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体感治安 20130828

2013-08-28 | 日記
暮らしの中で漠然と感じる治安の良しあしを言うそうだ。犯罪は減っているが、これは増している。朝日新聞社説、20130826 体感治安を読む。まず、警察が把握した2012年の刑法犯は138万件あまり、2002年の半分だそうだ。殺人は1030件と最少だ。ひったくり、空き巣は減少傾向だとか。ところが、治安情勢について、この10年で悪化したと思う人が8割になる。2012年の内閣府の調査による。それはどうしてか。2012年の児童虐待は500件近い。配偶者間暴力は4万4千件、ストーカーは2万件になる勢いで、これは過去最多である。振り込め詐欺は被害者が60歳以上のひとが8割でそれも女性が7割を占める。さきの治安悪化の答えは、社会的に弱い人々を狙った犯罪による。そこで、体感治安だが、その原因に内閣府の調査で浮き上がったとする社説の意見だ。それは、地域の連帯意識の希薄化を挙げる人が、二人に一人、いるようだ。そして単独世帯の急増があるようである。一人暮らし、ひとり親家庭である。

社説は体感治安の原因を調査によって、孤立する社会の不安状態と捉えた。この状況に犯罪防止の取り組みに、さらには、一人暮らしの相談体制、自主パトロール、高齢者の見守りなどを訴える。相次ぐ不祥事の根絶をもと社説を結ぶが、治安がどう悪くなっているのかが、まだもうひとつ浮かび上がらない。これにつけて、関係ないのではあるが思うことに、モラルの低下である。してはいけないことをしてしまって、それを露出する自己顕示の若者である。デジタル時代の弊害がありがちな反社会行動を誘う。


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