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一歌句

2023-05-16 | 日本語どうなる2023





一語文は言語主体の表現であり時枝学説を介して文法学研究によって近代から現代を貫く大問題にしたのは山田学説継承という名実ともに1970年代の国語学の議論であったようでその行方は認知論からも言語の主体化というアプローチとなっていた。一語文は一語句に文としての機能があるという一文句とでも言いたくなる句なのであるからその発想に戻れば一歌句のままにとらえておくべきであった。文とは文法の単位である、その文規定を陳述から統覚作用に統叙の職能として解決できるところを、文の規定を打ち消す主語廃止論に乗じた文単位の規定に誤謬を起こしたことから文法論議でなくなって文章法議論に位置してきたのである。

ここでパラドックスに気づく。橋本学説の文節がまさしく、文の節ということから、上述してきた推論に立てば文なのである。文節はclause、文の一部分として節になるというが、英文法でそれ自体に主語と述語とを備えるという解説に比すれば、日本語文法は考え方によれば日本語の文は自立語と付属語のセットまた自立語だけでよいのであろう。ここに学説は山田、橋本、時枝と見直すことになる。句節と入れ子型である。



   
     
      




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