2013.09.07 (土)
奈良県天川村、洞川エコミュージアムセンター自然観察会
始まりの一滴・水滝めぐりシリーズ
あの双門前衛「双門一の滝」まで
天川村にはなかなかお目にかかれない名滝が
=双門の滝前衛「一の滝」へ
ただし難コース。=足だけで歩くだけでなく、よじ登る「手」
も必要な登山道です。
これは当日の朝に受付参加費と引き換えに頂いたコース表(地図付き)の表書き
前日(9/6)に電話で
「明日(9/7)、双門一の滝コース催行しますがかなりの増水です。
おタケさんは1.2m程の石飛が出来ますか?」
と確認されて返事に困った
でも、来ちゃいました~~;
なんせ、このコース一昨年から企画されているのだが台風の為に二年続きで実施されていない
今年も直前まで天気がぐずつきまたもお流れか~
と諦めかけていたところに、実施しますの朗報だもの
天川村の役場に9:10頃に着くと既に参加者の皆さんは勢ぞろい
玄関前で点呼と注意事項
本日の講師、登山家のH氏の紹介(ご本人曰く、登山愛好家)
参加者各々の自己紹介
へ?ありゃ~皆さん男性ばっかりーー;
小学5年生のお子さんも男子
中には自転車で世界一周を二回もなさったという方も参加されてる@@
しかし、ここまで来たら引っこみつかず
「なるべく迷惑をおかけしないように、無理と思ったらストップしますのでよろしくお願いします」
などと大胆な発言をして男性ばかり10数名の中に加えて貰うことになった
役場の車、2台であの素晴らしい渓谷を眺めながら309号線を登山口まで移動
いろんな方の記事で目にした看板
10:00
林道の分岐で軽くストレッチして歩き始めます
もちろん、双門ルート
少し下ると広い八丁河原(白川八丁)
ゴロゴロゴーロゴロの水無川を上って行きます
時に苔むした林を抜けたり
だんだん上流へ向かうに連れゴロゴロ石が大きくなってきました
伏流水となっていた川も流れが出てきました
昨日の下見段階よりは水嵩が減っているそうです
10:35 ガマ滝に着きました
想像していた水量程ではありません
少し休憩してこの先の危険度の再注意を受けます
いきなりハシゴが落ちてますよ!!
橋は木製も鉄製もヌルヌルして滑ります
いつになくへっぴり腰で柵に掴まりながら歩くワタシの姿は滑稽なんでしょう
たまに奈良交通吉野バスハイクで一緒になるお方から
「どうしたん?いつものワタシじゃないよ~」と笑われます
「いや~、今日はマジ、いつものワタシにはなれないっす」と慎重に進みます
何だかいやらしい岩盤トラバース
しかも水が染み出て苔が滑る~~
鎖と足置きの鉄杭が設置されてるけれど足の置き場に四苦八苦
講師のHさんにしっかり手を引いてもらって足の置き場、鎖の持ち方指示受けなんとか通過
小学生の男子も怖がらず上手くサポートを受けて身軽に通過
お若い方は難なく
ご高齢の方もサポートを快く受けて通過
川から離れ山へとジグザグな登りになって少し気持ちに余裕が出てきた
キノコに目が止るくらいね(^^;
また河原に降りてきた
今度は対岸へと渡渉だけど
この石を飛ぶのは飛んだ先の石の上でのバランスが崩れそうだ
ワタシ靴脱いでココ渡りま~す
奈交バスハイク友さんと二人、チョイト足の裏が 痛いけど直ぐに冷たい水に
「気持ちいい~~」と2mくらいの幅を膝下まで濡らしながら渡る
役場の方は長靴だからどうってことなくジャブジャブ
あら、他の方たちは渡らずにもっと上流へと行っちゃった
二手に分かれてしまったので先で待つことにしました
結局、ワタシ達が待っているところへさっきより大きな石飛をして渡ってこられました
前方木立の向こうに二つに切れて聳える断崖が見え隠れしています
こんなとこ道はあってないようなものだ
ガイドしてもらわないととても来れはしないね~
見上げても登れそうなところもないし
根っこは石と化した木が長年立ち続けてきたんですね~
またまた今度はこの石を飛ぶしかありません
「ボクが行ったのだからワタシもガンバルわ~~、イキマ~ス」
とサポートを受けて飛びます
もう直ぐ滝ですよ、と励まされて登って行くと吊り橋に出ました
足元の流れも豊富です
右が今登ってきた下流方向
吊り橋の真ん中でハッキリと一の滝が見えました
橋を渡り滝前の一枚岩の上によじ登ります
上段が二の滝だそうです
少し後続が遅れたようですが先にお昼にします 12:30
飛沫が霧雨のように降りかかりじっとしていると寒くなってきます
お一人、ご高齢の方が役場の方にリュックを持ってもらい遅れて到着です
もう二度と来れないと思います
記念写真を撮ってもらいます(^^;
この後で役場の記念撮影で全員集合
暫く遊んだら空をなだめながら帰ることにします
ホツツジだったかな?小さな花がひっそりと見送ってくれました
今一度、感動の一の滝と二の滝を見やり
ありがとう!!
同じルートで帰りますが登って来る時必死だったせいか別なルートを帰っているような錯覚に陥ります
以前からあった不審な赤いザックも役場の方が回収して持ち帰ります
中身は空っぽで敗れています
水の色は薄いブルー
渡渉場所を確認に降りて見ますがムリ
適当なところで対岸へ渡って戻ってくると
ここは本来のルートの渡渉場所
向う岸に道標が立っています
ワタシ達が行きで靴を脱いで渡った場所
来るときもこの橋はくぐってきました
渡ればそのまま川に橋ごと落ちるでしょう
疲れた足は大きく足をあげるのが辛くなってきました
往路で難儀した岩場のトラバース
行きはよいよい帰りは怖い~~
はい鎖をしっかり持って背中を丸めず腰を伸ばして足裏全体を岩に踏ん張って~~
なかなか上手く行かない
見栄も外聞もかなぐり捨てて一心不乱で足の置き場に集中
何とかクリア
しかし、よくぞ行で通過できたもんだ
講師のH氏や役場の方のサポートあってこそでした
ガマ滝までどうにかこうにか戻ってきて休憩 14:35
自然観察会ですから
世界でもここが南限と言われる「「キリクチ」」を観察します
そ~~~っと水辺に近づきよ~~~く見ると
水が伏流水になるところの淵に沢山泳いでいます
ガマちゃんも二匹遊びに出てきてくれました
白川八丁へ出て皆一様にホッとした表情になりカナビキ尾根分岐口へと帰り着きました15:15
皆さんお疲れ様でした
ボク、凄いね~~全く動じず往復したもんね~~、立派だわ~
16:05 役場に戻り解散
無料温泉券もらったけど早いバスに間に合いそうだからそのまま帰ることにした
が、バスハイクでお知り合いになったもう一方のKさんが一緒だったので下市口まで
車で送ってっもらったのだった
Kさんお世話様でした~
そして、イベントを開催されとても親切で安全なガイドをしていただいた天川村の皆々様
ありがとうございました