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日本語文法文章論 会津型庶民生活に彩り

2014-10-16 | 日本語文法文章論
現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、会津型 庶民生活に彩り とある。副題に、一度途絶えた鳥や絣模様の型紙染め技術、復興へ30年 とある。エッセイである。日本経済新聞の文化面、20141016付けである。執筆者は、 冠木昭子氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。

冒頭の文は、次である。

> 今ではラーメンの町、蔵の町として知られ、多くの観光客が訪れる福島県喜多方市。

末尾の文は、次である。

>江戸から昭和に至る長い歴史を刻んできた郷土文化に一人でも多くの人に触れてもらうこと、また新しい技術も加えながら伝統継承する仲間を増やしていくことが、自分の使命であると思っている

書き出しの文段は、次のようである。

> 今ではラーメンの町、蔵の町として知られ、多くの観光客が訪れる福島県喜多方市。この町は江戸時代、会津藩の支配下にあり、醸造や漆器などの商工業者でにぎわっていた。だがここで型紙業がさかんであったことはあまり知られていない。着物などの型染めに使う型紙である。


末尾の文段は、次のようである。

>江戸から昭和に至る長い歴史を刻んできた郷土文化に一人でも多くの人に触れてもらうこと、また新しい技術も加えながら伝統継承する仲間を増やしていくことが、自分の使命であると思っている。

段落は、見出しのもと、次のようである。

>江戸後期からの歴史
 私は「会津型(あいづがた)」と呼ばれたこの伝統工芸の研究と普及にもう30年も関わっている。一度は絶えた技術だが、私が会長を務める「会津型研究会」が復興に取り組んできた。今では県内を中心に40人以上の会員がおり、型紙彫りや型染めを実践し、作品を発表している。

> 東北らしい温かさ
 雪深い東北である。冬にぞうきんがけすると廊下は凍ったし、野菜は雪が降らぬうちに買いだめしておく必要があった。都会育ちの私には厳しかったが、大学時代の恩師にいわれた「工芸をやる者は結婚し、子供も産まねばならない」という言葉をかみしめていた。生活の何たるかを知らずして、ものづくりはできぬという教えだった。

>伝統継承へ仲間増やす
 地元の小学生に技術を指導したり、体験講座を開いたりして、会津型を広く知ってもらうための活動を続けている。2001年には喜多方市の、03年には福島県の有形民俗文化財に指定された。





春秋
2014/10/16付日本経済新聞 

 貧しくも楽しかった少年期をビートたけしさんが「たけしくん、ハイ!」に書いている。「野球しててもさ、妹を背中におぶって、レフト守ってるやつがいたんだもんなぁ。そんで打てないから、守るだけなんだもん。……それでも、仲間入って野球やりたいんだよね」

 男の子の遊びといえば野球。そんな記憶を持つ世代は50代半ばか60歳になっていようか。文部科学省の調査で、走力や俊敏性など子どもの運動能力が一体に向上するなか、ボール投げだけが目立って低下していることが分かった。たとえば10歳の男児は、東京五輪の年からの半世紀で投げられる距離が20%、6メートルも縮んだ。

 そのニュースのあと、法律を変えて射撃競技用の空気銃を使える年齢を14歳から10歳に引き下げるという報道があった。6年後の東京五輪に向けた強化策だという。規制がある現在は光線銃で小中学生大会を行い、今年は100人余が参加したそうだ。少年銃士は思ったより多いが、でもほんの一握りといっていいだろう。

 じつは、もう野球も遊びではなく、チームに入り指導を受けるのが当たり前なのかもしれない。そこにすごい球を投げる子がいて、学校にはボールを投げたことのない子が増えている。文科省の調査結果にはそう想像をしてしまう。少年よ、銃の撃ち方は知らずとも球の投げ方くらいは……。いや、旧世代の繰り言である。

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