野分 20130904
台風17号が九州、鹿児島県にに上陸、6年ぶりだとか、それで朝のうちに熱帯低気圧に変わった。二百十日から二百二十日前後に吹く台風とすれば、まさに、のわきのかぜである。気象庁は埼玉県越谷市、千葉県野田市などで発生した突風は竜巻であり、強さは国際基準の藤田スケール、6段階中、上から4番目のF2だったと発表、F2は秒速50~69メートルの強さである。
台風は熱帯低気圧に変わったからと言って安心できるわけではない。どうなってしまったかと思う気象である。台風の語源で、文字づかいが影響したか、説明がこじつけのようになってしまっている。1956年の同音漢字書きかえの制定で、颱風と書かれていたのが台風と書かれるようになったといい、同音漢字のことはそれでよいとして、江戸時代には熱帯低気圧を中国にならって颶風と訳した文献があるという説明があって、わざわざ、ぐふうと読みを付ける。颶風はつむじ風のことらしい、これと颱風、台風と、タイフーン、大風とが出入りする。熱帯低気圧颶風が颱風となったのはどうしてか。
次はフリー百科事典ウイキペディアより。
>それが明治時代になってどういうわけかこのような秋の突風を「颱風」(ぐふう)と呼ぶようになります。このように命名したのは、当時の第四代気象台長岡田武松博士で、「颶」は「激しい」という意味で、熱帯で発生した颶風のことです。その後、昭和21年にこの「颱」という字が当用漢字にないため「台風」と改められたのです。
では、どうして颱風を「たいふう」といわれるようになったかというと、その語源にはさまざまな説があって、はっきりしていません。
ひとつの説は、ギリシャ神話に登場する恐ろしく巨大な怪物で風の神といわれているテュポン(Typhon)に由来する「typhoon」から「たいふう」となったという説です。
もうひとつは、アラビア語で、嵐を意味する「tufan」が東洋に伝わり、「颱風」となり、英語では「typhoon」(タイフーン)となり、それを漢字に当てたという説です。アラブ人は、大航海時代以前にはインド洋から東アジアへの海路に最も精通した民族で、当時のアラブの航海者たちが、しばしば強烈な台風の洗礼を受けたことでしょう。ですから、アラビア語からの説は有力です。他にも、インド洋の季節風として有名な「モンスーン」もアラビア語の「mausim」が語源といわれています。また、もともとは、中国の福建省や台湾では、強い風のことを「大風」(タイホン)といい、それが西洋に伝わり、また東洋に逆輸入され「颱風」となったとも言われています。
どの説にしても、「台風」という名前は日本語ではなく、もともと外来語だったようで、明治時代には、台風はハリケーンやトルネードと共に「タイフーン」と片仮名で書かれていました。多くの人が、日本語の台風が英語にもなったと思っているようですが、改めて調べてみると、意外な語源があるのですね。
台風17号が九州、鹿児島県にに上陸、6年ぶりだとか、それで朝のうちに熱帯低気圧に変わった。二百十日から二百二十日前後に吹く台風とすれば、まさに、のわきのかぜである。気象庁は埼玉県越谷市、千葉県野田市などで発生した突風は竜巻であり、強さは国際基準の藤田スケール、6段階中、上から4番目のF2だったと発表、F2は秒速50~69メートルの強さである。
台風は熱帯低気圧に変わったからと言って安心できるわけではない。どうなってしまったかと思う気象である。台風の語源で、文字づかいが影響したか、説明がこじつけのようになってしまっている。1956年の同音漢字書きかえの制定で、颱風と書かれていたのが台風と書かれるようになったといい、同音漢字のことはそれでよいとして、江戸時代には熱帯低気圧を中国にならって颶風と訳した文献があるという説明があって、わざわざ、ぐふうと読みを付ける。颶風はつむじ風のことらしい、これと颱風、台風と、タイフーン、大風とが出入りする。熱帯低気圧颶風が颱風となったのはどうしてか。
次はフリー百科事典ウイキペディアより。
>それが明治時代になってどういうわけかこのような秋の突風を「颱風」(ぐふう)と呼ぶようになります。このように命名したのは、当時の第四代気象台長岡田武松博士で、「颶」は「激しい」という意味で、熱帯で発生した颶風のことです。その後、昭和21年にこの「颱」という字が当用漢字にないため「台風」と改められたのです。
では、どうして颱風を「たいふう」といわれるようになったかというと、その語源にはさまざまな説があって、はっきりしていません。
ひとつの説は、ギリシャ神話に登場する恐ろしく巨大な怪物で風の神といわれているテュポン(Typhon)に由来する「typhoon」から「たいふう」となったという説です。
もうひとつは、アラビア語で、嵐を意味する「tufan」が東洋に伝わり、「颱風」となり、英語では「typhoon」(タイフーン)となり、それを漢字に当てたという説です。アラブ人は、大航海時代以前にはインド洋から東アジアへの海路に最も精通した民族で、当時のアラブの航海者たちが、しばしば強烈な台風の洗礼を受けたことでしょう。ですから、アラビア語からの説は有力です。他にも、インド洋の季節風として有名な「モンスーン」もアラビア語の「mausim」が語源といわれています。また、もともとは、中国の福建省や台湾では、強い風のことを「大風」(タイホン)といい、それが西洋に伝わり、また東洋に逆輸入され「颱風」となったとも言われています。
どの説にしても、「台風」という名前は日本語ではなく、もともと外来語だったようで、明治時代には、台風はハリケーンやトルネードと共に「タイフーン」と片仮名で書かれていました。多くの人が、日本語の台風が英語にもなったと思っているようですが、改めて調べてみると、意外な語源があるのですね。