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ニッポン 日本国 日本語表記論10

2013-08-26 | 現代日本語百科2025
ニッポン 日本国 日本語表記論10

文字の使い分けはことばとともにある。漢字を取り入れた日本語は文字がことばであることをまなび、日本語発音をどう表記するか、仮名を工夫して文字として用いた。その文字に応じて言葉が書き表された。ことは が、言葉となる。漢字を用いて表された日本語は字音語と呼ばれて日本語発音で表される。ことは ことのは ことば となる。

文字を宛てるのは表記上の読みが日本語であってそれを読み慣わす。国号について固有名であるところから、やまと を倭または和に宛てて表記し、大和と書き表して、やまと のことばが、大和となる。それをまた、日本 として文字を宛てると、やまと の表記には、日本が宛てられるが、この表記の使用は限られていたが、日本国王と表されたりもした。

対外的に大和の国王は、日本国王であると唱えることは、大和の天皇がいるわけで、室町時代の国内の状況が表されようとして、大和に対する日本は国の内外で、やまと であって文字づかいが異なった。その後の交渉や交易に日本ということばが用いられて、中国語音では、ジッポンと読まれることになるが、古来、国内ではニーフォンを取り入れた。

ここで、国号が、日本 にほん ニッポン Nippon であることは、文字があってそれぞれに言葉となっていると考える。それには、通用する、漢字を用いた、日本 というのがあっても、大日本と書かれようとした時代に、これは、おおやまと の呼称には、大大和 となるので、大日本は字音語をとして用いようとしたことである。ここにニッポンがある。

にほん という字音は、実は、弐本また二本でしかなかった。にち じつ という字音を、日 に読んでいたので、にっ じっ と読むことはあっても、ひのもと を表して、日本 とすれば、にっ ほん じっ ほん というふうにでも読みならわするところを、にっぽん じっぽん と字音が現れて、いずれも長く使われなかったのだろう。

もちろん、にほん でもあり得ないところであるので、日本 と書くことで、ニッポン と発音をしたのである。ニッポンが、にほん であるのは、日本と表記をして、そのいずれの読み方をも用いてきたかに見えるが、日記を、にき と書き表したように、促音表記で字音は、にっき となる。にほん についても、にっほん また ニーフォンであった。

日本語の表記は、国号について、 日本 と漢字を用い、発音を示す文字で、 ニッポン と書き表し、いずれも対外通用には、日本 であり、Nippon である。国内通用には読み慣わしてきた にほん という字音をもって、日本 と書き表すので、日本国は、にっぽんこく にほんこく として、いずれをも発音するが、表記には、にほんこく は表されない。


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