国連総長発言 20130827
国連総長がソウルの外交部庁舎で記者会見を行い、発言したニュースに、日本政府に批判をする内容があったと報じる。聯合ニュースでは、適切な機会に北朝鮮当局、韓国政府と協議し、訪朝問題を検討するとの考えを示したとある。そして、歴史認識問題をめぐる韓国、日本、中国の対立について政治指導者らが虚心坦懐に、正しい認識に基づいて未来志向的に解決していかなければならないと述べ、さらに日本の政治指導者に一方的な要求を行った。
【ソウル聯合ニュース】来韓中の潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は26日、ソウルの外交部庁舎で記者会見を行い、「適切な機会に北朝鮮当局、韓国政府と協議し、訪朝問題を検討する」との考えを示した。「依然として訪朝の意思があるか」との質問に答えた。
潘事務総長は「これまでの立場に変化はない。国連事務総長として南北関係の肯定的な発展に向けて、どんな役割でも果たす準備ができている」と述べた。
その上で、「南北関係は徐々に進展している過程にある。まずは関係当事者同士の対話を通じて問題を解決することが先だ。そのあとに政治的なアシストを行うことが事務総長の役割だ」との見方を示した。
歴史認識問題をめぐる韓国、日本、中国の対立については「歴史認識問題やその他の政治的理由により緊張関係が続いていることを遺憾に思う」と述べた。これらの問題は政治指導者らが虚心坦懐(たんかい)に、正しい認識に基づいて未来志向的に解決していかなければならないと強調した。
日本の平和憲法改正の動きに対する国連の立場を問う質問には「今後、歴史をどのように認識し、正しい歴史が未来志向的な国家関係をどのように維持できるか、こうしたことに対する日本の政治指導者らの深い省察と国際的な未来のビジョンが必要だ」と答えた。
潘基文国連事務総長、異例の発言…安倍政権批判
読売新聞2013年8月26日(月)19:30
【ソウル=中川孝之】韓国出身の 潘基文 パンギムン国連事務総長は26日、ソウルの外交省で記者会見し、日本の憲法改正論議を巡り、「正しい歴史(認識)が、良き国家関係を維持する。日本の政治指導者には深い省察と、国際的な未来を見通す展望が必要だ」と述べた。
韓国政府の立場に同調した安倍政権批判と言え、国連事務総長の発言としては異例だ。
発言は、「日本の平和憲法修正の動きに関する国連の立場」について答えたもの。潘事務総長はまた、日本が中韓と歴史や領土を巡り対立している現状に関し、「歴史について正しい認識を持つことが必要だ。そうしてこそ、他の国々から尊敬と信頼を受けるのではないか」と語った。韓国メディアは一連の発言を、「日本の右傾化の兆しを遠回しに批判した」(聯合ニュース)と大きく伝えている。
国連総長がソウルの外交部庁舎で記者会見を行い、発言したニュースに、日本政府に批判をする内容があったと報じる。聯合ニュースでは、適切な機会に北朝鮮当局、韓国政府と協議し、訪朝問題を検討するとの考えを示したとある。そして、歴史認識問題をめぐる韓国、日本、中国の対立について政治指導者らが虚心坦懐に、正しい認識に基づいて未来志向的に解決していかなければならないと述べ、さらに日本の政治指導者に一方的な要求を行った。
【ソウル聯合ニュース】来韓中の潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は26日、ソウルの外交部庁舎で記者会見を行い、「適切な機会に北朝鮮当局、韓国政府と協議し、訪朝問題を検討する」との考えを示した。「依然として訪朝の意思があるか」との質問に答えた。
潘事務総長は「これまでの立場に変化はない。国連事務総長として南北関係の肯定的な発展に向けて、どんな役割でも果たす準備ができている」と述べた。
その上で、「南北関係は徐々に進展している過程にある。まずは関係当事者同士の対話を通じて問題を解決することが先だ。そのあとに政治的なアシストを行うことが事務総長の役割だ」との見方を示した。
歴史認識問題をめぐる韓国、日本、中国の対立については「歴史認識問題やその他の政治的理由により緊張関係が続いていることを遺憾に思う」と述べた。これらの問題は政治指導者らが虚心坦懐(たんかい)に、正しい認識に基づいて未来志向的に解決していかなければならないと強調した。
日本の平和憲法改正の動きに対する国連の立場を問う質問には「今後、歴史をどのように認識し、正しい歴史が未来志向的な国家関係をどのように維持できるか、こうしたことに対する日本の政治指導者らの深い省察と国際的な未来のビジョンが必要だ」と答えた。
潘基文国連事務総長、異例の発言…安倍政権批判
読売新聞2013年8月26日(月)19:30
【ソウル=中川孝之】韓国出身の 潘基文 パンギムン国連事務総長は26日、ソウルの外交省で記者会見し、日本の憲法改正論議を巡り、「正しい歴史(認識)が、良き国家関係を維持する。日本の政治指導者には深い省察と、国際的な未来を見通す展望が必要だ」と述べた。
韓国政府の立場に同調した安倍政権批判と言え、国連事務総長の発言としては異例だ。
発言は、「日本の平和憲法修正の動きに関する国連の立場」について答えたもの。潘事務総長はまた、日本が中韓と歴史や領土を巡り対立している現状に関し、「歴史について正しい認識を持つことが必要だ。そうしてこそ、他の国々から尊敬と信頼を受けるのではないか」と語った。韓国メディアは一連の発言を、「日本の右傾化の兆しを遠回しに批判した」(聯合ニュース)と大きく伝えている。