BS放送WOWWOW、レ・ミゼラブルを観た。 >2012年12月21日公開の、イギリス、ワーキング・タイトル・フィルムズ製作のミュージカル映画。 ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作として1980年代にロンドンで上演され、以後、ブロードウェイを含む世界各地でロングランされていた同名のミュージカルの映画化作品である。 ウィキペディア 初公開: 2012年12月5日 (イギリス) 監督: トム・フーパー 上映時間: 158分 音楽: クロード・ミシェル・シェーンベルク
受賞歴: アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞 . . . 本文を読む
BS放送WOWOW 見た。ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 Life of Pi 2012年米・台湾 上映時間:127分 第85回アカデミー監督賞、アン・リー監督が受賞したことで、つとに知られた映画だ。幻想的な手法だ。宗教を三つも信じる少年がいて、その名は、割り切れない数字の円周率、パイであるという、自己紹介だから、ここから漂うのは夢想家だろうかと、と言っても、少年時代の話であるし、インドであるから、この設定はと思っていたら、家業が動物園とあって、ちょっとわたしたちの発想にはないことだと、まして動物園の中身だけを北米まで日本の貨物船で運ぶのだから、スケールのある映画だと納得して、か、わからないけれど見続けることになる。227日も漂流していたら、あの正字ならぬ日数の、船べりにつけたナイフ傷は、その記録は45個と2つになって、とか思いながら、だんだんと漂流のマジックにとりつかれて、終わりの方の映画のシーンで数えていた、たしかに10を並べて、4段ぐらいになっていたか、定かではない。聞き取るライターが、それじゃハッピーエンドだとか言って、そういうふうに描きたかったのだろうと思った。監督の手腕は賞の講評に任して、飛び出す3Dがところどころ、わが家の平面テレビにも現れて、と思ったのだが、画面がはみ出ているのには、たまげた。 . . . 本文を読む
BS放送、11月7日夜9時より。アルゴ ARGOは、1979年のイランアメリカ大使館人質事件を題材とした、ベン・アフレック監督、主演による2012年のアメリカ合衆国の映画、第85回アカデミー賞作品賞受賞作品である。イラン革命真っ最中の1979年、イスラム過激派グループがテヘランのアメリカ大使館を占拠し、52人のアメリカ人外交官が人質に取られた。だが占拠される直前、6人のアメリカ人外交官は大使館から脱出し、カナダ大使公邸に匿われる。CIA工作本部技術部のトニー・メンデス(ベン・アフレック)は6人をイランから救出する。以上は、ウイキペディアより。不思議な映画だった、実話を背景にした映像制作だからだろう。みていて、ちょっとおかしいなと思ったところは、やはり映像のためであったようだ。とくにラストシーンにはドタバタ劇話の趣で、その実見る方はハラハラしているのだけれど、そこまで持ち込んできた映像展開の素晴らしさがある。 . . . 本文を読む
チャレンジャー号 73秒の真実 という題だった。BS放送を観た。 >1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペース・シャトルチャレンジャー号が打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が犠牲になった事故である。同オービタは北米東部標準時午前11時39分にアメリカ合衆国フロリダ州中部沖の大西洋上で空中分解した。 >NASAの幹部はすでに1977年の段階で、契約先企業であるモートン=サイオコール社が設計したSRBのOリングに致命的な欠陥があることを知っていたが、適切に対処できていなかった。また彼らは、当日朝の異常な低温が打ち上げに及ぼす危険に関する技術者たちからの警告を無視し、またこれらの技術的な懸念を上層部に満足に報告することもできなかった。 ウイキペディアに解説がある。250万分一の事故原因を探るというような設定の物理学者の登場だったけれど、複雑そうに見えたものは単純に推定される。ポイントは自分の目で確かめよというのだった。エンジンの異常を、といってもそれは、燃焼実験での外観に感じるというなんともはや、アナログなことなのであった。 . . . 本文を読む
BS放送を観た。かぞくのくに ビデオ撮りの映画だ。複雑な思いになった。どうしようもないことがある、映画をW座で評した。あちらでは考えることはない、考えると頭がおかしくなる、思考停止だ、上からの言うことに従うだけだ、そうしていきることをするだけだ、こういうことはいつもある、したがうだけだ、理由なんかいつもない、理由を考えることはない、と兄が語る。兄は任務を持っていた。妹に告げる。それを聞いた。何を言っているかわからない、それをやっと理解してさけぶ。兄と生き方を別にする宣言だ。映画に続いてドキュメンタリー、Dear Pyongyouang を観た。このビデオを製作して、それから入国が許されなくなったようだ。父は、1971年に息子たちを送り出したとき、北朝鮮に住めばより良い教育や、より良い人生が与えられるチャンスがあると心から信じていた。父にとって、在日朝鮮人として日本にいることは、父いわく「ゴミとしているよりもひどいもの」だった。 . . . 本文を読む
原題は、Red Corner 邦題のタイトルに興味半分だったが、見ているうちに、よく再現されていると思った。リチャードギアの主演だから、サスペンスものだろうかとと見るともなく眺めていて、あとで分かったのが、全編をアメリカ国内での撮影だったと言うのであらためて感心したようなわけだ。公開が1998年10月10日のようだから、製作1997年であるから、舞台はそのころということで、北京に出かけたころのことだ。街並みを走る車がその時代を表している。市内の様子には合成があると言うことだけれど、ちょうど天津汽車製のシャレードがそれこそ赤色や黄色で走りっまわっていて上海VWの黒色のサンタナが公用車であったころの風景はそのままだった。ストーリーはいまにして言えば推して知るべしで弁護士役が難しい役回りを演じている。その程度のものではないが国の法律に従えとする論理は何十年もたってからでも汚名挽回し名誉回復をする国にあることなのでその物言いだけに真実があった。外国人がかかわる犯罪はあんなふうにはなり得ないし大団円の急展開もまたドラマでしかない、と言っても、ひきこまれてしまった・・・ . . . 本文を読む
原題、武侠。日本語タイトルは、捜査官X とあって、何だろう、これはと思わせるには、時代が1917年であり、中国南方の小さな山村である。BS放送で鑑賞した。カンフー映画だとすればそれなりの娯楽映画で、主演の金城武の飄々とした演技が見どころの一つだ。清朝末期、過去から逃れて山村で静かに暮らす元暗殺者、ドニー・イェン主演が主人公で、ある事件をきっかけにやって来た警官、金城武主演の出現によって、彼の隠された過去が明らかにされていく物語で、ドニーのアクションもたっぷり堪能できる、と解説がある。前半の推理と、後半の武闘がバランスよく見ることができたとかなんとか感想を言いたいところ、西夏族の裏切り者と憤死をする教主の台詞に考えさせられてしまった。それは捜査官が盛んに漢方の気を捉えて謎解きをする好対照であった。 . . . 本文を読む
映画の試写会に出かけた。こんなの初めてだというような感想を言えば、共通する思いの方もいらっしゃるかというと、それは映画が公開されてからのことだろうということで、その出来事は試写会場でのことだとなる。何があったかと言えば、クライマックスのこれからと言うところで、ぷつんと切れたのである。緊迫していた大団円の寸前で会場はしばらく息をひそめたまま、真っ暗だった。というような、お粗末の一幕があったというわけだ。話にも何にもならない。30数秒かもう少しかかったか、長く感じたものだから、会場もざわめき始め、トンでも試写会になりそうな、かろうじて復帰したが、やっぱり飛んでしまった。これは公開されたときに見よということだろう。それで大団円は結末へと進むが、気抜けがしてしまった。かえりみちみち、許されざるは、なんであったかと・・・ . . . 本文を読む
BS放送の映画を観た。ザ ハリケーン 1999年製作、日本の公開は2000年。冤罪事件の起こりが人種差別によるもので、その無罪を主張するボクサーが獄中で伝記を書き、それを訴える。無罪獲得までの20年に及ぶ獄中生活が壮絶だ。実話に基づいてもの。ルービン・カーター事件による。彼の主張は次のようである。 >ルービンの主張(あらすじ)
子供のころからの差別に関わる違法逮捕。私はリングで人を倒したりはしたが、それ以外の場所で殺したことはない。差別により人間以下の扱いを20年以上受けています。正義に従い生きてきたが正しい裁きを下してほしい。サロキン判事の良心や崇高な道徳・法律に従って新しい証拠を見直してください。 . . . 本文を読む
終戦のエンペラー、原題EMPEROR、68年前のきのう、きょうのこと、現実に起こっていたことを映画化した。宮城事件は教えられることなく知っていた。イメージはどこかで見たドキュメンタリーに似ていたが、NHKの製作か何かだったろう。玉音盤を護りぬいた話が思い出された。映画になってこのストーリーの中で重要なシーンとなった。あの兵たちがクーデターに至らなかったから日本は終戦に至った。
おどろいたことに主演男優がマッカーサーのなりで、腰腕ひとつ、演じ切っていたことだろう。足と体型の作りで、それは歩きかたと腰を伸ばす姿勢であった。そのトミー・リー・ジョーンズはわたしと同年代だった。あらためて親しさを感じて、史実と現実、映画の世界の楽しさを味わった。もう一人の、マシュー・フォックスには久しぶりに会ったような思いで、演技を追い続けた。 . . . 本文を読む