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東西冷戦とは何であった、秘密と嘘

2016-01-24 | 斯く書く
NHKドキュメンタリー、新・映像の世紀を観た。
公式ページの番組内容の告知だ。

第4集 世界は秘密と嘘(うそ)に覆われた というタイトルで、第1集 百年の悲劇はここから始まった 第2集 グレートファミリー 新たな支配者 第3集 時代は独裁者を求めた に続く。

大反響を呼んだ、映像の世紀から20年、という触れ込みだが、自らに重ね合わせても、の時間は激動期であった。
全6本の放送スケジュールに、5集は2月、6集は3月である。

この4集がシリーズでは圧巻であろう。
それぞれの映像は出来事の発掘となるのが、第4集をも含めてのことだ。

第1集の構成が印象的であっただけに、2、3集とはまたちがって、どうしても戦争の世紀を観てしまう。
わたしたちがドミノ理論に組み込まれることなくいて、その反対側世界をとらえない。

レーガンさんの俳優組合の話に大統領となっての再登場にはアメリカ社会が透けて見える。
CIAが行ったことから、東西冷戦とは何であったのだろう。

第4集
世界は秘密と嘘(うそ)に覆われた

資本主義のアメリカ、社会主義のソビエト。冷戦時代、両陣営は激しいスパイ合戦を繰り広げた。アメリカの諜報機関CIA、ソビエトの秘密警察KGB。諜報活動、破壊工作、暗殺。米ソのスパイ合戦は空前の規模で拡大した。疑心暗鬼にとりつかれた権力者は、異常な監視社会を生みだし、人々の自由を奪った。冷戦時代に東独の秘密警察シュタージが行った諜報活動の映像が公開された。夫婦がお互いに監視し合ったり、親しい隣人を盗撮するなど、人間性破壊のおぞましい映像である。一方、アメリカでも同様のことが行われていた。国内にいる共産主義者を探し出すために、盗聴、郵便開封、家宅侵入が行われた。また、CIAは秘密工作によって外国の反米政権を次々に転覆させた。
核兵器による恐怖の均衡が続く中、米ソは直接戦うことを避け、アジア、南米、アフリカなど世界各地で代理戦争を繰り返した。
冷戦終結から25年、情報公開が進み、舞台裏の全貌がみえてきた。CIAとKGB、FBIやシュタージ。世界を秘密と嘘が覆った。第3次世界大戦という破局に怯えた冷戦の時代を、スパイ戦という視点から見つめ直す。


第3集
時代は独裁者を求めた

ミュンヘン近郊の山荘で、くつろぐ柔和な表情のヒトラー。その傍らには、23歳年下の愛人エヴァ・ブラウンの姿がある。物語は、地下壕でヒトラーと心中したエヴァの遺品の中から発見されたプライベートフィルムから始まる。
5000万を越える人々が犠牲となった第二次世界大戦。しかし、あの惨劇は一人の独裁者の狂気だけが生み出したものではない。世界恐慌で資本主義に幻滅した人々はファシズムを支持し、世界中の企業がナチスへの支援を行った。自動車王ヘンリー・フォードはナチスに資金援助したと言われ、空の英雄リンドバーグは、ヒトラーと手を組むことが世界を平和に導くと信じた。アウシュビッツ収容所の大量の囚人管理を可能にしたのは、アメリカ企業の開発したパンチカードシステムだった。
なぜ世界は独裁者を迎え入れたのか、なぜ止められなかったのか。未公開映像から浮かび上がる、独裁者に未来を託し、世界を地獄に追い込んでしまった人々の物語である。


第2集
グレートファミリー 新たな支配者

第一次世界大戦が終結し、1920年代、未曾有の好景気に沸いたアメリカは欧州列強に取って代わり、世界のリーダーに躍り出た。その頃現れたのが、巨大財閥・グレートファミリーだった。一族は新しいビジネスに乗り出し、新興国アメリカを資本主義大国に押し上げた。いち早く新しいエネルギー・石油に目をつけ、資本主義の悪魔とも呼ばれながら人類史上最大の富豪となったロックフェラー家。大統領よりも強い発言力を持ち、金融界を牛耳ったモルガン家。死の商人から転身し、新製品を次々に生んだデュポン家。大量生産を軌道に乗せ、車を大衆の乗り物とした自動車王フォード。さらにアメリカのふりまく富の匂いは、世界中の移民も引き寄せ、超大国アメリカの基盤を形作った。しかし、繁栄が天井知らずだったぶんだけ奈落も底なしだった。20年代最後の年、アメリカを大恐慌が襲う。
一族の公開されたプライベート映像を駆使しながら、グレートファミリーの野望を描き、今の私たちが住む現代資本主義の原型を生んだ欲望の時代を見つめる。



第1集
百年の悲劇はここから始まった

大反響を呼んだ「映像の世紀」から20年。その後も、世界のアーカイブスの整備と情報公開が進み、未公開映像が続々と発掘されている。「新映像の世紀」では、新たな映像で100年の時を追体験していく。今回は、歴史を動かした主役、脇役たちの人間ドラマに焦点を当てていく。放送開始90年を機に、歴史を追体験し、その教訓を未来に引き継いでいくための大型シリ-ズである。
発明されたばかりのムービーカメラが初めて本格的に動員されたのが、第一次世界大戦である。1914年6月、バルカン半島でおきたテロ事件をきっかけに、戦火は瞬く間に世界中に拡大、毒ガス、戦車、爆撃機などの新兵器が登場、30カ国を超える国家が巻き込まれ、犠牲者は民間人をふくめ3800万人に及んだ。この戦争は、今も世界を覆う不幸の種子を世界にばらまいた。そこに関わった人々の人間ドラマを描いていく。
あのアインシュタインが天才と呼んだ、ドイツの科学者、フリッツ・ハーバー博士。画期的な肥料の研究でノーベル賞まで受賞した博士は、大戦中、人類史上初めての化学兵器・毒ガスを発明した。ロシア革命を成し遂げ、世界で初めての共産主義国家を樹立したレーニンは、恐怖政治の創始者でもあった。砂漠の英雄・アラビアのロレンスは、新たなエネルギー・石油をねらったイギリスの情報将校としてアラブ社会に食い込み、裏切った。今にいたる中東紛争のきっかけはロレンスだった。わたしたちの生きている世界自体が、第一次世界大戦の産物なのである。


第1集
百年の悲劇はここから始まった
新・映像の世紀

第一次世界大戦は、今も世界を覆う不幸の種子をばらまいた。毒ガスを初めて開発した天才科学者・フリッツ・ハーバー博士の悲劇。ロシア革命を成し遂げたレーニンは、恐怖政治の創始者でもあった。砂漠の英雄・アラビアのロレンスの裏切りが今に至る中東紛争のきっかけと言われる。私たちの生きている世界自体が、第一次世界大戦の産物なのである。世界を動かした人々の人間ドラマを通して、歴史の深層に切り込んでいく。

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