ジャンルはスリラーのようです。
主演・出演は、リーアム・ニーソン、フランク・グリロ、ダーモット・マローニー。

アラスカ州。
極寒の雪山の石油会社・掘削現場で働くオットウェイはバーに入ります。
喧嘩など起きるも背を向けたまま酒をあおるオットウェイは、妻の事、狼相手の仕事の事など思い出します。
その後、オットウェイは自殺を考えるも思いとどまり、休暇を利用した帰郷を決めます。
飛行機に乗り込むと、座って書いた手紙を読み直すオットウェイの周りでは、搭乗する男たちの騒がしい声が聞こえてくるのです。
悪天候の飛行の為飛行機は大揺れに揺れ、おさまって寝始めた頃、衝撃でオットウェイは目を覚まします。
状況を判断したオットウェイはシートベルトをきつく縛りますが、次に目を覚ました場所は雪の中だったのです。
オットウェイは寒さで震えながら辺りを見回し、少し歩くと墜落して飛行機が粉々になった現場を目の当たりにします。
間もなく助けを呼ぶ声が聞こえオットウェイは駆け寄り、その後生存者を確認すると男達7人でした。
離れたところで動く人影を見てオットウェイが近寄るも、狼が襲っているところでした。
救いに行くもオットウェイも狼に襲われ、仲間に助け出されます。
その後狼ハンターを仕事としているオットウェイは、ここに住む狼は人を殺し縄張りであれば襲ってくると皆に話します。
その夜男たちは、二つの光る眼が次第に増え、数頭の狼が近付いてくるのに気付くのです・・

********************************************************
※　DVDのタイトルは、『ザ・グレイ』となっています。

オットウェイ役は、この頃還暦くらいのリーアム・ニーソンです。
当初はもう少し若いブラッドリー・クーパー(この頃で30代後半)が予定されていたようです。
兎にも角にも、主演・出演・アテレコがものすごく多い俳優さんです。
「あ、こんなところにもっ」と思う事多々ありです。
｢マイケル・コリンズ｣(1997)では、ヴェネツィア国際映画祭男優賞を受賞しています。
｢ダーティハリー5｣(1988)、｢シンドラーのリスト｣(1994)、｢レ・ミゼラブル｣(1998)、｢スター・ウォーズ エピソード1｣(2012)、｢96時間｣(2009)、｢サード・パーソン｣(2013)、｢沈黙 -サイレンス-｣(2017)などの出演・主演があります。

この映画について、

「最初の2週間はマイナス40度くらいの場所に慣れるのに必死。
撮影が始まってからしばらくは、絶対に生き残れないと思っていたよ。
脳が凍りついてセリフも覚えられず、どうやって温まろうかということしか考えられない。」

と、本当に大変そうでした。

皆さま、お立ち寄りありがとうございます
この時期、観ている方もガタブルでした　((( ；ﾟДﾟ))

≪ 番外編 ドラマ 『エンジェルス・イン・アメリカ』 ≫

2003年製作の、全6章のテレビドラマの紹介です

監督は、マイク・ニコルズ。
映画俳優達が随分と集結している、ヒューマン・ドラマ作品です。
主演・出演は、アル・パチーノ、メリル・ストリープ、パトリック・ウィルソン、エマ・トンプソン、ジャスティン・カーク、ジェフリー・ライト。

1980年代。
エイズは、同性愛者だけがかかる癌であると思わされていた時代。
弁護士ロイ・コーンは、連邦控訴裁判所の首席書記官ジョー・ピットをワシントンの司法省に行かせる為本人に打診します。
ジョーの妻・ハーパーは、精神を病んでいる状態で、ジョーは迷います。
一方、ジョーの職場の同僚・ルイスは同性の恋人・プライアーからエイズであることを告白され、ショックのあまり姿を消してしまいます。
その後出会ったルイスとジョーは、親しくなっていくのです。
そしてジョーから同性愛者であると告白された母・ハンナは慌ててジョーの元を訪れるのでした・・・

*************************************************
ほぼ主役はプライアー役・ジャスティン・カークの気がします。

ジョー・ピット役はパトリック・ウィルソン。
映画は、｢オペラ座の怪人｣(2005)、｢パッセンジャーズ｣(2009)、｢死霊館｣(2013)、｢アクアマン｣(2019)の主演・出演など、役柄も様々です。

※　2018年、同作品、ブロードウェイ・ミュージカルの情報です

7時間以上に及ぶ異例の上演時間を二部構成。
第72回トニー賞（2018年）たくさんのノミネートがあり、
「演劇主演男優賞/アンドリュー・ガーフィールド(プライアー役)」が受賞。

いつもお立ち寄りありがとうございます
わりと前に見ましたが、場面ごとに印象が強いドラマでした
時間をとって、また観たいのですがですがですが・・・

「タクシードライバー」

1976年公開の映画の紹介です

監督は、マーティン・スコセッシ。
未だに名作と言われる、ヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演は、ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード、ジョディ・フォスター、ハーヴェイ・カイテル。

ニューヨーク。
タクシー事務所に勤務希望で訪れたトラビスは、理由を聞かれて「不眠症だから」と答えます。
トラビスのジョークは不平で返されてしまいますが、夜6時から朝6時までの夜勤として働くことが決まります。
そして夜タクシーを流すトラビスは、『夜で歩く奴らはみんな悪』と思いながら様々な客を目的地に届けるのです。
ある日、白いドレスのベッツィに目を奪われたトラビスは、ベッツィが努める選挙事務所の前でタクシーを止め、様子を窺うようになります。
数日してトラビスは直接選挙事務所の中に入り、ベッツィを直接デートに誘う事に成功します。
デートの際、何故誘ったか聞かれたトラビスは理由を言い、帰りがけベッツィが話していたレコードを買うのでした。
ある夜客が、後部座席に乗るなり、
「急いで、逃げて」
と言い、トラビスが見ると若く幼い女性でした。
ところが追ってきた男性に、女性は連れ出されてしまうのです・・・

**************************************************
この映画は、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しています。
アカデミー賞では、「作品賞」「作曲賞」「主演男優賞/ロバート・デ・ニーロ」「助演女優賞/ジョディ・フォスター(13歳)」のノミネートがあります。

ベッツィ役はシビル・シェパード。
｢ラスト・ショー｣(1972)が映画デビュー作品のようです。
｢ワン・モア・タイム｣(1989)、｢アリス｣(1991)、｢マイ・ファニー・レディ｣(2015)などの主演・出演、
テレビドラマ｢こちらブルームーン探偵社｣(1985-1989)が有名のようです。

※　マーティン・スコセッシ監督も出演しています。
リハーサルでは、ロバート・デ・ニーロのアドリブに対応出来なかったとか！

皆さま、お立ち寄りありがとうございます
様々の映画を楽しく鑑賞し、楽しみながら記事を作っています
にほんブログ村の青いところをポチっと押して頂けると、

とっても励みになります　(p*・∀・)p

「アンダー・ユア・ベッド」

2019年公開の日本映画の紹介です

監督は、安里麻里。
大石圭の小説が原作の、15R指定のスリラー映画です。
主演・出演は、高良健吾、西川可奈子、安部賢一、三宅亮輔。

『何時間ここにいるのか・・
頬は感覚が無くなっている・・』
ベッドの下の三井直人は、やがてベッドに男女が乗りきしみだすとスプリングに手をかざします・・
-------------------------------------------------
高校時代、卒業アルバムの集合写真に載らなかったことを誰にも気づかれないぐらい存在感のない直人は、大学のある日教師に指名されしどろもどろになります。
すると後ろの女生徒・佐々木千尋がノートを渡してくれました。
講義が終わり直人は千尋にお礼かたがた「お茶でも」と言ってみます。
千尋はOKし、喫茶店に入ると千尋は『マンドリン』を注文し直人も同じ物を頼みます。
会話が途切れ、千尋から趣味を聞かれた直人は「グッピーを飼っている」と話し、千尋が興味を持ったので分けてあげる約束をしました。
日にち正確に、直人は水槽を持って千尋のアパートへ向かいます。
------------------------------------------------
10年後。
『三井君』と名前を呼んでくれた爽やかで美しい千尋が忘れられず、直人は興信所に調べてもらい結婚して子供がいる千尋の家を訪ねます。
すると出てきた千尋はぼんやりとして感情が無く、当然直人にも気づかず素通りしたのです。
気になった直人は側に鑑賞魚店と住居を構え、時間がある限り千尋を監視するようになります。
10日ほどたったある日、千尋が夫からコップの水をかけられ殴り倒されるのを見て驚きます。
直人は翌日、妄想だったかもと思うのですが、夫を送り出した千尋の右目は真っ赤に腫れていたのです・・・

*****************************************************
注：かなり激しいDVシーンがあります。
慎重に鑑賞をご選択下さいね。

直人役は高良健吾（こうら けんご）。
俳優デビューは「ごくせん」第2シリーズのメインの他の生徒役、
｢ハリヨの夏｣(2006)が映画デビュー作品のようです。
｢横道世之介｣(2013)の主演で、ブルーリボン賞主演男優賞を受賞しています。
他、｢蛇にピアス｣(2008)、｢蟹工船｣(2009)、｢白夜行｣(2011)、｢おもいで写眞｣(今年1月)などの出演・主演、
｢あのこは貴族｣、｢くれなずめ｣の出演の公開が控えています。

お立ち寄りありがとうございます

DVシーン有りとは知らず・・　(( ；ﾟДﾟ)

「ブライダル・ウォーズ」

2009年製作、劇場未公開映画の紹介です

監督は、ゲイリー・ウィニック。
豪華キャストなのに劇場未公開がなぞな、コメディ映画です。
主演・出演は、ケイト・ハドソン、アン・ハサウェイ、ブライアン・グリーンバーグ、クリス・プラット、スティーヴ・ハウイー、キャンディス・バーゲン。

幼なじみのリヴとエマは、両母親と食事をしたプラザホテルで花嫁を見た時から将来結婚をその場ですることを夢見ていました。
そして、20年後。
相も変わらずその夢を追うリヴとエマは、どちらも恋人がいながら結婚はまだの状態でした。
ところがある日、リヴの部屋のタンスに隠してあった指輪らしき包装された箱を見つけ2人は歓喜します。
ダニエルに言われるまで待つようにエマは言いますが、リヴはその日のうちに間もなくプロポーズされることを友人に広めるのです。
ところが、その後エマはフレッチャーにプロポーズされ、焦ったリヴはダニエルの職場に駆け込むのでした。
晴れて結婚が決まったリヴとエマは有名なブライダル・プランナーと話し、6月にプラザホテルで予約を取り付けます。
ところが秘書の手違いで同じ日の同じ時間になってしまったから、大変です。
どちらも譲らず、リヴがカードを書き始めていることを知ったエマは、共通の友人全員に日日を載せて結婚すると報告してしまうのです。
その後2人はお互いのサロンに忍び込み、あの手この手で結婚を妨害しようとするのでした・・・

*************************************************************
リヴ役はケイト・ハドソン。
両親はゴールディ・ホーンとカート・ラッセル。
｢あの頃ペニー・レインと｣(2001)では、ゴールデングローブ賞・助演女優賞を受賞、アカデミー助演女優賞にノミネートがあります。
｢私だけのハッピー・エンディング｣(2011)、｢マザーズ・デイ｣(2017)、｢バーニング・オーシャン｣(2017)、｢マーシャル 法廷を変えた男｣(2017製作・劇場未公開)などの主演・出演があります。

お立ち寄りありがとうございます
大女優たち、妨害も豪華！！