院内感染、新年宴会感染、クルーズ客船感染、タクシー運転手、看護師、ハワイ帰りの家族と知人、そして帰国者感染、それは4次感染へと拡大し、その散発的な蔓延は、いま、どうするべきか、ステージが国内の感染でまたひとつ、せりあがってしまったようである。
>1人の感染者からうつる人数を世界保健機関(WHO)は1.4~2.5と見積もるが、フロリダ大や北京微生物流行病研究所などのチームは3.8程度としている。03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)は2~4、09年の新型インフルエンザは1.4~1.6とされる。
WHOによると、感染者の8割は比較的軽い症状で済み、致死率は世界全体で約2%とされる。現状で感染者を全て把握できているわけでないため実際はもっと低いとみられ、北海道大学の西浦博教授は「0.3~0.6%」との見方を示す。
日経電子版 新型肺炎、重症者対策が焦点に 8割は軽症
世界 中国
71324人 70548人 感染者
1775人 1770人 死者
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
新型コロナウイルス感染症について
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国民の皆さまへのメッセージ
国民の皆様におかれては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
センターでご相談の結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」をご紹介しています。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診してください。
【多くの方が集まるイベントや行事等の参加・開催について】
多くの方が集まるイベントや行事等に参加される場合も、お一人お一人が咳エチケットや頻繁な手洗いなどの実施を心がけていただくとともに、イベントや行事等を主催する側においても、会場の入り口にアルコール消毒液を設置するなど、可能な範囲での対応を検討いただけますようお願いいたします。
(参考)
政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議において「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」をまとめました。
新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安
https://mainichi.jp/articles/20200216/k00/00m/040/145000c
新型肺炎 「感染拡大」前提に対策 政府、専門家会議受け
毎日新聞2020年2月16日 21時26分(最終更新 2月17日 00時06分)
> 新型コロナウイルス感染症への対応で、政府は16日に初めて開いた専門家会議の議論を踏まえ、感染経路がたどれない患者が国内各地で出ることを前提とした対策にかじを切った。加藤勝信厚生労働相は「これから考えないといけないのは、重症化や死亡する事例を出さないことだ」と話す。
国立感染症研所長「感染を止めるのが難しい」
「国内発生の早期というのが共通認識。SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)に比べると、無症状や潜伏期の患者からの感染があり、感染を止めるのが難しい」。専門家会議後に記者会見した座長の脇田隆字・国立感染症研究所所長は、現状をこう解説した。
13日に国内初の死亡を含め渡航歴のない患者の感染確認が相次ぎ、政府は水際対策を維持しつつ、各地での患者発生に備えた体制作りを急いでいる。
>厚生労働省が示した新型コロナウイルスの特徴
・感染経路は飛沫(ひまつ)感染と接触感染
・一部の患者に強い感染力を持つ可能性がある
・無症状の病原体保有者がいる
・無症状または軽症の人が多い
・発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさ(倦怠(けんたい)感)を訴える人が多い
・高齢者や基礎疾患を持つ人は重篤になる可能性が高い
・対症療法が中心で、特別な治療法はない