節句は年中行事としてあった。宮中での公事を指すと言われる。くじ 有識また有職としてのことがらで、平安時代に盛んとなる。公事根源、くじこんげん、室町時代に一条兼良により記された有職故実書が、思い合わせられる。解説によれば、>後醍醐天皇の『建武年中行事』や祖父二条良基の『年中行事歌合』などを参考にして元旦の四方拝から大晦日の追儺までの宮中行事100余を月の順序で記し、起源・由来・内容・特色などを記している。ウイキペディアより と見える。いま、ひな祭り、それは桃の節句といわれるので、菊の節句と季節の装いになぞらえる。宮廷での行事が庶民の祭事になる。民間の風習が重なって、またひいな遊びが原型ともなって、江戸時代からの武家における風習が民衆に及ぶ。ちなみに3月の年中行事は庶民生活に、春休み - 上巳 - 雛祭り - 卒業式 - 春分 - 御水取り - 彼岸、と挙げる。
節句である。節供、古くは節日とも言う。節句そのものは、次の節目である。
人日(じんじつ) 1月7日 七草の節句 七草粥
上巳(じょうし) 3月3日 桃の節句・雛祭
端午(たんご) 5月5日 菖蒲の節句
七夕(しちせき) 7月7日 七夕
重陽(ちょうよう) 9月9日 菊の節句
節会は宮中で饗宴であった。
元日節会(正月一日)
白馬節会(正月七日)
踏歌節会(正月十六日)
上巳節会(三月三日)
端午節会(五月五日)
相撲節会(七月七日、のち七月下旬)
重陽節会(九月九日)
豊明節会(十一月新嘗祭翌日の辰の日)
加えて、釈奠、盂蘭盆がある。
5節会、5節句と時代の様相がある。江戸時代に幕府が公的な行事、祝日として定めたのが人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句の五節句。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
公事根源
くじこんげん
『公事根源抄』ともいう。朝廷の年中行事を 12ヵ月に分けて,それぞれの由来を解説した書。1巻。一条兼良の撰。応永 29 (1422) 年成立。現存しない行事や,これを通しての民俗信仰をうかがいうる好史料。
節句である。節供、古くは節日とも言う。節句そのものは、次の節目である。
人日(じんじつ) 1月7日 七草の節句 七草粥
上巳(じょうし) 3月3日 桃の節句・雛祭
端午(たんご) 5月5日 菖蒲の節句
七夕(しちせき) 7月7日 七夕
重陽(ちょうよう) 9月9日 菊の節句
節会は宮中で饗宴であった。
元日節会(正月一日)
白馬節会(正月七日)
踏歌節会(正月十六日)
上巳節会(三月三日)
端午節会(五月五日)
相撲節会(七月七日、のち七月下旬)
重陽節会(九月九日)
豊明節会(十一月新嘗祭翌日の辰の日)
加えて、釈奠、盂蘭盆がある。
5節会、5節句と時代の様相がある。江戸時代に幕府が公的な行事、祝日として定めたのが人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句の五節句。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
公事根源
くじこんげん
『公事根源抄』ともいう。朝廷の年中行事を 12ヵ月に分けて,それぞれの由来を解説した書。1巻。一条兼良の撰。応永 29 (1422) 年成立。現存しない行事や,これを通しての民俗信仰をうかがいうる好史料。