書き方とは何ぞや、というタイトルで、ヒットするのは、何ぞや、という言い方であるから、それをカットして、書き方を知るには、検索語にそのままに入れてみる。これを、かきかた と見れば、ひらがな、カタカナから始まる伝統がある。そういえば、書き順という方法があってなんと文字教育である。
way of writing
書き方、話し方、とあっても、とくに、旧制の小学校教科目の一つとなれば、大切な言葉であって、文章、文書などを書く方法、また書式のこととなれば、これは文書化することまで、いうところのドキュメンテーションにもなる。
話し方は旧制小学校の国語科の一分科は同じに大切な用語となる。聞き方、読み方を加えれば、これは新制の小学校で読み書きのことを読むこと、聞くこととともに4技能とした言語生活の議論である。
ここに綴り方を以て国語科目の重要な教育事項であったから、すべてが綴り方と言わずに、作文の作法で、書き方を学び習う日本語である。
こういう中でわたしたちは日本語の単語の表し方を音声と文字のかかわりにおいて、書くことを、記号とすることを良しとする。すなわち、漢字と仮名の混ぜ書きである。こう進めていくと、それは日本語でなくて国語であるという、国語科目のことであるから、偏狭な偏屈な理屈が唱えられそうである。
書き方、作文法、文章法と日本語にはれっきとして心得をもつ。それがあって、正書法を議論することは議論の質が異なってくる。
正しい書き方と翻訳するorthographyとは、社会的に通用する一様の書き方、綴り方と言ってもこれこそつづり字のことで、発音と単語の整合性を求めたものになる。
