あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

梅雨時季に歩き遍路へ (伊予小松~新居浜)

2012-07-10 04:11:01 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
2012.06.29(金)
 
いよいよ今回の区切り打ちの最終日
 
6:00 朝食を頂き6:30 出発
同宿の男性は其々、電車と歩きで出発された
遅れてワタシも歩きの男性の後を追うが途中で見失う
 
あの山の向こうに石鎚山かな?
とず~っと右ばかり見ながら歩いてる先に男性を発見
やはり同年代だが早い
 
しかし今日は暑くなりそうだなぁ~
と思っている間にまた見失う
 
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あら!なんだかず~~っと国道を歩いてると地図に目をやれば旧道に入るところをまたも見失っていた
 
ま、どこかで右に入れば並行してる道だからと楢之木のバス停を確認して軌道修正
 
やっぱり国道より歩きやすい、住宅街だけれどすれ違う車がないので安心だし静かだ
 
大きな鳥居が見えて石鎚神社
通りから拍手一礼して過ぎる
 
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山裾に道が向かうと64番前神寺に到着 7:10
 
山門は直ぐに霊園の敷地になっていてなんだか威厳がないなぁ~
 
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小さな太鼓橋を渡り手水して先ず目にするのが大師堂
 
先に本堂へお参りに向かいます
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本堂は流石に石鎚山を背景にして堂々としています
 
 
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歩きの男性が丁度お参りを済ませたところでした
声をかける間もなく先に行かれました
 
納経所で御朱印を戴いて
丁度、納め札がなくなったので白色を一束購入
この先、今日は参拝寺がないのでリュックに全て詰め込んで暫し休憩
 
九州訛りのお坊さんに
気をつけてお参りを~
と送られ歩き出す
 
次の休憩予定は4キロ余り先の杖丈公園だな 7:50
 
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日が射して暑くなりだした
 
もう誰も前を歩いてないや
 
ふぅ~、今日はもうず~~~っとアスファルト道だなぁ~
 
加茂川にかかる歩行者専用の橋
 
ところどころに「バチは大切に」と書かれた缶が備えてある
何か仕掛けがあってバチでたたいたら音楽が奏でられるのだろうか?
 
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石鎚山を源流にして流れ下る加茂川を右に見ながら杖丈公園にやってきた 8:35
地元では桜の名所として知られているようだ
お山は雲がかかってる
 
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桜の葉が繁り今の季節は別段見るべきところもないようだしスルー
 
途中で道が消えたかに見えストレッチ中の若いお姉さん二人に遍路道を尋ねるが要を得ない
少し歩いて茂みのようなところに遍路道標示の立て札を発見
遍路道保存協会さん、ありがとうございます
ここという時の一番の頼りです
 
ほんの少しの地道の遍路道を抜けると田んぼ道を歩きます
遍路道を歩いているので国道沿いのコンビニへは回り道になります
我慢、我慢、しかし~暑い!
持っていたペットボトル2本はもう既に空っぽ
田んぼ道には自販機一つありません
 
歩くこと1時間、やっとありました
 
 
 
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シャキーンと冷えた伊予缶ジュースを買って飲み干し
もう一本冷え冷えのビタミンウオーターを買い
おでこやら首やら冷やしながら手に持って歩きます
 
直ぐに温くなってリュックの脇ポケットにしまいます
 
遍路道が国道に合流してもう少しでコンビニというところで足が休めと言い出し
道路脇で暫く休憩
恥も外聞もありません
靴下を脱いで歩道の段差に腰を降ろします
行動食を口にして水分補給
10分休みましたので先へ行くとしましょう
 
やっとコンビニに到着
先ずは綺麗なトイレをお借りします
汗でビショビショですのでタオルを濡らして体を拭きます
外でドンドンと戸を叩いています
使用中の鍵がかかっているのにしつこいです
手早く身づくろいして出て店内でクーリッシュの凍ったのを2本購入
店を出ると
昨日の横峰寺からの下山途中で追い越し吉祥寺の前で会った若者も店内から出てきました
笑顔で会釈して先に行きました
 
昨日の下りの時とは別人のような速さでずんずん歩いて行ってしまいました
 
また一人でテクテクと歩きます
 
西条市から新居浜市へと入り国道から旧街道へと遍路道を行きます
 
もう疲れた~~と時間を見ると 10:55
萩生というところに来て素敵なお休みどころを見つけました
 
 
 
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ご好意で自宅の隣にお接待所を設けてくださっていました
少しゆっくり休憩させて頂きましょう
飾られた写真やノートを見て過ごします
 
あの、元首相の写真もありました
 
 
 
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汗が引くまでのんびり休ませて頂き
お礼のメッセージを認めてまた歩きましょう
 
時間は11:10
もう少し歩いて区切りのところで今回の遍路歩きは打ち止めにしましょう
 
宿を出て5時間余り 22キロほどの地点で終了!!
 
国道に出て適当なところでとてくてく新居浜市内へと向かいます
11:30
東城の交差点で日よけのあるバス停を見つけ座り込みます
 
別子銅山跡のマイントピア行きのバス停でした
 
3年前に観光で行きました、懐かしいなぁなんて言いながら一息ついて
 
従姉さんに電話を入れます
 
そうです
今日は1月に亡くなった伯母さんの仏前にお参りすることにしました
 
暫く待って従姉さんのご主人の運転の車が迎えにきました
 
お昼時ですので先ずはこの世に生きているもののお腹を満たしてからということで
お昼を皆で済ませて従姉さんの自宅へと向かいます
 
生前の伯母さんらしい遺影が飾られていました
 
笑顔一杯のお気に入りの帽子を被り右手を挙げた姿は
それではお先に~
と言ってるようでした
 
母が元気なうちに一度会わせておきたかったが叶わなかったことだけが悔やまれました
 
従姉さん宅で夕食をご馳走になり
西条にある「ひうちの湯」でさっぱりとしてJR新居浜駅まで送ってもらったのは23:00
 
今回もいろんな厚情にほろりとしたいい思い出の歩きとなりました
 
四国のありがたさを胸にぐっすりと夜行バスでの帰阪となりました
 
 
 
さて、、、、、、、、、梅雨があければ日照りの中の歩き、、、、、、どう致しましょう
 
 

梅雨時季に歩き遍路へ (西条市丹原~60番横峰寺~伊予小松)

2012-07-07 04:12:04 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
2012.06.28(木)
 
夜中から明け方まで雨音がきつく目覚めて外を眺めてしまいました
 
でも朝方には上がりました、相変わらず雲は厚いのでいつ降っても仕方ありません
 
6:00
朝食が出来たと女将さんからのお声
身支度を整えて階下へ降りて頂きます
 
あっさり和食の御飯をお代わりして今日の山登りに備えます
 
不要な荷物を袋に詰め込んでご好意に甘えることにします
 
今夜は男女お二人泊まられるようです
 
 6:30
メモに書いてくださった近道の地図を戴いて一宿二飯のお礼と
心温まるお接待に重ねてお礼申し上げ宿を後にします
 
宿を出て3キロ
石鎚橋を渡ります
 
 
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唯一のコンビニを目指しますが交差点を直進するコースから少し外れています
昨日の白アンパンが一つと行動食が4食分くらいありますので立ち寄らずに進みます
 
さてここから妙谷川の流れに沿って緩々と車道を登って行きましょう
ここの川床を見て川底や岩が見える状態なら山越えが可能とのこと
流れは速いですが水は濁っていないようですので進みます
 
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松山自動車道の下を前方から登校中の小学生が一列で
「おはようございます」と元気に挨拶して行きます
 
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川は左右になりながらだんだん渓谷美を醸し出してきます
 
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少し雨がきつくなってきたので傘を差して歩きます
 
一つ目の遍路小屋が見えてきて中にリュックが見えます
野宿の人がまだ休んでいて起こすといけないので寄らずに行きましょう 
斜度が上がり道はくねくねと登りになりました
喫茶てんとうむし
この先にはお店など無いでしょうから恰好の休憩ポイントと喜んだのも束の間
休業のようです 
 
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この先に人家はないだろうと思いながら歩いていると湯浪(ゆうなみ)の集落を通過
この辺りで標高180m
徐々に登って遍路小屋とトイレのあるところにやってきました 8:35 
宿から10キロ余り歩いてきましたね、標高は300mほどの地点
先客が男性2名雨宿り
先ずは「おはようございます」と挨拶してリュックを降ろしトイレをお借りします
小屋に戻って少し男性方と話します
お二人ともとても身軽で少し年配の方は全くの空身です
90回くらいは八十八ヶ所を回ったと仰り四国では有名人だそうな
足元を見るとゴムのスリッパ(俗に言うトイレのスリッパ)
雨の日はこれでないと出水で沢道になっているからだと
もう一人の男性はまだ年若く茨城県から通しで歩いているとのことだが
かれこれ四国に来て2ヶ月になろうとしているとのこと
二人とも空身で横峰さん参拝して打ち戻ってくるので下の遍路小屋にリュックは置いてきたようだ
ワタシが見たリュックの持ち主さんたちだった
ワタシにも雨の日は下りが大変だからここにデポして一緒に行き戻れば後は楽だよと勧めてくれる
が、とにかく打戻りがあまり気に入らないワタシはリュックを背負ったまま行くことにする
 
リュックを背負って傘を差して支度すると手袋が見当たらない
しまった!トイレに落としてきたか、仕方ない予備は不要な荷物の中で手元にないので諦める
 
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超ベテランとお若い二人の男性の後に続いて、いよいよ山登りが始まる
 
車道から滝のように流れ落ちる水場の横の階段を山中へと登って行く 8:45
 
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最初の階段にとりつき写真を撮っている間に二人の姿は霧の中に見えなくなった
 
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山道は水が流れ直ぐに靴が濡れた
 
やがて沢道になりなんとか石を飛び簡易橋を5つも越えて登って行く
傘は畳んで時折杖の代わりに使う、折りたたみだから強い力は加えられない
 
遅れて登るワタシを気遣って危険な場所で二人が安全を確認しては先に行く
 
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ようやく危険な沢道を過ぎると今度は階段の登りが待っていた
 
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標高が上がって涼しいのだがやはり汗が出る
あと0.9キロ
ますます霧が深くなる
 
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ベンチもあり晴れた日なら休憩も出来ようが濡れていては腰を降ろせない
立ち休憩して補水しながら要所要所で二人が待ってくれる
ありがたい
 
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もうそこやで~の声で上を見上げると山門が見えた
なんとかお二人のお蔭で無事に到着のようだ
 
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霧に煙って仁王様のお姿もハッキリしないが
9:50 60番横峰寺さんに到着です 、標高は745m 
バスや車の遍路さんは潜らない山門です
 
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納経所が先にありますが先ずは本堂へお参り
 
本堂は改修中のようで足場が組まれていました
 
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大師堂への境内に紫の濃い花が咲いてます
もしかしてイヨスミレかしら?
 
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納経所に行く途中でベテランの有名人さんが帽子を拾って持ってきてくれました
リュックを下ろして帽子を脱いで手袋をリュックの間に発見して喜んで
今度はリュックを担いだ時にすっかり帽子のことが頭から消えてしまったようです
何度、帽子を忘れることやら
先が思いやられます
 
奥の院星ガ森はこの天候では見晴らしもないので止めておきましょう
ベテランさんも行っても何も見えないからあきらめたと
 
さてお参りが済めば下山です
ベテランさんたちは来た道を戻って行かれます
ワタシは61番香園寺の奥之院白滝の道を下ることにします
ベテランさんが標高100mを一気に下る危険な場所があるからくれぐれも気をつけて
ゆっくりとジグザグと下るようにと注意点をいくつか教えていただき
お礼を申して別れる  10:20
 
バスや車遍路さんが来られる駐車場の方へ道を下り車道と別れ遍路道へと入る
 
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やはり誰も歩いていません
登ってきた道だって3人しかいませんでしたものね
 
山道から車道へと出て
あれ~車道歩きなんだ
と思っていたら山中へ分け入る階段がありました
 
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山道に入ってだんだんと下りがきつくなってきました
 
誰もいないと思って下っていたら一人の青年に追いつきました
とても身軽な恰好で納経用の頭陀袋一つです
 
「こんにちはどこまで行くの?」と訊ねると音楽を聴いていたのか
ビックリした様子で
「通して歩いています」
との返事
「そうなの、気をつけてね」
と言い残して先に下ります
 
下れどもなかなか距離が縮まりません
 
やっと少し平道になってベンチがありました
 
 
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未だ標高460mぐらいあるようです
止まらずに進みましょう
迷わずに奥之院コースをとります
 
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一旦道がまた登りになってここにきての登りは堪えるよ~
と悲鳴を上げそうになりながら登りつき下ります
 
東屋のある休憩所
綺麗な花が咲いてるのだけ立ち止まって写し進みます
 
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トラノオだったかな?
 
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かなり急な下り坂に差し掛かり靴紐を締めなおします
ジグザグに急な下りが続きます
一気にくだっているようです
足が疲れてきました
まだ緩やかにならないのかなと思ってるうちになんとか車道に飛び出ました
 
こちら側から登って行く人の為に杖が沢山用意してありますよ
 
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車道に出て直ぐ奥之院白滝に到着 12:10
せっかくですから不動様方にご挨拶してきましょう
 
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ここで上品なご婦人に声をかけて頂き
歩いて回ることへの労いの言葉をいただく
 
あのように上品に年齢が重ねられることを少し羨ましく思いつつも
逞しい体に生んで育ててくれた母に感謝する
 
さぁあと2キロ
 
おや?道が二手に分かれてます
右に登れと左脳からの指令のようです
 
 
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また松山自動車道の下を潜って脇道を登ります
今日もこんなところでお昼はゴメンだ
と言いながら下ると集落があり田んぼが広がってきました
 
田んぼ道をテクテク歩いて突然バスが駐車している広い場所に出ると左手にもうそこは
 
61番香園寺さんでした
 
 
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こちらの寺院は大聖堂として近代的な建物となっていました
本堂も大師堂もこの中に納まっています
特に2階の正面中央に護摩壇があり巨大な大日如来様が金色に輝いて鎮座されていました
子安大師として<女人成仏、安産、子育て、身代わり>の四請願と秘宝を寺に伝えられているそうです
 
御朱印と御影と子安弘法大師様の御影も別に下さいました
 
ここでまた奥之院でお会いしたご婦人と一緒になりました
ご自分で車を運転しながら道中でワタシを見かけたら載せてあげようと思われたらしい
いえいえ、自分の足で歩いてこその今回の八十八ヶ所巡拝ですので
と話して道中の無事を祈っていただく
 
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すっかり天気は良くなって青空ものぞくようになりました
あの山を巻きながら下ってきたのかなぁ
 
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僅か1.3キロのところに
62番宝寿寺はありました
 
こちらも安産の観音札所としての信仰を集めてきたようです
 
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ここまで急ぎお参りを済ませたらお腹が猛烈に空いてとうとう道端の木陰の石段に座って
白アンパンを貪りますがとても満たされません 14:15
 
今夜のお宿に電話を入れてランチが出来るお店をお聞きして直行します
 
教えてもらった小松駅前の洋食屋さんで
昔ながらのオムライス、サラダセットを頂き
氷水を立て続けに三杯飲んでやっと落ち着きました
 
さてあと1.4キロ歩いて
今日はここで最終の巡拝としましょう
 
63番吉祥寺
山門には可愛い象さんが迎えてくれました
 
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四国霊場の中で唯一、毘沙聞天様を本尊としています
 
境内にあるお迎え大師像とくぐり吉祥天女像
この横に成就石と呼ばれる穴の空いた石があり本堂前から目を閉じ願い事を唱えながら石まで進み
金剛杖を穴に通すことができれば願いが叶うといわれてるそうな
 
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ゆっくりとお参りの筈が団体さんに出くわして落ち着かず
 
結局、団体さんはまとめて御朱印したらさっさと引き上げて行かれたので
 
一人になって納経所に赴くとバナナと最中のお接待を受けた
 
今はお腹も満腹ですので明日のおやつにありがたく頂戴しておきましょう
 
珍しいものを騒がしかったけれど団体さんに教えてもらった
 
蝋梅の実
 
初めて見ましたよ
 
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時間も15:35
そろそろお宿に向かいましょう
国道で奥之院への下りで追い越した青年と出会った
リュックを背負っていた
 
宿に預けていたのだろう
これからどこまでと聞くと西条駅までとの返答
若いから頑張るね~
気をつけて
と見送る
 
16:00 少し早いけれど
こんにちは~、お願いしますと玄関を入る
 
お接待で運んでいただいた不要な荷物がちゃんと届いていた
 
またまた2階の和室に通されて直ぐにお風呂の準備が出来たので今日の汗を流す
 
夕食まで時間があるので明日通過する新居浜の伯母の様子を電話で確認する
 
2年前に施設へ見舞ったきり足が遠のいていた
従姉さんが直ぐ携帯に出て近況を暫く話した後
伯母さんは今年の1月に眠るように95歳の生涯を閉じたと話した
 
従姉さんも70歳をとうに越えて自分の膝の手術で長く入院したり
旦那さんの親戚の不幸ごとが重なったりして伯母さんの実家である鹿児島には知らせないで過ぎたようだ
 
致し方ない、皆それぞれに年老いていろいろな事情が出来る
 
そういうことなら、明日の予定の歩きを半分の新居浜で終えて
伯母の霊前にお線香のひとつでも上げてこよう
 
従姉さんの旦那さんもも快く引き受けてくださり途中まで迎えに来てくれることになった
 
電話を切って直ぐ伯母の実家である鹿児島の叔父(伯母の弟)の息子(従弟)にメールした
 
手紙を書いて送るとのことだった
 
 夕食に呼ばれ階下へおりると男性二人が席について話が盛り上がっていた
 
一人鍋にしては多すぎる豚シャブ鍋
腹八分目どころか欲張りは十二分に食べてちょっぴり後悔
 
 
今日は一日、雨に濡れた沢を渡り山を登り参拝し山を下り街中の寺院を巡拝し
ちょっとくたびれモード
 
明日も早いので20:00には就寝
 
 
今日の山越えはこんな感じでした
59番国分寺から15キロくらいの丹原から歩き始めて63番吉祥寺さんまで
お宿は3キロほどもどったのでおよそ28キロ
実際はもっと歩いたように思えた
アップダウンはきつかったけど山道が多かったので楽しめました
 
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梅雨時期に歩き遍路へ (今治~西条市丹原)

2012-07-06 23:36:42 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
2012.06.27(水)
 
6:20 駅前のビジネスホテルを出発
駅中コンビニで今日の昼食と飲料を買っていると僧衣を纏い立派な錫杖を持った方に出会う
少し話をする
どうやら五巡目らしい
昨日56番さんは打ち終わったので今朝はタクシーで門前まで行き歩き始めるとのこと
それではまたどこかでご一緒しましょうと言い一足先に駅を通り抜けて歩き出す 6:30
 
街中を殆ど直線コースで歩き郊外へと差し掛かる
山門を見過ごして右手の田んぼの向こうに寺院の屋根を見つけ戻る
 
56番泰山寺に到着
 
7:00前、まだ誰もお参りされた様子はない
地元の方がウオーキングの途中に一人お参りに来られた
 
本堂と太子堂に勤行して今日の一日の歩きの無事を願う
 
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こちらには「大師不忘松」と刻まれた石碑と三代目となる若木がある
 
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なんだか今にも泣きそうな空だがどうやら傘は要らないようだ
老人施設の敷地内に立派な遍路休憩所が設けてあるので覗いて通り過ぎる
 
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こんなに同じところに沢山の案内道標があるのは道迷いが多かったのだろうか
 
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橋を渡り田んぼ道や畦道を歩く
後にも先にも歩き遍路は見当たらない
 
40分も歩くと
57番栄福寺
八幡山の小高い山の中腹の森の中に佇んでいる
 
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木の香のするまだ新しい納経所で御朱印頂戴して次へと向かう
4キロ1時間とみなす
遍路道を登りきった犬塚池の畔の笹の道は
朝までの雨で腰までずぶぬれになった
 
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下って車道へ出るとヘアピンカーブの登り道
 
ショートカットの急坂の遍路道を行く
 
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高台まで登る頃、今朝、今治駅で挨拶した僧衣の男性に追いつく 
「やっと一緒になりましたね~」と言葉をかけて先に行く
今治の市街地が良く見え、しまなみの橋も見える
 
 
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59番国分寺への分岐にやってくる
先ずは58番さんにお参りしてからここへ戻って下って行くことになる
 
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58番仙遊寺の山門に到着
作札山の山頂近く標高255m程だが山門からの登りは急だ
車でお参りの人は下車してこの山門を潜るだけで旧遍路道は通らない
 
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参道を登り始めると程なく「お加持の井戸」がある
蓋を開けて覗いたら昨日からの雨で満水になっていた
 
 
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コンクリートと苔むした石段は濡れて滑りそうだ
手摺に頼りながら一歩一歩進む
ジグザグと急な参道を登って最後に急な階段が待ち受けていた
 
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上りきってお大師様の大きな像が迎えてくれ大師堂の奥に本堂
 
9:00を過ぎたので団体さんのお参りも多くなってきた
嘗ては自分もこの方たちと同じように歩き遍路のツアーで歩いていたことを思い出す
 
 
 
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ご住職が本堂で御朱印を認めてくださる
暫くして先ほど追い抜いた僧衣の男性が見えた
男性はどうやらこの住職さんに公認先達の申請をされるようだ
 
ここの宿坊は天然温泉と精進料理が楽しめるそうだがまだこの時間 9:25
残念だが先へと歩を進めることにしてトイレをお借りする
 
参道を滑らないように注意して山門へと下り国分寺への分岐から更に遍路道を下る
 
途中の峠坂の看板に更に気を引き締めて下る
 
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ヤマモモの実を踏み潰しながら下る
下る道の先はまだ今治市
小さな島も見える
 
 
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あら!ここを右に行けば三大文殊様?
守り本尊様だから立ち寄ってみたいですがここは本道を下りましょう
 
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やっと里の竹林の道へと降りてきました
雨後のキノコが沢山出てます
 
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舗装道路に突き当たりました
さて、右か左か?
そうね、左ですね
国分寺5.6キロとあります
ここからは平地ですので1時間半もあれば到着でしょう 
 
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田んぼ仕事の男性が
「一人で歩きよるん?えらいね~、国分寺さんは判るかね」と声をかけてくれ詳しく道を教えてくれる
笑顔で丁寧にお礼を申し上げて先へと進む
 
あと4キロ 50分で行けるかな? 10:05
 
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男性に教えてもらったポイントに注意しながら県道に出て車の往来に注意しながら歩く
国分寺橋への道がちょっと複雑で不安そうな顔をしていたのか
通りがかりのおばぁちゃんが「橋を渡ったらもうちょっとだよ、気いつけてな」と声をかけてくれる
 
急に元気付いたがなかなか着かない
地図より新しい道路が出来て案内板が少なくなってしまったようだ
 
やっとお寺の屋根が左前方に見えてバス停も国分寺前になってやれやれ到着です 10:50
 
59番国分寺
山門はなく駐車場を過ぎて左に広い参道があり数段の階段を登って本堂です
 
本堂への入り口の右手に吉野朝忠臣従三位・・・・の石標が
四国は平家の縁の人が多く源氏の名を目にするのは珍しいですね
 
 
 
 
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国分寺だけあって本堂も大師堂も堂々としています
 
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ご本尊様は薬師瑠璃光如来様
入り口の右手には「薬師のつぼ」があり真言
 
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
 
を唱えながら病気平癒を願う場所を撫でるとご利益あるそうです
 
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バイクで巡礼中の青年と会い軽く会釈する
暫くして戻ってきたのでどうしたのだろうかと見ると金剛杖を忘れていたようだ
 
参拝を済ませて今日の予定のお参りは終了
ここからは今夜の宿に向けてのんびり歩きです
 
明日の山場の60番横峰寺まで30キロ
今夜はしっかり休んでおかねばなりません
 
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とはいうものの宿まであと16キロ
国道歩きはとても辛い
おまけに予讃線が並行しており駅名が近くなると誘われそうになる
今治湯ノ浦まで行けば喫茶店がありそうなのでお昼はそこでと頑張って歩きます
地図と店の場所とが若干違うようで喫茶店より手前で旧道の遍路道に入りました
今治小松自動車道に沿った道は山中を抜けているので人家どころか建物の一つもありません
小さなアップダウンを繰り返しながら高速道の脇道をとぼとぼ歩きます
12:20 小高いところから今治湾の小島が見える峠でガードレールにもたれて休憩です
立ったまま靴も靴下も脱いでおにぎりを食べ15分も休んだらまた出発です
一台の車が通り運転手さんが訝しげに見ながら徐行運転して行きました
そうそう都合よく遍路小屋やお休みどころがある訳ではありませんので仕方ないことです
 
 
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ちょっと休足して大分また足が軽くなりました
 
栴檀寺さん、(地元の方は世田薬師さんと呼んでお参りが絶えないといわれる)
 
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山門への分岐を県道と分かれて下り田園地帯を歩く
途中、臼井御来迎のお堂で一休み 13:20
ここには野宿の人が宿泊できるように立派なお休みどころがある
 
 
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10人位なら寝るには充分な板張りのスペース
 
 
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陽は照っていないけれど咽喉はカラカラに乾き持っている水分が底を尽きそうだ
 
さてもう少し頑張りましょうぞ
 
お宿めざして 
 
あと7キロ 2時間あれば着くでしょう 13:30
 
世田薬師さんの手前で西条市に入っていたようです
明日の横峰寺さんへの途中のお宿が歩く距離の設定を分けます
なんとしても今日のお宿でないとコースを見直さないとなりません
必死で歩きます
14:50 なんとかお宿に到着です
昨日、宿の女将さんから携帯に確認の電話をもらいました
この時季に本当に泊まるのか、来月の予約だったのかと少し不安になったようです
「今治のホテルにいます、明日は遅くなっても必ず行きますのでよろしくお願いします」
と言うと
「何時でも構いませんのでお待ちしてます」とのご返事
ありがたいことです
 
 
 
 
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直ぐに2階の和室に通して頂き
早速お風呂を用意してくださったので大汗をゆっくり流す
今日はワタシ一人だけの宿泊だから自由に使ってくださいとのこと
 
お接待で洗濯もして頂く
 
お腹が減っているので夕食は17:30でと我がままの言い放題
にも拘らず笑顔で全て聞いて下さる
 
サンマの塩焼きと自家製野菜たっぷりの女将さんの真心のこもった夕食をたっぷり戴く
 
「明日は山登りだから次のお宿へ不要な荷物はお接待で運びますから身軽にして行ってください」
と夕食後に袋まで出していただく
 
助かります
 
それでは
「おやすみなさい」
 
明日のコースをもう一度確認して
 
20:00 消灯です
 
明朝も6:30出発です
 
雨が降りませんように******

白色露草(トキワツユクサ)

2012-07-05 02:23:27 | 日記
 
 
友人から届いた3枚の写真 (撮影場所は大阪北部)
 
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四国愛媛県の北条から菊間への峠で写したワタシの一枚
 
 
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友人には四国行きは知らせていないしブログの記事も読んでいない
 
奇しくも同じ花を偶然にも目にしたようだ
 
しかもワタシは花の名前も知る由も無かった
 
 
 
四国から帰って仕事に出ている
しかし判っていても溜息の出ることばかり
そんな中での些細な出来事が嬉しくなる
 
 
                             明日もガンバレル~~~♪