現代日本語「誤」百科 926 岩と同様の強度がある を例題にしている。同様 について、強度を表すことができない、という説明が、コラムでの意味内容である。いよいよ、コラムが説明することが、わからなくなる。彼と僕の給料は同様だ と言わないというので、これは困った説明だ。この表現は日本語で成立している。この言い回しがわからなくなったのか、それは、彼の給料と僕の給料は同じ額だ という意味内容がコラムの解説では読み取れないとなる。彼と同様の給料である と言ってみたとき、給料の額は数値をもってあらわされるものだから、彼と同じ給料 と表現した方がよいと解説して、このふたつの言いかえが、何が違っているか、おそらく同じようだ、というこの様態が捉えきれていないのだろうと推測する。岩の強度、コンクリの強度、二つは同様だ、ということが可能であるのに、二つは同じだ、というふうにだけ言わなければならないとしたら、そのニュアンスがわからなくなってしまっているのだろう。
デジタル大辞泉の解説
どう‐よう 〔‐ヤウ〕 【同様】
[名・形動]同じであること。ほとんど同じであること。また、そのさま。「前の事件と―な(の)手口」「兄弟―に育てられる」
大辞林 第三版の解説
どうよう【同様】
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
①同じであること。ほとんど同じであること。また,そのさま。 「外国にもこれと-な事件が起こっている」 「大人も子供もその点は-に扱ってよい」 「 -の事を他からも聞いた」 「以下-」
②名詞の下に付いて接尾語的に用い,それと変わりがない様子を表す。同然。 「親戚-のつきあい」 「我が子-に育てる」 「ただ-で売る」
デジタル大辞泉の解説
どう‐よう 〔‐ヤウ〕 【同様】
[名・形動]同じであること。ほとんど同じであること。また、そのさま。「前の事件と―な(の)手口」「兄弟―に育てられる」
大辞林 第三版の解説
どうよう【同様】
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
①同じであること。ほとんど同じであること。また,そのさま。 「外国にもこれと-な事件が起こっている」 「大人も子供もその点は-に扱ってよい」 「 -の事を他からも聞いた」 「以下-」
②名詞の下に付いて接尾語的に用い,それと変わりがない様子を表す。同然。 「親戚-のつきあい」 「我が子-に育てる」 「ただ-で売る」