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絶叫に続く報道記者の話はさらに公共放送のゆえか。局アナの思いと地震被害の実体験では昨日と今日とで比ではないだろうに。
ニュース画面に現れた記者だろう、彼女は立つのもやっとと見えていた。
画面は灰燼に帰した現場である。日が落ちて暗い後方に焼け残ったとはいいがたい鉄骨の建造が塔のように見えてそれを指さして残ったのはこれだけと方向を示す。
聞けばーー語りになる
報道にあるのは原稿でない言葉を絞り出すかのようにゆっくりと、200棟あるこの住宅街はほぼ燃え尽きたと言い、煙と炎の映像に空撮の焼けてしまった棟のなんとそのうちの中で自らは帰省をしていたというからその実家も焼けてしまったのである。家についてのこと、くつろぐ間もなく地震に会い、そこで燃えるさまをもつぶさに見てしまったと、ことばにはこもる思いの激しさが、とつとつとした声となって実況になるか、実体験を語るか、そのニュース報道としてのいちいちをみているほうがつらい、焼け出されたのだから,酷である、いたましく立つのがやっとでニュースの現場からという中継が終わった。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240101/k10014305521000.html
気象庁 「令和6年能登半島地震」と命名 石川県能登地方の地震
2024年1月1日 18時26分
1日午後、石川県能登地方で震度7の揺れを観測した地震について気象庁は「令和6年能登半島地震」と名付けました。
気象庁は、大きな被害の災害に名前を付けることがあり、地震に名前が付くのは2018年9月の「平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震」以来です。
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