措定の意味に措辞を思う。その字そのものに、おく とはどうすることか。哲学の用語、論理学からドイツ語の翻訳語となる。
>そ‐じ【措辞】の意味 出典:デジタル大辞泉(小学館) 詩歌や文章などの、言葉の使い方や辞句の配置のしかた。「巧みな措辞」「措辞を練る」
>[cuò cí]
措辞 编辑
措辞,是指人们在说话、写作、行文时,经过深思熟虑,综合考虑受众的思想、情感、心理特征、个性特点、学历背景、生活习惯等因素的情况之下,精心选用恰当的词语、句子,有效表达自己的意思,并让受众易于理解、接受、相信的一个互动过程。
大辞林 第三版の解説
おくあたわず【措く能わず】
やめることができない。せずにはおれない。 「感嘆-」
大辞林 第三版の解説
おく【置く・措く・擱く】
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その物だけを他とは別にする。
㋐ 物や人をある場所に残したままそこを離れる。 「身ぐるみ脱いで-・いていけ」 「書類を事務所に-・いてくる」 「妻子を東京に-・いて札幌に単身赴任する」
㋑ (多く「措く」と書く)その状態のままにして活用・考慮の対象としない。ほうっておく。 「彼のような有能な人物をこのままで-・くのは惜しい」 「費用のことはひとまず-・くとして、先に日取りを決めよう」 「聞き-・く」 「捨て-・く」
㋒ (多く「措く」と書く)除外する。 「会社の発展を図るには、今を-・いて機会はない」 「この仕事には彼を-・いてほかに適任者はいない」
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[表記] おく(置・措▽・擱▼)
「置く」は“設置する。すえる。間をあける”の意。「本を机の上に置く」「大阪に支社を置く」「担当医師に信を置く」「冷却期間を置く」 「措く」は“除外する。ほうっておく”の意。「費用の事はひとまず措く」「冗談はさて措いて」「彼を措いて適任者はいない」 「擱く」は“終わりにする”の意。「置く」とも書く。「筆を擱く」
[句項目] 措く能わず
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
措定
そてい
positionthesis英語
Setzung (Setzen)PositionThesisTheseドイツ語
positionthseフランス語
定立(ていりつ)ともいう。(1)何かをそれとしてたてること、事態や対象の存在を想定したり肯定したりすることをさす。(2)狭義には、ある命題を証明なしに直接に主張する思考の働き、あるいはそのように主張された命題をいう。したがって措定は推論の開始をなす。(3)フィヒテでは自己や対象を生み出す自我の活動が、ヘーゲルでは弁証法の第一の契機(モメント)が措定とよばれるが、いずれも前述の二つの意味をあわせもっている。両者とも措定―反措定―総合という運動を考えたが、フィヒテが措定を絶対的であるとするのに対し、ヘーゲルは総合に強調点を置く。[藤澤賢一郎]
大辞林 第三版の解説
そてい【措定】
( 名 ) スル 〔ドイツ Setzung; These〕
〘哲〙
① 「 S は P である」「 A が存在する」というように、ある命題を端的に主張する働き。事物の存在を肯定したり、その内容を明瞭に示すこと。定立。
② 推論の前提として、とりあえず肯定された、いまだ証明されていない命題。定立。
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E6%8E%AA%E5%AE%9A
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名詞
措 定(そてい)
物事を、その定義とともに呈示すること。「かくかく(斯く斯く)なるものとして Aを措定する」のように用いる。
ある物事の実質内容を定義することを抽象的に言う語。1の意味、用法のように具体的・実質的な内容を言わない(伴わない)用法。例:この法律の条項を措定する。
テーゼ(名詞)1のこと。定立。通常、1に比べて、少しもしくはずっと複雑な内容を有する。
命題に同じ。例:二つの措定。
決定に同じ。例:綱領を措定する。