ロシア資料
ロシア資料による日本語研究、研究叢書545、この書によって漂流民が遺した日本語についての具体的なようすがわかる。
江口泰生著、2006年2月、和泉書院。
専門書としての内容はつぶさに伝わった日本語の事実がわかり裨益するところが大きい。
18世紀薩摩漂流民がロシアで遺したした資料のうち、文献を利用して日本語研究を行って漂流民の資料故に京都語の中央語史とちがった、方言研究史になると言う。
方言国語史であり、口頭語の資料として位置付けられる。
漂流民たちは漢字を十分に理解していたか、あるいは公卿が話したり読んだりするような日本語をインフォーマントとして伝えたわけではない。当時の薩隅方言資料となる。
扱っているのは、露日単語集、日本語会話入門、友好会話手本集、世界図絵である。ロシア資料の沿革はこの著作によってこれまでの研究に合わせてほとんど明らかになる。ゴンザ、ソーザの足跡はロシアに渡った薩摩方言の日本語としてさまざまに思い合わせられることは計り知れない。
ロシア資料による日本語研究、研究叢書545、この書によって漂流民が遺した日本語についての具体的なようすがわかる。
江口泰生著、2006年2月、和泉書院。
専門書としての内容はつぶさに伝わった日本語の事実がわかり裨益するところが大きい。
18世紀薩摩漂流民がロシアで遺したした資料のうち、文献を利用して日本語研究を行って漂流民の資料故に京都語の中央語史とちがった、方言研究史になると言う。
方言国語史であり、口頭語の資料として位置付けられる。
漂流民たちは漢字を十分に理解していたか、あるいは公卿が話したり読んだりするような日本語をインフォーマントとして伝えたわけではない。当時の薩隅方言資料となる。
扱っているのは、露日単語集、日本語会話入門、友好会話手本集、世界図絵である。ロシア資料の沿革はこの著作によってこれまでの研究に合わせてほとんど明らかになる。ゴンザ、ソーザの足跡はロシアに渡った薩摩方言の日本語としてさまざまに思い合わせられることは計り知れない。