1030 田舎で暮らそう
若夫婦 田舎で暮らそう 空き家紹介、移住増 大垣・上石津 中日新聞トップ記事である。 20141030
リードには、
「地方創生」推進で都会から地方への移住が注目されているが、豊かな自然が広がる岐阜県大垣市上石津町時地区に、Iターンで移り住む若年夫婦が増えている、
とある。
中段見出しには、「政治とカネ」さらに拡大 きょう集中審議 とある。20141030
記事には、
政治とカネをめぐる問題は使途や支出に加え、収入面にあたる献金や、政治資金収支報告書の記載漏れまで、不適切な管理の実態が広範囲に広がってきた、
とある。
トップ左には、名古屋市給与上げ 拒否 河村市長、勧告応じず とある。
中日春秋(朝刊コラム)
2014年10月30日
その生き物は、ひどくゆっくり成長する。直径が一センチ太くなるのに必要な歳月は、およそ三十年。まるで悠久の時間を丹念に体に織り込むようにして海底で育つ。だからこその神秘的な美しさなのだろう。モモイロサンゴやベニサンゴなど宝石珊瑚(さんご)は、人類を魅了し続けてきた
『珊瑚の文化誌』などの著書がある岩崎望・立正大学教授によると、紀元前から世界で宝石珊瑚漁が行われたのは、地中海だけだった。しかし、十九世紀になって一大産地が見つかる
それが日本。明治になって高知沖などで漁が始まると、日本産が世界を席巻し始めた。かつて「黄金の国」と呼ばれた日本は、実は「珊瑚の国」であったのだ
だが何しろ宝石珊瑚の成長は遅い。乱獲すれば、致命傷となりかねない。だから国際的に保護の動きが広がった。中国政府も自国の宝石珊瑚を守るために国内では禁漁とし、各国にも貿易規制への協力を求めたという
その中国から、百隻以上の漁船が小笠原諸島沖に繰り出して珊瑚の密漁をしているという。大船団が出漁して行くのを、中国政府はどう見ているのだろう。自国の宝は守りつつ、隣国の宝を奪うことには、目をつぶっているのだろうか
古来、珊瑚は妙薬としても尊ばれ、中国明代の医師は『本草綱目』で<珊瑚は目の陰りを去り…>とたたえたという。密漁珊瑚に、そんな薬効は望めまい。
若夫婦 田舎で暮らそう 空き家紹介、移住増 大垣・上石津 中日新聞トップ記事である。 20141030
リードには、
「地方創生」推進で都会から地方への移住が注目されているが、豊かな自然が広がる岐阜県大垣市上石津町時地区に、Iターンで移り住む若年夫婦が増えている、
とある。
中段見出しには、「政治とカネ」さらに拡大 きょう集中審議 とある。20141030
記事には、
政治とカネをめぐる問題は使途や支出に加え、収入面にあたる献金や、政治資金収支報告書の記載漏れまで、不適切な管理の実態が広範囲に広がってきた、
とある。
トップ左には、名古屋市給与上げ 拒否 河村市長、勧告応じず とある。
中日春秋(朝刊コラム)
2014年10月30日
その生き物は、ひどくゆっくり成長する。直径が一センチ太くなるのに必要な歳月は、およそ三十年。まるで悠久の時間を丹念に体に織り込むようにして海底で育つ。だからこその神秘的な美しさなのだろう。モモイロサンゴやベニサンゴなど宝石珊瑚(さんご)は、人類を魅了し続けてきた
『珊瑚の文化誌』などの著書がある岩崎望・立正大学教授によると、紀元前から世界で宝石珊瑚漁が行われたのは、地中海だけだった。しかし、十九世紀になって一大産地が見つかる
それが日本。明治になって高知沖などで漁が始まると、日本産が世界を席巻し始めた。かつて「黄金の国」と呼ばれた日本は、実は「珊瑚の国」であったのだ
だが何しろ宝石珊瑚の成長は遅い。乱獲すれば、致命傷となりかねない。だから国際的に保護の動きが広がった。中国政府も自国の宝石珊瑚を守るために国内では禁漁とし、各国にも貿易規制への協力を求めたという
その中国から、百隻以上の漁船が小笠原諸島沖に繰り出して珊瑚の密漁をしているという。大船団が出漁して行くのを、中国政府はどう見ているのだろう。自国の宝は守りつつ、隣国の宝を奪うことには、目をつぶっているのだろうか
古来、珊瑚は妙薬としても尊ばれ、中国明代の医師は『本草綱目』で<珊瑚は目の陰りを去り…>とたたえたという。密漁珊瑚に、そんな薬効は望めまい。