文法単位に語、文、文章を分析した学説は、学校文法の教科書にもその単位を載せるものがあった。教科書の国語文法は品詞論、構文論を文法のふたつの分野にしておおくは品詞論の説明をおこなって、構文論は文の成分、語の係り受け、文節の文における働き、文の種類などを挙げていた。構文論は文論としての範囲に文と文との関係を接続などで明らかにし文章を単位に説明する議論はなかった。国語文法の構文は言語におけるシンタクス . . . 本文を読む
文章論を文法論とするか、文学、文芸にかかわる評論をも含めての論とするか、その範囲はかたや文法の一言で済ませられるか、その主部範囲が広く文章そのものをジャンルを超えて応用するか、次に述べるのは文法の範囲に文章をとらえうるかどうかを説明する。
文章論を文法論に区別する考えが一般である。それは文法を文の単位にとらえる議論がその首尾にある。文章を文の単位にすること、文法の単位体にはできないとする文法単位 . . . 本文を読む
日本語文章論が対象とする文章は何か。文章形態は句読を区切る。その作業は言葉を連ねていく中で、句を切るということである。その区切りをつけてまとまった言葉が、今では文の集まりととらえられる。文章とするそのまとまりに文芸の作法を見れば文学作品とみえる。文章はかくして文学による作品のジャンルを確かめることになる。文章の歴史にはその議論を見ることになる。散文と韻文とまず2つにすると、日本語文章の散文は物語 . . . 本文を読む
220601 日本語文章論
文章論概説、タイトルの角書き、2行小書して、国語教育のための、と見える。昭和53年9月の刊行、44年前になる、1978年。市川孝著、教育出版による。あらためて見ると、2000年6月、同出版社、新訂文章表現法 市川孝氏の著作である教科書があった。大学で教科を担当してこの表現法を長く利便に用いたことを思い出す。
読み手の段落意識と「文段」の構造 - 現代日本語研究 . . . 本文を読む
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博論
2007年08月05日08:13
しばらく読み込んだ
いわば2年がかりでつまびらかにする
その作業に沈潜して、それでレポートの課題を議論したことが思い出された
言葉の論理を立てるステップだ
論文は論を文にする、だから論文である
というと、説明にも何もならないが
言葉で表現する、文を書き連ねる作業だ
テーマをもとに材料を証明して文章とする
トピックとアンサ . . . 本文を読む
文法は専門用語と翻訳されたと、ひとまずは、説明をしてきたのであるが、実際にはその実をどう見るか、語を用いて文法と銘打ったのが、その後の議論で文法を統語と形態に分ける分野の見方は、大きな転換であった。文法は文典にあったのであり、口語文法の名称が教化に見えることになると、対比して文語文法もとらえられた。文典口語篇、文典文語編など、それが文法をもって呼ばれるようになった。 . . . 本文を読む
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山田孝雄の未刊稿﹃日本文体の変遷﹄. •. 執筆時期一九二七年頃執筆、一九三三年以降の書入も見られる. •. 第二冊末尾. ﹁昭和二年七月︵髙田︶. ﹂ ※髙田卓郎。一九二六年に日本大学に入学。山田の弟子。 •. 第八章﹁純仮名文の創始﹂. ↓﹁古今和歌集の仮名の序の論﹂. ︵一九三六年︶. ※東北帝国大学での文体史の講義内容? •. 第十一章欄外. ※﹁変体漢文﹂の語は橋本進吉︵一九三三年︶が初出。 ︱︱. •. 先行書との比較. 榊原芳野﹃文芸類纂. 巻. 三. ・. 四. ﹄ ︵一八七八年︶. •. 巻三⋮⋮総論、 . . . 本文を読む
ちょうど1年前に、日本語文法文章論を書いている。次に再録する
>2016-06-29 08:29:22 | 日本語文章
国語文法は読み書きの伝統を受け継いで書き言葉の作法、文法を追求してきた。
第2次大戦の戦後70年、読み書きは言語生活に捉えられ、国語教育は聞く話す読む書くの技能を柱として民主主義を標榜して進められて来た。
それは、表現と理解の領域をもって言語教育になってきている。
書き言葉 . . . 本文を読む
作文には、さくもん の訓みがある。さくもん を知るには、作文大体という書物による。漢詩文の作法書と説明する。作文を文にもとめて言えば、やはり漢詩文であった。その書を検索すると、国文学研究資料館のサイトで、http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0257-013701 ヒットするのは、本朝文鑑録である。また、本朝文鑑を近代デジタルライブラリーでヒットする。 . . . 本文を読む
文章は作文である。作文にあるのは事象の描写である。作者の描述に表現のあやがある。それを修辞技巧とした。その叙述に文章が再構築するものは出来事であったり、風景描写であったり、作者の思いであったりする。文章に意見があると言われ、主張を持つと言われ、文章そのもがひとを表しているという捉え方がある。作文に現れる森羅万象についての捉え方、ものの見方、考え方を示すと考えられるからである。その作文を漢字を用い、仮名文字をまぜ、いまは片仮名とローマ字でもって、漢字、平仮名にあらわせない概念や意味内容を文の中に表現している。作文には一文ずつを綴る作法をもって作文法とする。文章を構成する文はいかなるものであるか。文と句と語と、それはまた、連文節と文節という分節である。 . . . 本文を読む