Q:古文では主語に「が」はあまり出てこないが、いつから「が」がつくようになったのか。 ―― 文の構成を主語と述語からなると規定して、その文法概念を作ったのは、近代以降であると言ってよい。主語そのものの説明は、さかのぼればおそらく、幕末の翻訳文法書に記述があり、いわば日本語での主語の歴史をどのようにたどるかと議論をすることになる。したがって古文に主語があるかないか、言語現象において古代日本語の主語はどうであったかを、近代以降の概念をもって解釈することになる。主語とはなにかを規定して解釈すると、言語の使い手に主語述語の意識をもって文を作っていたかどうかが、どのように言語として分析されるかと議論になるので、主語に「が」のあらわれるものと、そうでないもの、現代語の分析で形態をとらえたガ格の使用状況をみることになる。
]主格ガの確立と近代日本語の成立: 助詞のプロファイルと制約の ... - Doors
https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/9408/020000790004.pdf
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して使われ,対格や主格の格助詞が未確立であった古典語やそこから近代語 ... 分析では,主格ガの確立にふれたものでも,主眼はそれと対比した上代日本. 語でのガの取り扱い .... 鎌倉期の500∼600年にわたる中古日本語を単に移行期と決め付けるのはや.
http://www.geocities.jp/oda230/pansy/shugo/
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例えば、
「象は鼻が長い。」
という文では、「象」を主題語、「鼻」を主格語と呼ぶことにしました。