なんぼ 関西弁だと思われているが、すぐにも方言で分布していることがわかる。それが、なんぼやねん となると、なんでやねん の語調があって、関西弁のフレーズとなって、大阪の方言と聞こえてくる。なんぼ なんぼう と発音が微妙に違って、発音の変化によると解説がある。
これなんぼやねん?
芸人は笑わしてなんぼや
なんぼのもんじゃい
広辞苑
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なん‐ぼ
《副》
(ナニホドの転)
(1) 程度・数量が限定しがたいさま。不明であるさま。どれほど。いくら。
浮世風呂4「此茄子なすは―する」
(2) (多く「―…ても」「―…でも」の形で) 許容の度合を超えているさま。いかに。いくら。
夏目漱石、吾輩は猫である「―何でも、余まり乱暴ですは」。「―言っても」
三省堂 大辞林
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なんぼ [1] [0]
( 副 )
〔「なんぼう(何)」の転。方言的な言い方〕
①不定の意を表す。どの程度。どのくらい。 「この傘は-や」
②数量・程度がはなはだしく,はっきりと限定できない意を表す。どんなにか。いかように。 「一人ぼっちは-寂しかろう」
③(「なんぼ…ても」「なんぼ…でも」などの形で)数量が多く,程度がはなはだしい意を表す。いくら…ても。どれほど…でも。 「 -言っても聞き分けない」
④いくらなんでも。どんなに…しても。 「恩を仇(あだ)で返すやうな事は-だつて/社会百面相 魯庵」
[句]
なんぼなんでも
なんぼとは - Weblio辞書
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大阪弁
全国大阪弁普及協会全国大阪弁普及協会
訳語
なんぼ いくつ、いくら
多少(銭)、多大(年紀)、
几个、幾歳
解説
何程。副詞。「なにほど」の転。数量や金額、度合い、程度などを尋ねる、または不定数を表す語。いずれも区別しない。紀伊、伊勢を除く近畿、中国、四国、東九州を始め、奥羽、北海道でも使われている語。紀伊、伊勢から東海、北陸、東山、越後、佐渡、関東、西九州の「いく(幾)」は古い言葉で、「いくつ/ら」が日常語の地域では、改まった席で中央語にあたる上方の「なんぼ」を使用する所もある。日向で「なんぶ」、南九州で「いくっ」「どしこ」、北琉球で「いくち」「いかさ」、宮古で「いふつ」「なうぬぷさ」、八重山で「いこーび」「うび」「ぎゅーさ」。名詞としても用い、「安うてなんぼ」は、安いことに価値がある、「芸人は笑かしてなんぼ」は、笑わせることに意義や価値がある、「これくらいの怪我がなんぼのもんやねん」は、だからどうしたというのか、「東京がなんぼのもんじゃい」は、東京?それがどうしたの、「その服千なんぼしてたな」は、千円以上二千円未満、という意味。
日本国語大辞典
方言
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(1)数量や程度を限定しがたいさま。また、不明、不定なさま。幾つ。どれほど。幾ら。
《なんぼ》仙台†058庄内†060上方†114大阪†116筑前†128肥後†131北海道
「これはなんぼですか」065松前郡038青森県038069岩手県098
「なんぼ貧乏したって盗まねぁ」100107宮城県038
「あんだの年なんぼでがす」120121秋田県130135山形県
「なんぼころ出したらよがんべ(どのくらい出したらよいだろうか)」139福島県156
「学校までなんぼ」157166栃木県198埼玉県川越255入間郡257千葉県長生郡286夷隅郡
「なんぼ仕事をしても同じだ」291新潟県347351368福井県遠敷郡038敦賀郡443山梨県南巨摩郡465長野県062475484岐阜県美濃498514静岡県富士郡038三重県001585592滋賀県犬上郡038蒲生郡612上方312京都府621629大阪府038642646兵庫県651652665奈良県676678和歌山県690
「なんぼ困るか知れん」691鳥取県038716718島根県725
「なんぼねなってでしかね(いくつになられますか)」728岡山県津山付近040広島県038786倉橋島・佐木島054能美島057山口県都濃郡038祝島054下関市062徳島県809816
「五時なんぼの汽車でいく」823香川県827829愛媛県840高知県038864福岡県小倉市874熊本県下益城郡930大分県938宮崎県延岡市951
《なんぶ》山形県東田川郡038139米沢市053高知県861幡多郡038870宮崎県955日南市・青島947鹿児島県963
《なぼ》宮城県登米郡115山形県庄内145
《なんぽ》栃木県芳賀郡205
《なんぼかんぼ》島根県「なんぼかんぼ言って聞かせても悪いことをする」725
(2)常識の程度をこえる事態に対して、驚いたりあきれたりする気持を表わす。なんと。ひどく。《なんぼ》青森県「なんぼずろいべ(なんてずるいことよ)」073津軽「なんぼ遅えの」080長崎県南高来郡「こどん(子供)さんに泣かれちゃ、なんぼお困いでござっしゅ」905
方言
数量や程度を限定しがたいさま。また、不明、不定なさま。幾つ。どれほど。幾ら。《なんぼう》盛岡†054仙台†059庄内†060青森県南部「なんぼうほしけい(いくらほしいかな)」084岩手県岩手郡089下閉伊郡091宮城県仙台市122茨城県多賀郡188栃木県河内郡204群馬県北甘楽郡229埼玉県入間郡054東京都八王子311神奈川県津久井郡317石川県羽咋郡412山梨県460462「なんぼー悲しんどーうてしよーうがない」463静岡県520兵庫県神戸市670島根県「全部でなんぼーでしかねえ」057725岡山県748751762広島県771776779山口県793796800徳島県809美馬郡054那賀郡810香川県手島・広島・小豆島054
これなんぼやねん?
芸人は笑わしてなんぼや
なんぼのもんじゃい
広辞苑
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なん‐ぼ
《副》
(ナニホドの転)
(1) 程度・数量が限定しがたいさま。不明であるさま。どれほど。いくら。
浮世風呂4「此茄子なすは―する」
(2) (多く「―…ても」「―…でも」の形で) 許容の度合を超えているさま。いかに。いくら。
夏目漱石、吾輩は猫である「―何でも、余まり乱暴ですは」。「―言っても」
三省堂 大辞林
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なんぼ [1] [0]
( 副 )
〔「なんぼう(何)」の転。方言的な言い方〕
①不定の意を表す。どの程度。どのくらい。 「この傘は-や」
②数量・程度がはなはだしく,はっきりと限定できない意を表す。どんなにか。いかように。 「一人ぼっちは-寂しかろう」
③(「なんぼ…ても」「なんぼ…でも」などの形で)数量が多く,程度がはなはだしい意を表す。いくら…ても。どれほど…でも。 「 -言っても聞き分けない」
④いくらなんでも。どんなに…しても。 「恩を仇(あだ)で返すやうな事は-だつて/社会百面相 魯庵」
[句]
なんぼなんでも
なんぼとは - Weblio辞書
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大阪弁
全国大阪弁普及協会全国大阪弁普及協会
訳語
なんぼ いくつ、いくら
多少(銭)、多大(年紀)、
几个、幾歳
解説
何程。副詞。「なにほど」の転。数量や金額、度合い、程度などを尋ねる、または不定数を表す語。いずれも区別しない。紀伊、伊勢を除く近畿、中国、四国、東九州を始め、奥羽、北海道でも使われている語。紀伊、伊勢から東海、北陸、東山、越後、佐渡、関東、西九州の「いく(幾)」は古い言葉で、「いくつ/ら」が日常語の地域では、改まった席で中央語にあたる上方の「なんぼ」を使用する所もある。日向で「なんぶ」、南九州で「いくっ」「どしこ」、北琉球で「いくち」「いかさ」、宮古で「いふつ」「なうぬぷさ」、八重山で「いこーび」「うび」「ぎゅーさ」。名詞としても用い、「安うてなんぼ」は、安いことに価値がある、「芸人は笑かしてなんぼ」は、笑わせることに意義や価値がある、「これくらいの怪我がなんぼのもんやねん」は、だからどうしたというのか、「東京がなんぼのもんじゃい」は、東京?それがどうしたの、「その服千なんぼしてたな」は、千円以上二千円未満、という意味。
日本国語大辞典
方言
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(1)数量や程度を限定しがたいさま。また、不明、不定なさま。幾つ。どれほど。幾ら。
《なんぼ》仙台†058庄内†060上方†114大阪†116筑前†128肥後†131北海道
「これはなんぼですか」065松前郡038青森県038069岩手県098
「なんぼ貧乏したって盗まねぁ」100107宮城県038
「あんだの年なんぼでがす」120121秋田県130135山形県
「なんぼころ出したらよがんべ(どのくらい出したらよいだろうか)」139福島県156
「学校までなんぼ」157166栃木県198埼玉県川越255入間郡257千葉県長生郡286夷隅郡
「なんぼ仕事をしても同じだ」291新潟県347351368福井県遠敷郡038敦賀郡443山梨県南巨摩郡465長野県062475484岐阜県美濃498514静岡県富士郡038三重県001585592滋賀県犬上郡038蒲生郡612上方312京都府621629大阪府038642646兵庫県651652665奈良県676678和歌山県690
「なんぼ困るか知れん」691鳥取県038716718島根県725
「なんぼねなってでしかね(いくつになられますか)」728岡山県津山付近040広島県038786倉橋島・佐木島054能美島057山口県都濃郡038祝島054下関市062徳島県809816
「五時なんぼの汽車でいく」823香川県827829愛媛県840高知県038864福岡県小倉市874熊本県下益城郡930大分県938宮崎県延岡市951
《なんぶ》山形県東田川郡038139米沢市053高知県861幡多郡038870宮崎県955日南市・青島947鹿児島県963
《なぼ》宮城県登米郡115山形県庄内145
《なんぽ》栃木県芳賀郡205
《なんぼかんぼ》島根県「なんぼかんぼ言って聞かせても悪いことをする」725
(2)常識の程度をこえる事態に対して、驚いたりあきれたりする気持を表わす。なんと。ひどく。《なんぼ》青森県「なんぼずろいべ(なんてずるいことよ)」073津軽「なんぼ遅えの」080長崎県南高来郡「こどん(子供)さんに泣かれちゃ、なんぼお困いでござっしゅ」905
方言
数量や程度を限定しがたいさま。また、不明、不定なさま。幾つ。どれほど。幾ら。《なんぼう》盛岡†054仙台†059庄内†060青森県南部「なんぼうほしけい(いくらほしいかな)」084岩手県岩手郡089下閉伊郡091宮城県仙台市122茨城県多賀郡188栃木県河内郡204群馬県北甘楽郡229埼玉県入間郡054東京都八王子311神奈川県津久井郡317石川県羽咋郡412山梨県460462「なんぼー悲しんどーうてしよーうがない」463静岡県520兵庫県神戸市670島根県「全部でなんぼーでしかねえ」057725岡山県748751762広島県771776779山口県793796800徳島県809美馬郡054那賀郡810香川県手島・広島・小豆島054