絵巻 私説 源氏語り18
源氏物語絵巻は、隆能源氏 たかよしげんじ と呼ばれる。
その制作は十巻本本と推定されている。
色紙に詞を寄り合い書きで執筆した経緯から製作工程も同様の見方を立てる。
隆能源氏と二十巻本源氏物語絵巻の関係を次のように捉える。
伝達者、詞筆者、絵筆者を省略。
発議者 白河上皇、鳥羽天皇中宮藤原彰子[待賢門院]
発義期 一一一九年元永二年一一月二七日
受注者 源師時
巻数 二十巻
完成期 保安年間一一二〇-二三頃
伝来 建礼門院一一七一年入内一二一三年崩 宗尊親王一二五二-六六在職
徳川義宣「源氏物語絵巻について」徳川美術館蔵品抄二より。
絵巻の詞は源氏物語の執筆から一二〇年近くを経てのものである。
絵詞としての制約、伝来上の問題を含むものであろうが、料紙の芸術性、書風の見事さから「平安仮名古筆」の
代表作とされる。
源氏物語絵巻は、隆能源氏 たかよしげんじ と呼ばれる。
その制作は十巻本本と推定されている。
色紙に詞を寄り合い書きで執筆した経緯から製作工程も同様の見方を立てる。
隆能源氏と二十巻本源氏物語絵巻の関係を次のように捉える。
伝達者、詞筆者、絵筆者を省略。
発議者 白河上皇、鳥羽天皇中宮藤原彰子[待賢門院]
発義期 一一一九年元永二年一一月二七日
受注者 源師時
巻数 二十巻
完成期 保安年間一一二〇-二三頃
伝来 建礼門院一一七一年入内一二一三年崩 宗尊親王一二五二-六六在職
徳川義宣「源氏物語絵巻について」徳川美術館蔵品抄二より。
絵巻の詞は源氏物語の執筆から一二〇年近くを経てのものである。
絵詞としての制約、伝来上の問題を含むものであろうが、料紙の芸術性、書風の見事さから「平安仮名古筆」の
代表作とされる。