1018 リニア新幹線
リニア年明け本格工事 27年開業へ着工認可 20141018 中日新聞トップ記事、見出しである。
リードには、
JR東海が東京・品川-名古屋間で二〇二七年開業を目指すリニア中央新幹線について、太田昭宏国土交通相は十七日、工事実施計画を認可した、
とある。
トップ左の見出しには、小渕氏、12年観劇会不記載 収支報告書 規正法違反の可能性 とある。 20141018
記事には、
小渕優子経済産業相の政治資金問題で、小渕氏の政治団体が衆院選のあった二〇一二年にも東京・明治座の観劇会を開いたにもかかわらず、同年の政治資金収支報告書に記載がないことが十七日、新たに明らかになった、
とある。
中段見出しに、愛知県庁舎と名古屋市庁舎 「帝冠様式」重文指定 とある。20141018
記事には、
文化審議会(宮田亮平会長)は十七日、昭和前期に建てられた名古屋市中区の名古屋市庁舎と愛知県庁舎を重要文化財に指定するよう下村博文文部科学相に答申した、
とある。
>いずれも「帝冠様式」と呼ばれる建物の代表作。自治体が中枢機能を置く現役庁舎の重文指定は前例がなく、昭和の官公庁舎としても初めて。
中日春秋(朝刊コラム)
2014年10月18日
「食事は大地に近いほどうまい」。食べることにこだわった小説家・開高健氏の言葉だ。東京を皮切りに各地で上映されている『聖者たちの食卓』は、インドの大地の滋味が、じわじわとにじみ出るドキュメンタリー映画だ
舞台は、シク教の聖地「黄金寺院」。無数の人が映し出されるが、彼らが何か印象的な言葉を発するわけでも、劇的な展開があるわけでもない
身を清め寺院に入った人々は、ニンニクの薄皮を一つ一つ丁寧にむき、山と積まれたショウガやタマネギを黙々と刻む。巨大な釜が熱せられ、カレーが作られていく。黄金寺院では日々、十万人分の食事が用意されるという
インドにはカーストという厳しい身分制度がある。生まれながら貴賤(きせん)を決められ、それを運命として受け入れることを強いられてきた。だがシク教は「人間が子宮の中にいるうちは、カーストなどありはしない」と教える
その象徴が何百年も受け継がれてきたランガルと呼ばれる無料の食堂。地位や性別、年齢に関係なく、ともに料理をし、同じ床に座って食べ、後片付けをする。誰もが公平に働き、おなかを満たし、幸せな気分になる。それ自体が「聖なること」なのだ
スクリーンの中でカレーをほおばる人々の瞳の輝きを見るうち、開高氏のこんな言葉を思い出した。「心に通ずる道は胃を通る」。じっくり噛(か)みしめたい至言だ。
リニア年明け本格工事 27年開業へ着工認可 20141018 中日新聞トップ記事、見出しである。
リードには、
JR東海が東京・品川-名古屋間で二〇二七年開業を目指すリニア中央新幹線について、太田昭宏国土交通相は十七日、工事実施計画を認可した、
とある。
トップ左の見出しには、小渕氏、12年観劇会不記載 収支報告書 規正法違反の可能性 とある。 20141018
記事には、
小渕優子経済産業相の政治資金問題で、小渕氏の政治団体が衆院選のあった二〇一二年にも東京・明治座の観劇会を開いたにもかかわらず、同年の政治資金収支報告書に記載がないことが十七日、新たに明らかになった、
とある。
中段見出しに、愛知県庁舎と名古屋市庁舎 「帝冠様式」重文指定 とある。20141018
記事には、
文化審議会(宮田亮平会長)は十七日、昭和前期に建てられた名古屋市中区の名古屋市庁舎と愛知県庁舎を重要文化財に指定するよう下村博文文部科学相に答申した、
とある。
>いずれも「帝冠様式」と呼ばれる建物の代表作。自治体が中枢機能を置く現役庁舎の重文指定は前例がなく、昭和の官公庁舎としても初めて。
中日春秋(朝刊コラム)
2014年10月18日
「食事は大地に近いほどうまい」。食べることにこだわった小説家・開高健氏の言葉だ。東京を皮切りに各地で上映されている『聖者たちの食卓』は、インドの大地の滋味が、じわじわとにじみ出るドキュメンタリー映画だ
舞台は、シク教の聖地「黄金寺院」。無数の人が映し出されるが、彼らが何か印象的な言葉を発するわけでも、劇的な展開があるわけでもない
身を清め寺院に入った人々は、ニンニクの薄皮を一つ一つ丁寧にむき、山と積まれたショウガやタマネギを黙々と刻む。巨大な釜が熱せられ、カレーが作られていく。黄金寺院では日々、十万人分の食事が用意されるという
インドにはカーストという厳しい身分制度がある。生まれながら貴賤(きせん)を決められ、それを運命として受け入れることを強いられてきた。だがシク教は「人間が子宮の中にいるうちは、カーストなどありはしない」と教える
その象徴が何百年も受け継がれてきたランガルと呼ばれる無料の食堂。地位や性別、年齢に関係なく、ともに料理をし、同じ床に座って食べ、後片付けをする。誰もが公平に働き、おなかを満たし、幸せな気分になる。それ自体が「聖なること」なのだ
スクリーンの中でカレーをほおばる人々の瞳の輝きを見るうち、開高氏のこんな言葉を思い出した。「心に通ずる道は胃を通る」。じっくり噛(か)みしめたい至言だ。