1007 御嶽山、山頂付近440人態勢
区画分けし全面捜索へ 御嶽山、山頂付近440人態勢 中日新聞トップ記事、見出しである。 20141007
リードには、
登山者五十一人が死亡、十二人が行方不明となっている長野、岐阜県境の御嶽(おんたけ)山(三、〇六七メートル)の噴火で、両県警や自衛隊などの救助隊は六日、台風18号による二次災害の危険があるとして、二日連続で捜索を見合わせた、
とある。
>晴れが見込まれる七日は、山頂付近に捜索人員としては最多の四百四十人を投入。捜索箇所をくいとロープで四十メートル幅に区分けした上で、百人が横一列になった四十メートルの隊列をつくり、棒などを使って徹底的に捜す。
トップの左には、死者4人不明5人 台風18号、静岡・横浜で土砂崩れ とある。 20141007
記事には、
大型で強い台風18号は六日朝に浜松市付近へ上陸後、勢力を保ったまま東京都心など首都圏を直撃して太平洋へ抜けた、
とある。
>東海や関東甲信を中心に各地で猛烈な雨や風となった。夜には温帯低気圧へ変わった。共同通信のまとめでは、五日以降の死者が四人、行方不明が六人。警察庁によると、重軽傷者は四十九人に上った。
記事中見出しに、鉄道貨物の東西寸断も、とある。
中段見出しに、運休判断 JR東海「前日」 私鉄始発前 とある。 20141007 朝刊
記事には、
大型で強い台風18号をめぐり、JR東海は上陸前の五日に、すべての在来線で六日始発からの運休を決める異例の計画を組んだ、
とある。
中日春秋(朝刊コラム)
2014年10月7日
アラル海とは何か。広辞苑を引いてみる。一九八三年に出た第三版には、こうある。<ソ連の中央アジア、カスピ海の東の砂漠中にある塩湖。面積六万六千平方キロメートル、周囲二三〇〇キロメートル。水面標高五三メートル>。中部地方がすっぽり収まって余りある広さの、世界で四番目に大きな湖。それが、アラル海であった
であった、と過去形にしたのには理由がある。アラル海はアムダリア川とシルダリア川という二つの大河が流れ込む湖だったが、ソ連政府は両河川の水を使って砂漠を潤し、綿花の大規模栽培を進めた。その結果、湖に異変が起きた
再び広辞苑を読む。九八年の第五版では、両河川からの<流入水量減少により、九〇年現在で三万六五〇〇平方キロメートルにまで縮小した>と記述され、二〇〇八年の第六版では<…二〇〇〇年現在で二万三四〇〇平方キロメートルにまで縮小した>となった
大規模農業の排水で農薬などが蓄積し、水量減少で塩分濃度が濃くなった湖は徐々に干上がった。風が吹けば有害物質と塩を含んだ砂嵐が起き、それを吸った住民らの体を、蝕(むしば)むようになった
そしてついに、米航空宇宙局(NASA)の最新の観測で、ほぼ消滅したことが分かったという。自然のめぐりを無視し、目先の効率と利益だけを追い求めると、何が起きるか
それを象徴する地名として、「アラル海」は辞書に載り続けることだろう。
区画分けし全面捜索へ 御嶽山、山頂付近440人態勢 中日新聞トップ記事、見出しである。 20141007
リードには、
登山者五十一人が死亡、十二人が行方不明となっている長野、岐阜県境の御嶽(おんたけ)山(三、〇六七メートル)の噴火で、両県警や自衛隊などの救助隊は六日、台風18号による二次災害の危険があるとして、二日連続で捜索を見合わせた、
とある。
>晴れが見込まれる七日は、山頂付近に捜索人員としては最多の四百四十人を投入。捜索箇所をくいとロープで四十メートル幅に区分けした上で、百人が横一列になった四十メートルの隊列をつくり、棒などを使って徹底的に捜す。
トップの左には、死者4人不明5人 台風18号、静岡・横浜で土砂崩れ とある。 20141007
記事には、
大型で強い台風18号は六日朝に浜松市付近へ上陸後、勢力を保ったまま東京都心など首都圏を直撃して太平洋へ抜けた、
とある。
>東海や関東甲信を中心に各地で猛烈な雨や風となった。夜には温帯低気圧へ変わった。共同通信のまとめでは、五日以降の死者が四人、行方不明が六人。警察庁によると、重軽傷者は四十九人に上った。
記事中見出しに、鉄道貨物の東西寸断も、とある。
中段見出しに、運休判断 JR東海「前日」 私鉄始発前 とある。 20141007 朝刊
記事には、
大型で強い台風18号をめぐり、JR東海は上陸前の五日に、すべての在来線で六日始発からの運休を決める異例の計画を組んだ、
とある。
中日春秋(朝刊コラム)
2014年10月7日
アラル海とは何か。広辞苑を引いてみる。一九八三年に出た第三版には、こうある。<ソ連の中央アジア、カスピ海の東の砂漠中にある塩湖。面積六万六千平方キロメートル、周囲二三〇〇キロメートル。水面標高五三メートル>。中部地方がすっぽり収まって余りある広さの、世界で四番目に大きな湖。それが、アラル海であった
であった、と過去形にしたのには理由がある。アラル海はアムダリア川とシルダリア川という二つの大河が流れ込む湖だったが、ソ連政府は両河川の水を使って砂漠を潤し、綿花の大規模栽培を進めた。その結果、湖に異変が起きた
再び広辞苑を読む。九八年の第五版では、両河川からの<流入水量減少により、九〇年現在で三万六五〇〇平方キロメートルにまで縮小した>と記述され、二〇〇八年の第六版では<…二〇〇〇年現在で二万三四〇〇平方キロメートルにまで縮小した>となった
大規模農業の排水で農薬などが蓄積し、水量減少で塩分濃度が濃くなった湖は徐々に干上がった。風が吹けば有害物質と塩を含んだ砂嵐が起き、それを吸った住民らの体を、蝕(むしば)むようになった
そしてついに、米航空宇宙局(NASA)の最新の観測で、ほぼ消滅したことが分かったという。自然のめぐりを無視し、目先の効率と利益だけを追い求めると、何が起きるか
それを象徴する地名として、「アラル海」は辞書に載り続けることだろう。