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米国の転換点

2018-02-04 | 思い遥かに
トランプ大統領の一般教書演説が波紋を起こしている。就任して1年を経過し、大統領は公約実行したか、なにをして、なにをしなかったか、大きな転換がそこに見えてくる。招待状にスペルミスがあったとして、報じている。>ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が30日に行う一般教書演説の招待状につづり間違いがあり、議員らの嘲笑の的になっている。一般教書「State of the Union」のUnionが「Uniom」と誤って書かれていた。トランプ政権は本人のツイートを含めて表記ミスを連発している。 晴れの舞台なのに…トランプ政権、一般教書演説の招待状でスペルミス (c)AFP=時事/AFPBB News 【AFP=時事】



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180131/k10011309791000.html
トランプ大統領 一般教書演説のポイントは
1月31日 18時48分

アメリカのトランプ大統領は30日夜、議会で政権2年目の施政方針を示す一般教書演説を行いました。1時間以上に及んだ演説、そのポイントを整理します。

貿易問題 中国念頭に「公正な貿易を実現」
トランプ大統領は貿易問題について「アメリカは何十年もの間、われわれの繁栄や雇用を奪ってきた不公正な通商政策をついに転換した。経済的に屈する時代は終わった」と述べ、中国による知的財産の侵害をめぐる問題を取り上げて、公正な貿易を実現する考えを強調しました。

一方、TPP=環太平洋パートナーシップ協定についてトランプ大統領は、先週スイスで開かれたダボス会議で、再交渉を前提に復帰する可能性について言及していましたが、一般教書演説では触れませんでした。
米国内投資 トヨタとマツダに言及
「トヨタ自動車とマツダはアラバマ州に工場を建設する」と述べ、日本の自動車メーカーを例にあげて、アメリカ国内への投資が活発になっていると強調しました。

安全保障 「核戦力を近代化して再建」
外交・安全保障政策をめぐって「われわれはならず者国家、テロリスト集団、そして、われわれの国益や経済、価値に挑む中国やロシアといったライバルに直面している」と述べて、中国とロシアを名指ししてアメリカの競合勢力だと指摘しました。
そのうえで「これらの危機に立ち向かっていく中で弱さが紛争へとつながり、比類なき力が最も確実な防衛の手段となることをわれわれは知っている」として、軍事力の強化に取り組む姿勢を強調しました。
中でも「核戦力を近代化し再建しなければならない」と述べて、老朽化が進むアメリカの核戦力の近代化を促進し強化していく必要があると主張しました。

対ISの成果「誇り」 グアンタナモは閉鎖せず
最優先課題の1つに掲げてきた過激派組織IS=イスラミックステートへの対策について「1年がたってイラクやシリアなどでISが支配してきた地域の100%近く解放したことを報告できることを誇りに思う」と成果を訴えたうえで、壊滅に向けた対策を続ける方針を強調しました。

そしてISの指導者、バグダディ容疑者がかつてイラクでアメリカ軍が運営していた収容所に一時拘束されていたことを念頭に「われわれは過去にバグダディを含む多くの危険なテロリストを愚かにも釈放してきた」と述べました。
そのうえで、テロ組織と関係があるとされる外国人を拘束してきたキューバにあるアメリカ軍のグアンタナモ収容所について「たった今、マティス国防長官に、グアンタナモの収容所の使用を続けることを指示する大統領令に署名した」と述べ、閉鎖の考えはないと強調し、収容所の閉鎖を目指したオバマ前政権との違いを鮮明にしました。

エルサレム問題 決定に反対した国々をけん制
演説では、12月、中東のエルサレムをイスラエルの首都と認めたことにも言及し、会場では拍手して歓迎する人の姿が多く見られました。
そのうえで、先月、国連総会でエルサレムの地位の変更は無効だとする決議が賛成多数で採択されたことに言及し「賛成した国の中には多額の援助がアメリカ国民の税金から送られているが、援助はアメリカの敵には送るべきではない」として、みずからの決定に反対した国々に対し援助の停止をちらつかせてけん制しました。

イランとの核合意 改めて非難
イランで一時広がった反政府デモについて「イランの人々が汚職にまみれた独裁による犯罪に対して立ち上がったとき、私は黙っていなかった」と述べ反政府デモを支持する考えを強調しました。
さらに「議会にはひどいイラン核合意の根本的な欠陥に取り組んでほしい」と述べ、オバマ前政権がヨーロッパなどの国とともに結んだ核合意を非難し、イランに敵対する姿勢を改めて示しました。

移民政策 不法移民対策強化の必要性 訴える
移民政策について「何十年もの間、麻薬やギャングがわれわれのぜい弱な地域社会に入り込むのを許してきた」と指摘し、不法移民対策を強化する必要性を訴えました。
そして、メキシコなどから子どもの時に親に連れられてアメリカに不法入国した若者らおよそ180万人については強制送還せずに救済し市民権を付与する一方で、メキシコとの国境沿いに壁を建設するほか、希望者が抽選でビザを取得できるプログラムは廃止すべきだとして、与野党に必要な法案を可決するよう求めました。

内政 オバマケア見直しで成果強調
アメリカで本来は鎮痛剤として使われる「オピオイド」と呼ばれる薬物を乱用して中毒となる人が後を絶たないことから、対策に取り組む考えを示しました。

一方、オバマ前政権が導入した医療保険制度、いわゆるオバマケアについては、税制改革に併せて一部見直し、個人の保険加入の義務を廃止したと訴え、みずからの成果として強調しました。




一般教書演説
トランプ大統領演説・要旨
毎日新聞2018年1月31日 13時14分(最終更新 2月1日 13時14分)

 米ホワイトハウスによると、トランプ大統領の30日の一般教書演説要旨は次の通り。

 ・安全で力強く、誇りある米国を建設する。

 ・この演台で11カ月前に約束した通り、米国史上最大の減税と税制改革を実現した。

 ・大規模な減税は、中産階級と零細企業にとり大きな救済となった。約300万人の労働者が恩恵を受けた。

 ・米国の新しい時代が到来した。アメリカンドリームの実現に最高の時だ。

 ・私たちは一つのチーム、一つの国民、一つの家族だ。

 ・米国民は国を愛している。政府は見返りに同じ愛と忠誠を国民に示すべきだ。

 ・米国のエネルギーに対する戦争、クリーンな石炭への戦争を終わらせた。今や世界にエネルギーを輸出している。

 ・米国民の繁栄を犠牲にし、企業や仕事、資産を奪い去った数十年もの不公平な貿易取引に米国はついに終止符を打った。

 ・米国は建築業者の国だ。エンパイアステートビルをたった1年で建設した。単純な道路建設の許可を得るために10年もかかるなんて不名誉ではないか。

 ・安全で素早く、信頼できるインフラを整備する。米国の労働者や家族の利益を重視する移民政策により、移民たちも利益を享受できる。生い立ち、肌の色、信条にかかわらず、市民を守るため民主党と共和党双方のメンバーに協力の手を広げる。

 ・国内で米国の強さと自信を立て直しているように、海外でも強さと地位を回復させている。

 ・昨年、私は同盟国と共に過激派組織「イスラム国」(IS)を地球上から消滅させると約束した。有志連合がイラクとシリアでこの殺人者が支配していた領域のほぼ100%を解放したと報告できることを誇りに思う。ISが敗北するまで戦い続ける。

 ・これまでの経験は、自己満足や譲歩は攻撃と挑発を招くだけだと教えている。私たちをこの危険な立場に陥れた過去の政権の過ちを繰り返さない。(共同)

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