こういう語句があるだろうかと、日米首脳会談を見る気持ちである。トランプ氏と意気投合という形で、日本の外交はまたしても追従になるか、これまでのマジックには、ブログで語る人とがいる。TRUMP : THE ART OF THE DEAL、取引の芸術、というトランプの自伝から引いて、論評している。その引用は、マジックが通用する日本か、試される。阿部首相は、ABEというローマ字を、えいぶ と発音されることを持ち出してスピーチをしていた。日本人相手の商売にひとりでやってきたのだから、トランプ大統領には、与しやすかったのだろう。
http://biz-journal.jp/2017/02/post_18008.html
2017.02.11
連載 連載
相馬勝の国際情勢インテリジェンス
トランプ「マジック」、早くも陰り…危険なゴルフ会談、安倍首相が「命令」される懸念
文=相馬勝/ジャーナリスト
>どうも“トランプマジック”にも陰りが見えてきたようだ。
シリアなどの7カ国の国民の米入国禁止の大統領令が裁判所によって覆されると、米連邦最高裁への上告も断念。「一つの中国」の原則の受け入れ拒否を示唆したかと思うと、米中首脳の電話会談では一転して「一つの中国」の尊重を表明した。そして11日未明(日本時間)、安倍晋三首相との日米首脳会談では、大統領選期間中にあれほど言っていた駐留米軍費用の負担増問題もまったく口にしなかったと伝えられる。
>日米関係に当てはめてみると、トランプ氏は当初、在日米軍の駐留経費は米側が負担していると誤解していたのだが、大統領に当選後、米海兵隊出身のマティス国防長官らから実態を教えられ、安倍首相を前にして、この問題はまったく口にしなくなったということだろう。
その代わりに、尖閣諸島(沖縄県石垣市)について「(米国の日本防衛義務を定めた)日米安全保障条約5条の適用範囲であることを確認」するとともに、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設については「普天間飛行場の全面返還を実現すべく、移設に向け日米で協力して取り組む」と前向きな発言に終始し、これまでの誤解を暗に認めたというわけだ。
>トランプ氏は前出の自伝のなかで、日本人との交渉について、次のように述べている。
「日本人が自国の経済をあれだけ成長させたことは尊敬に値するが、個人的には、彼らは非常に商売のやりにくい相手だ。まず第一に、6人、8人、多い時には12人ものグループでやってくる。話をまとめるためには全員を説得しなければならない。2、3人ならばともかく、12人全員を納得させるのは至難のわざだ」
http://biz-journal.jp/2017/02/post_18008.html
2017.02.11
連載 連載
相馬勝の国際情勢インテリジェンス
トランプ「マジック」、早くも陰り…危険なゴルフ会談、安倍首相が「命令」される懸念
文=相馬勝/ジャーナリスト
>どうも“トランプマジック”にも陰りが見えてきたようだ。
シリアなどの7カ国の国民の米入国禁止の大統領令が裁判所によって覆されると、米連邦最高裁への上告も断念。「一つの中国」の原則の受け入れ拒否を示唆したかと思うと、米中首脳の電話会談では一転して「一つの中国」の尊重を表明した。そして11日未明(日本時間)、安倍晋三首相との日米首脳会談では、大統領選期間中にあれほど言っていた駐留米軍費用の負担増問題もまったく口にしなかったと伝えられる。
>日米関係に当てはめてみると、トランプ氏は当初、在日米軍の駐留経費は米側が負担していると誤解していたのだが、大統領に当選後、米海兵隊出身のマティス国防長官らから実態を教えられ、安倍首相を前にして、この問題はまったく口にしなくなったということだろう。
その代わりに、尖閣諸島(沖縄県石垣市)について「(米国の日本防衛義務を定めた)日米安全保障条約5条の適用範囲であることを確認」するとともに、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設については「普天間飛行場の全面返還を実現すべく、移設に向け日米で協力して取り組む」と前向きな発言に終始し、これまでの誤解を暗に認めたというわけだ。
>トランプ氏は前出の自伝のなかで、日本人との交渉について、次のように述べている。
「日本人が自国の経済をあれだけ成長させたことは尊敬に値するが、個人的には、彼らは非常に商売のやりにくい相手だ。まず第一に、6人、8人、多い時には12人ものグループでやってくる。話をまとめるためには全員を説得しなければならない。2、3人ならばともかく、12人全員を納得させるのは至難のわざだ」