千字文と17条憲法を対照して、条文の読みときをしているブログがある。非常に興味深い。議論である。すでに、教育漢字と千字文を、その文字の異同を整理しているのは、ウイキペディアのページに同様のことをしていて、すでに引用したが、それをさらにをもって、わたしがかつて抱く疑問が説明されているのである。すなわち、十七条の憲法を読んだ時に、忤字を読むことができるかどうか、この文字が持つ意味はなにであるか。千字文を対照しての気づきは、果たして実証はいかがか。
漢籍リンク - 漢籍完訳プロジェクトIMAGINE は、アクセスができなくなっている情報がみられる、ジオシティーズ、インフォシークと、もとのページが、わたしもむかしに、よく使ったSPのもので、どれも閉じたり、サイトの主催が変わったものとなって、
http://www.miraiju.jp/gengo01.html
教育漢字と千字文の比較 - 文字入力装置、言語分析
千字文に無い教育漢字, 千字文にある教育漢字. 1年 80字, 一花貝休犬 校三山七十 小森先村竹 虫町六 18字, 右雨円王音 下火学気九 玉金空月見 五口左子四 糸字耳車手 出女上人水 正生青夕石 赤千川早草 足大男中天 田土二日入 年白八百文 木本名目 ...
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千字文と教育漢字の比較です。教育漢字を中心にして、表を作成しています。千字文は周興嗣/小川環樹・木田章義注解『千字文』 岩波文庫を参考にしました。
上の表だけでは内容を比較検討しにくいのでジャンル別にしてみました。この表も同上で教育漢字を一回もダブらずにまとめています。ですから、本来二つ以上のジャンルに属する漢字もどこか1回限りで出ています。
http://www.miraiju.jp/rekisi1000.html
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引用している。そう考えるべきだったのです。
すなわち、後の文から推測すると、「上和下睦」の句は肯定的に扱われています。しかし、「夫唱婦隨」の部分は完全に否定されていたと考えるべきです。この辺は一切の妥協無しです。もしも『中国では「夫唱婦隨」かもしれませんが、日本はそうではありません。』と書けば、日本限定の部分否定になるのですが、太子はそうなさらなかった。
『千字文で「上和下睦」と書いてあるが、これはは正しい、しかしそれに続く「夫唱婦隨」とあるけれどこれは間違った考えだ。十七条の憲法で正しいことを書くから、皆もそれを覚えて間違いの無いようにしなさい。』聖徳太子ならこう主張されたと私は推理しました。
この視点で改めてこの句を考えた私の結論は「以和為貴、無随為宗」です。つまり第一条は元々、「随」だった語が「忤」に書き換えられて現代に残っているのではないかということです。以前は「同」が「忤」に書き換えられたのではないかと思っていたのですが、「随」の方が3つの長所がある。
一つ目は「夫唱婦隨」を否定し、推古女帝と摂政太子への批判を封ずる。
二つ目は「随」の字が「忤」と違って千字文中の文字であるということ。
三つ目は「随」が「隋」を暗示していることです。
3つ目については考えなければならないことが多いので、いったんここで中断します。続きはしばらくお待ち下さい。
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日本漢文の世界, 松本淳さん, 日本漢文の紹介、日本語訳 .... 齊藤正高のオフィス, 齊藤正高さん, 『論語』『老子』『千字文』『皇清経解(分類目録)』『皇清経解続編(分類目録)』『経学通論(目録)』『 ...... Wikisource(日本語版), ウィキメディア財団, 『魏志:倭人伝』.
千字文 (日本語訳) - Wikisource
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2019/05/09 - 一の一(1~18) 天地玄黃 宇宙洪荒 天は 玄 ( くろ ) く地は黄色 宇宙は広く広大無辺日月盈昃 辰宿列張 日月のぼり傾き欠ける 星や星座が並び広がる寒來暑往 秋收冬藏 寒さが来れば暑さが去って 秋に穫り入れ冬に備える閏餘成歲 律呂調 ...
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前回 四の一(103~122)
四の二(123~142)
府羅將相 路俠槐卿 役所に並ぶ太尉たいい宰相 大路を挟む公卿屋敷
戶封八縣 家給千兵 功臣封ず領地八県 家には兵士千人給う
高冠陪輦 驅轂振纓 高位高官天子に同乗 車走らせ冠纓かんえい揺らす
世祿侈富 車駕肥輕 代々仕え贅沢に富む 太った馬や絹皮衣かわごろも
策功茂實 勒碑刻銘 手柄を記し名実上げる 石碑に彫って銘文刻む
磻溪伊尹 佐時阿衡 太公望や伊尹いいんのように 政治を助け称号を得る
奄宅曲阜 微旦孰營 周公旦は曲阜きょくふに住んだ 旦いなければ誰が治めた
桓公匡合 濟弱扶傾 桓公諸侯集めて正す 弱小たすけ傾国すくう
綺迴漢惠 說感武丁 綺里季きりきは戻す漢恵帝を 傅説ふえつ補佐する殷の高宗
俊乂密勿 多士寔寧 才徳備え務めに励む 多士済済たしせいせいは国が安らぐ