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日本語教育の語彙2

2018-08-09 | 日本語教育

日本語教育の語彙、日本語学の語彙、この分野と、国語の語彙、国語学の語彙、この分野と、名称が異なれば、その何が変わるか。日本語と国語の違いによるものか、教育によることか、学的体系にかかわるか。その区別があるとすれば、あるに違いないのだが、それをもって立場とするとなると、どういうことになろうか。日本語と国語は言語分析を受けるものとしての対象を同じくしながら、その手法において異なるととらえてみてもよい。日本語を言語のひとつとする立場と、国語を母語話者として内省する立場と、それぞれによって、実験実証、文献実証と別れると考えることができる。

日本語を学習するのは、日本語を言語として習得する、ということになると、国語を学習するのは、これには、国語科目を学ぶこととなって、先に日本語教育と言い、またこれを国語教育として見ることになる。しかし現実に日本語科目と国語科目とすれば、その学習目的、学習方法、学習材料と、それぞれにとらえて日本語と国語とが区別されている。

日本語教育の語彙に、語彙論をおくか、意味論をとらえるか、同じ単語を扱うにも、そのアプローチはおのずと異なってくる。というのは、語彙論の設定は教育に応用すると語彙を規定して分析対象とする。語彙論という分野に、すでに国語学はその成果を上げて、手法を示すからである。それは国語学にとどまらず、言語学の語彙論としての議論でもあるが、国語による語彙分析の計量手法であるので、日本語教育の応用に、応用言語学としての扱いがある。すなわち、語彙習得の理論など、あるいは教師の指導ステップのことなど、科学的な分析となる。



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