へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

批判集中

2010年09月17日 04時26分06秒 | Weblog
円高対策として日本政府による「単独での為替介入」が行われたのだが、このことに関して欧米諸国から批判が相次いでいる。
批判の内容は「日本は中国と同じで、自国の利益しか考えていない」と言うのだが、言う事は全くその通りと言わざるをえず、景気低迷に悩んでいるのは日本だけではないのである。
そもそも「円高、ドル・ユーロ安」となったのは「長引く欧米の景気低迷」が大きな要因となっており、欧米諸国にとっては「円高大歓迎」と言うのが正直な話で、日本政府が独断で為替に介入した事は「批判されても仕方ない」と言わざるを得ないだろう。
このように各国から批判が集中しては「独断で為替介入を続ける」などとても無理な話で、今更了解を取り付けることも難しく、無理に介入をし続ければ「いずれそのしっぺ返しを食う」のが関の山であろう。
「5%」を越す失業率が問題になってはいるが、欧米諸国では「10%以上」と言う高い失業率の国も珍しくなく、「それに比べれば日本は未だまし」と言ったところで、そのことも「円高」になる原因の一部になっている事を理解するべきだろう。
島国日本は、言わば「井の中の蛙」と同じで、大海(世界)の厳しさなど全く眼中になく、荒波をかぶってからあわてる事になるのがいつもの事なのである。
かつて「戦争には負けたが、外交で勝った」と言われ、吉田総理による「対米外交」で勝った事で日本の復興が成し遂げられたように、「外交」と言うものは非常に重要なことなのだが、今の日本に「外交努力」など何所を探しても見当たらないのではないだろうか。
私が思うに「今の日本に最も必要な事は、外交努力」ではないだろうか・・・・。
コメント
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