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日本語の語彙

2013-07-23 | 日本語百科
語彙論に扱う語の集まりと語のまとまりのアプローチがある。言い換えると、語の集合と語の体系である。いずれも語彙をとらえる。語彙は語のひとつひとつがあって日本語の語彙というと日本語で全体をとらえる考え方になる。英語の語彙、中国語の語彙というように、語彙は語の集合また語の体系を見ることになる。これは語の集計が計算言語学で進められて語彙論としての手法が成果を出して議論することができるようになったことによる。たとえば日本語の日常的に使用する語の数はいくつあるかというふうに、ひとつの語彙について問う。それを語の集合としてみると語の全体を見渡して語数を特定する計算処理できるようになる。語彙論は1950年代以降、統計処理が行われてさまざまに語彙としての研究が行われた。


語彙論 lexicology は語彙を扱う言語学の部門とし、語彙の定義を求める。ある特定の範囲において使われる単語の総体。語彙を研究すると言えば、無限にあると思われる語のいくつかを、ある基準を作って作品、時代、個人、世代の流行現象などを調査する捉え方によって語の数を有限個にして一つの語彙とすることになる。語を対象とした、その集合また体系を分析する。語彙を個々の語を見る表現として用いないと説明するのは、語の論として一語について研究する場合と、語彙の論としてそれに関連する語をいくつか、研究する違いがあるからである。これは語彙を設定するときにその見方を立てることになり、この用語である語彙の彙字に集まりの意義を見ているので、日本語の語彙と言えばその全体つまり語を範囲を取ってその総体を対象とする。


>たとえば、「あの人は語彙が豊富だ。」という文は容認できるが、「『もったいない』という語彙」と述べることには不自然さが伴う。語彙を体系的に記述研究する言語学の分野を語彙論という。
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日本語語彙は語種を設定することにより、日本語の中でさらに範囲をとった、漢語、和語、外来語という語彙をとらえることができる。その出自によって語を取り上げると、表記のあらわれにおいても特徴を求めることができる日本語では、現代語に片仮名表記の語がつかわれることが多くなって、それまでの外来語に加えてさらに外国語のカタカナ表記としての現象を見ることがある。それまでの外来語はそれで漢字表記をしたり、複合語を作ったりすることがあったが、カタカナ語になると、英語のインプットなどをin putとしたりする、それで綴りを用いるなどで、語種をあきらかにすることがある。強調表現にした片仮名表記、擬声の書き方など、カタカナ語はそのうちにまた語彙をいくつか分けることができる。

かつては位相語として特徴を見せた女房言葉など、武家や僧侶などの集団特有の語彙を抽出した研究は、現代語では、若者言葉、ギャル語などの捉え方において、それぞれ範囲が設定されて、情報の伝播速度の急激な現象で進められることになった。



大辞林 第三版の解説
ごいろん【語彙論】

言語研究の一部門。語彙について体系的に記述説明する学問。語構成論・語彙史論・計量語彙論・位相論その他を含む。


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