あなたの想いを描く吉田肖像美術”四方山話”

肖像画家のたわごと・日常便り

”第62回全日肖展”搬入審査日でした。昨日の興奮冷めやらず・・・

2015年06月22日 | 肖像画

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歴史ある肖像画展”全日肖展”にて「内閣総理大臣賞」「文部科学大臣賞」受賞!  

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”第62回全日肖展”出品作品の審査が東京都美術館で実施。

白日会会長中山忠彦氏を客員審査員にお迎えし、国会四大賞の選考が厳粛に執り行われました。

”第62回全日肖展”は6月29日~7月5日まで東京都美術館で開催されます。是非ご高覧下さい!

 

小作品部門(肖像画研究会に参加されている作家さん作品の一部です。)

 

 

 

 

 

肖像画研究会参加作家さんの審査結果はHさんの”新人賞”Kさんの”ホルべイン賞”小作品部門”銅賞”Sさんの”功労賞”。それぞれ賞に相応しい作品です。おめでとうございます!

審査結果においては悲喜こもごもです。今回受賞した方はさらに上位賞を目指し精進して頂きたいと思います。惜しくも受賞を逃した方は気落ちせず作品内容を見直す絶好の機会と捉え次回展に向けて頑張ってほしいと思います。

肖像画の祭典と謳っており、肖像画家の登竜門である全日肖展です。一時期人物画的傾向が色濃くなり大変心配しましたが、最近では肖像画の意味する原点を見直す良い傾向の表れを感じます。私なりの十余年関わった経験や今の時代背景から言えば、当然異論もあると思いますがリアル(写実)さを追求した作品から、順番に上位賞と言われる権威ある賞に到達するように思います(ホキ美術館の存在も大きいと思います)。リアルさの表現には集中した観察力が求められます。勿論それに伴う時間の配分も重要ですね。観る人の関心をそそる、老若男女誰でもわかり理解できるリアルさ。リアルさといった表現には冷たい部分も感じるかもしれませんが、温かみのある気品や気高さを伴うリアルさの表現もあります。人の心に響く、共感する感情の”人生劇場あるある”表現といった事でもあるようです。この表情が沸き起こるシュチュエ―ションって自分にもあったかのような共感を覚える物語性のある作品表現が、高評価を得ているようです。このことを踏まえ更に的を絞った指導を心掛けていきたいと考えています。いま一歩といったレベルにある肖像画研究会参加作家の作品群、肖像画家の礎を築き上げて、順番に抜け出していってほしいと思っています。微力ながら全力でサポートしていきたいと思います。

昨日の興奮冷めやらずといった感じで朝を迎えました。徐々にいろいろなものが私なりに見えてくることでしょう。指導方針も明確になってきました。全てフイードバックした吉田肖像画塾(肖像画研究会)にしていきたいと考えます。

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