リンカーン Lincoln
初公開: 2012年11月 8日 (アメリカ合衆国)
監督: スティーヴン・スピルバーグ
映時間: 150分
DVD発売日: 2013年3月26日 (アメリカ合衆国)
脚本: ドリス・カーンズ・グッドウィン, トニー・クシュナー, ジョン・ローガン
出演者 ダニエル・デイ=ルイス サリー・フィールド トミー・リー・ジョーンズ ジョゼフ・ゴードン=レヴィッ... デヴィッド・ストラザーン
映画鑑賞は109笹島、12時に始まるということで、15時までも。
映画監督の政策意図がよくでていたので、わかりよかった。
全編、大統領の苦悩を描き出す。
南北戦争の勝利と奴隷制の修正憲法をともに手にすることがあるか。その可能性に賭ける駆け引きだ。
主演男優の演技がだんだんと観るものをしてひきつけていく。
背がひときわ高いんだけれど、少し前向きの姿は変わらず大統領を演じていた。
面白かったのは大統領の家庭事情で修正法案を通すのはまるで妻の脅しにあったかのような描き方だ。
オフイシャルサイトの解説をコピーしよう。
>社会を大きく左右する決断を迫られたとき、未来を見据えた選択ができるかどうかでリーダーとしての資質が決定づけられる。
アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンは、すべての人に自由な世界を実現するという理想に向かって邁進し、道半ばにして凶弾に倒れた。だが、彼の思いは後世に引き継がれ、現在の世界に幅広く浸透している。
アメリカ映画界を代表する巨匠スティーブン・スピルバーグは、伝説化されたリンカーンの実像に迫る作品の製作を12年に渡って温め続け、魂の震えるような感動をもたらす、サスペンスにみちたドラマを構築した。ピュリッツァー賞作家ドリス・カーンズ・グッドウィンの同名ノンフィクションをもとに『ミュンヘン』のトニー・クシュナーが手がけた脚本を得て、最期に至るドラマチックな4か月間を映像にくっきりと紡ぎだす。
人が自由であるための道を拓く法律、米国憲法修正第十三条を議会で通過させて、悲惨な南北戦争という内戦をどのようなかたちで終結させるか―若者を死地に送る痛みに苛まれながらも、人間の自由を確立しなければならない。心で葛藤を繰り返しながら、ふたつの命題を実現するために、リンカーンは知恵と勇気、不屈の闘志を駆使する。リンカーンの理想を貫くためにさまざまな策も厭わない現実主義者的な一面、これまであまり伝えられなかった妻や子供との葛藤などが、ぐいぐいと惹きこむようなスピルバーグの語り口で浮き彫りにされていく。そこには自らの信念にしたがって、孤立や誤解を恐れずに戦いぬいたひとりの男のドラマが香り立つ。感動的な人間ドラマであると同時に、汲めど尽きせぬ面白さに彩られた、スピルバーグの傑作がここに誕生した!
特筆すべきは選りすぐられたキャスティングである。あの印象的な容姿のリンカーンにみごと成りきってみせたのは『マイ・レフトフット』と『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で2度のアカデミー主演男優賞に輝いたダニエル・デイ=ルイス。抑えた演技で感情を抑えた内省的な男性像を存在感豊かに表現してみせる。3度目の受賞も夢ではない名演だ。さらに『ノーマ・レイ』と『プレイス・イン・ザ・ハート』で2度のアカデミー主演女優賞を手中に収めたサリー・フィールドがリンカーンの妻メアリー・トッドに扮するのをはじめ、『グッドナイト&グッドラック』のデヴィッド・ストラザーン、『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィット、『セクレタリー』のジェームズ・スペイダー、『イントゥ・ザ・ワイルド』のハル・ホルブルック。そして日本では缶コーヒーのCFでも人気の高い、『メン・イン・ブラック』のトミー・リー・ジョーンズなど、個性と演技力を兼ね備えた俳優たちが、リンカーンの軌跡を彩る人間たちを巧みに演じきっている。
撮影のヤヌス・カミンスキー、プロダクション・デザインのリック・カーター、編集のマイケル・カーン、音楽のジョン・ウィリアムズはいずれもスピルバーグ作品の常連ばかり。監督の意を汲んでみごとな仕事ぶりを披露している。
初公開: 2012年11月 8日 (アメリカ合衆国)
監督: スティーヴン・スピルバーグ
映時間: 150分
DVD発売日: 2013年3月26日 (アメリカ合衆国)
脚本: ドリス・カーンズ・グッドウィン, トニー・クシュナー, ジョン・ローガン
出演者 ダニエル・デイ=ルイス サリー・フィールド トミー・リー・ジョーンズ ジョゼフ・ゴードン=レヴィッ... デヴィッド・ストラザーン
映画鑑賞は109笹島、12時に始まるということで、15時までも。
映画監督の政策意図がよくでていたので、わかりよかった。
全編、大統領の苦悩を描き出す。
南北戦争の勝利と奴隷制の修正憲法をともに手にすることがあるか。その可能性に賭ける駆け引きだ。
主演男優の演技がだんだんと観るものをしてひきつけていく。
背がひときわ高いんだけれど、少し前向きの姿は変わらず大統領を演じていた。
面白かったのは大統領の家庭事情で修正法案を通すのはまるで妻の脅しにあったかのような描き方だ。
オフイシャルサイトの解説をコピーしよう。
>社会を大きく左右する決断を迫られたとき、未来を見据えた選択ができるかどうかでリーダーとしての資質が決定づけられる。
アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンは、すべての人に自由な世界を実現するという理想に向かって邁進し、道半ばにして凶弾に倒れた。だが、彼の思いは後世に引き継がれ、現在の世界に幅広く浸透している。
アメリカ映画界を代表する巨匠スティーブン・スピルバーグは、伝説化されたリンカーンの実像に迫る作品の製作を12年に渡って温め続け、魂の震えるような感動をもたらす、サスペンスにみちたドラマを構築した。ピュリッツァー賞作家ドリス・カーンズ・グッドウィンの同名ノンフィクションをもとに『ミュンヘン』のトニー・クシュナーが手がけた脚本を得て、最期に至るドラマチックな4か月間を映像にくっきりと紡ぎだす。
人が自由であるための道を拓く法律、米国憲法修正第十三条を議会で通過させて、悲惨な南北戦争という内戦をどのようなかたちで終結させるか―若者を死地に送る痛みに苛まれながらも、人間の自由を確立しなければならない。心で葛藤を繰り返しながら、ふたつの命題を実現するために、リンカーンは知恵と勇気、不屈の闘志を駆使する。リンカーンの理想を貫くためにさまざまな策も厭わない現実主義者的な一面、これまであまり伝えられなかった妻や子供との葛藤などが、ぐいぐいと惹きこむようなスピルバーグの語り口で浮き彫りにされていく。そこには自らの信念にしたがって、孤立や誤解を恐れずに戦いぬいたひとりの男のドラマが香り立つ。感動的な人間ドラマであると同時に、汲めど尽きせぬ面白さに彩られた、スピルバーグの傑作がここに誕生した!
特筆すべきは選りすぐられたキャスティングである。あの印象的な容姿のリンカーンにみごと成りきってみせたのは『マイ・レフトフット』と『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で2度のアカデミー主演男優賞に輝いたダニエル・デイ=ルイス。抑えた演技で感情を抑えた内省的な男性像を存在感豊かに表現してみせる。3度目の受賞も夢ではない名演だ。さらに『ノーマ・レイ』と『プレイス・イン・ザ・ハート』で2度のアカデミー主演女優賞を手中に収めたサリー・フィールドがリンカーンの妻メアリー・トッドに扮するのをはじめ、『グッドナイト&グッドラック』のデヴィッド・ストラザーン、『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィット、『セクレタリー』のジェームズ・スペイダー、『イントゥ・ザ・ワイルド』のハル・ホルブルック。そして日本では缶コーヒーのCFでも人気の高い、『メン・イン・ブラック』のトミー・リー・ジョーンズなど、個性と演技力を兼ね備えた俳優たちが、リンカーンの軌跡を彩る人間たちを巧みに演じきっている。
撮影のヤヌス・カミンスキー、プロダクション・デザインのリック・カーター、編集のマイケル・カーン、音楽のジョン・ウィリアムズはいずれもスピルバーグ作品の常連ばかり。監督の意を汲んでみごとな仕事ぶりを披露している。