「気」の日本人 集英社 2010年11月30日 立川 昭二
しばらく読まずにおいていた本だった。
一気に読んだ。
気の語が多い日本風土というテーマで書かれていて、元気のもとを読み解く。
日本文化論にもなると思ったら、文化史、心性史の視点から病気や医療を考察すると著者紹介文にあった。
気の熟語は164もある。
気配りなど50ある。
気がするなど90もある。
引用した文学作品の文献数は150冊に及ぶ。気の表現を精緻に調査した著作で、わかりよいが、気の大気である由来とアニミズムが結びついたと解釈している。
3部に分かれて、気と心、気と体、気と社会に、それぞれ気の語を配する。
気と心 日本人の心性
気持 気分 心の表情
気がする 心の曖昧性
気が付く 気と五感
気になる 心の拘束性
気が合う 自己と他者
気をつかう 気と対人関係
色気 浮気 気とエロス
意気 いき 気の美学
気と息 宇宙と身体
気と腹 日本人の心身観
元気 病気 日本人の健康観
気を養う 感性と気分転換
気持ちいい 体感的多幸感
気質 気品 性格と品格
やる気 気といきがい
気力 気合 気のダイナミズム
霊気 気とアニミズム
気配という交換力
空気という呪縛力
景気という感染力
人気という浮動力
気風という同化力
気運という変動力
おわりには
気とコスモロジー
気を持つコトバの多さが示す日本語としては気が失せるとは何を意味するだろう。
しばらく読まずにおいていた本だった。
一気に読んだ。
気の語が多い日本風土というテーマで書かれていて、元気のもとを読み解く。
日本文化論にもなると思ったら、文化史、心性史の視点から病気や医療を考察すると著者紹介文にあった。
気の熟語は164もある。
気配りなど50ある。
気がするなど90もある。
引用した文学作品の文献数は150冊に及ぶ。気の表現を精緻に調査した著作で、わかりよいが、気の大気である由来とアニミズムが結びついたと解釈している。
3部に分かれて、気と心、気と体、気と社会に、それぞれ気の語を配する。
気と心 日本人の心性
気持 気分 心の表情
気がする 心の曖昧性
気が付く 気と五感
気になる 心の拘束性
気が合う 自己と他者
気をつかう 気と対人関係
色気 浮気 気とエロス
意気 いき 気の美学
気と息 宇宙と身体
気と腹 日本人の心身観
元気 病気 日本人の健康観
気を養う 感性と気分転換
気持ちいい 体感的多幸感
気質 気品 性格と品格
やる気 気といきがい
気力 気合 気のダイナミズム
霊気 気とアニミズム
気配という交換力
空気という呪縛力
景気という感染力
人気という浮動力
気風という同化力
気運という変動力
おわりには
気とコスモロジー
気を持つコトバの多さが示す日本語としては気が失せるとは何を意味するだろう。