1番目は女、2番目は男という順序をいったものだが、子育ての言い伝えのうちに2太郎の解釈がひとり歩きをしたものである。すなわち、ふたりの男の子というふうになった、それでまた、子の数が3人が理想であるとかなんとか。言い伝えであるとなると、いつから、どうして、どうなったと解説があればわかりよい。それは検索しても見えない。この順序を指す言い方は、一富士、二鷹、三なすびを引き合いに出す。変わったところでは、いち 誹(そし)り二笑(にわら)い三惚(さんほ)れ四風(しかぜ)、というのがある。物言いに順をつけて、いち運(うん)二腰(にこし)三拍子(さんひょうし)、いち押(お)し二押(にお)し、いち押(お)し二金(にかね)三男(さんおとこ)、となるのを見ていくと、1姫と表記するより、辞書項目のように、いち姫が正しいのか。こうなると、数量の1でなくなる語感である。
日本国語大辞典より
>子を産み育てるには、長子は女、次に男の子が生まれるのが理想的である、ということ。一般に、女児のほうが育てやすいことをいい、また、男児を熱望したのに女児が生まれて失望する者への慰めのことばにも使われる。
日本国語大辞典より
>子を産み育てるには、長子は女、次に男の子が生まれるのが理想的である、ということ。一般に、女児のほうが育てやすいことをいい、また、男児を熱望したのに女児が生まれて失望する者への慰めのことばにも使われる。