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つき 月

2013-08-26 | 日本語百科
つき 月 を宛てる。次は、日本国語大辞典の引用である。   

二七・三二日で自転しながら、約二九・五三日で地球を一周し、その間、新月・上弦・満月・下弦の順に満ち欠けする。太陽とともに人間に親しい天体で、その運行に基づいて暦が作られ、神話、伝説、詩歌などの素材ともされる。日本では「花鳥風月」「雪月花」などと、自然美の代表とされ、特に秋の月をさすことが多い。太陽に対して太陰ともいう。つく。つくよ。月輪。また、ある天体の衛星のこともいう。

*万葉〔8C後〕一・八「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎいでな〈額田王〉」
*万葉〔8C後〕一七・三九八八「ぬばたまの都奇(ツキ)にむかひてほととぎす鳴く音はるけし里どほみかも〈大伴家持〉」
*古今〔905~914〕秋上・一九三「月みればちぢにものこそ悲しけれわが身ひとつの秋にはあらねど〈大江千里〉」
*源氏〔1001~14頃〕桐壺「月はいりかたのそらきようすみわたれるに」
*徒然草〔1331頃〕八三「月満ちては欠け、物盛りにしては衰ふ」
*日葡辞書〔1603~04〕「Tçuqi (ツキ) カタムク」
*仮名草子・浮世物語〔1665頃〕一・一「月、雪、花、紅葉にうち向ひ、歌を歌ひ、酒飲み」
*小学読本〔1873〕〈田中義廉〉四「木星は、尤、大なる遊星にして、四個の月あり、此星は、十二年にして、太陽を一周す」
*二日物語〔1892~1901〕〈幸田露伴〉此一日・一「遂に其月十五夜の、玉兎(ツキ)も仏国西方に傾く頃」
(2)(1)の神。日本の神話では月夜見尊(つきよみのみこと)をいう。
(3)(1)の光。月影(つきかげ)。月光。
―以下略


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