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仄聞

2013-12-25 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 913 愚痴を言っているところを側聞した を例第にしている。

仄聞ではないかと、この例題の表記によっては意味内容がかかわるように思ってしまう。
その意味が、ほのかに かすかに というものであったから、伝わってくる様子、伝聞のことになるようである。

表記の制限で、仄聞を、側聞と書き続けることで、その意味も変化してしまうだろう。
愚痴を聞く、愚痴を側聞する、というような連想であろうかと思われるが、コラムはいつものようにその用例の出典を示さない。

この、愚痴を言っているところ について、文字表記からすれば、かならずしも場所を表しているとも限らない。
また説明がいつものように、側聞したところでは という慣用句の言い方を指摘しているわけでもないので、この、~のところでは のような言い回しの表現上の初歩的な問題かもしれない。


そく‐ぶん【×仄聞/側聞】
[名](スル)少し耳にはいること。人づてやうわさなどで聞くこと。「―したところでは」
聞き伝え(ききづたえ) 伝聞(でんぶん) 人づて(ひとづて) 又聞き(またぎき)  ⇒類語辞書で詳しい使い方を調べる
風の便り(かぜのたより) 口コミ(くちコミ)


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