現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

古典和歌解読

2014-09-06 | 本を読みました
古典和歌解読、副題には、和歌表現はどのように深化したか、とある。
2000年に出版、扉の裏に、最終講義に代えて、という。

この春に、2000年のこと、退職をむかえた由、はしがきに記されている。

感懐もひとしお、14年前になるし、すれば、著者の小松英雄氏は現在、80歳を超えている。
この書を手にしたのは2001年のことであるから、さらにその偶然を思う。

かつて、日本声調史論考、風間書房 1971、国語史学基礎論、笠間書院 1973を手にしたころ、学生だったわたしは、基礎論ともども、繰り返し読んだ。
そしてその影響下に文献国語学を確かにした。

いろはうた、中公新書 1979、日本語の世界7.日本語の音韻、中央公論社 1981などを、そして気づくことがあり、距離を置いた。
3部作に再び、日本語はなぜ変化するか 母語としての日本語の歴史、笠間書院 1999、古典和歌解読 和歌表現はどのように深化したか、笠間書院 2000、日本語の歴史 青信号はなぜアオなのか、 笠間書院 2001 に、出会った。

日本語の歴史に、購読をして用いたこともあった。
この解読は、かわらず、常識の冴えがある。

文献学的と言うところは変わらないし、抒情詩に観点を与えるのも変わりがない。
すなわち、構文解析、表現解析、テクスト解析、この方法である。



日本声調史論考(風間書房 1971)
国語史学基礎論(笠間書院 1973:増補版 1986:簡装版 2006)
いろはうた(中公新書 1979)
日本語の世界7.日本語の音韻(中央公論社 1981)
徒然草抜書(三省堂 1983/ 講談社学術文庫 1990、復刊 2007)
仮名文の原理(笠間書院 1988)
やまとうた(講談社 1994)
仮名文の構文原理(笠間書院 1997:増補版 2003)
日本語書記史原論(笠間書院 1998:増補版 2000:新装版 2006)
日本語はなぜ変化するか 【母語としての日本語の歴史】(笠間書院 1999)
古典和歌解読 和歌表現はどのように深化したか(笠間書院 2000)
日本語の歴史 青信号はなぜアオなのか(笠間書院 2001)
みそひと文字の抒情詩(笠間書院 2004)-「やまとうた」を全面的に書き改め、新たに一章を加筆
古典再入門 「土左日記」を入口にして(笠間書院 2006)
丁寧に読む古典(笠間書院 2008)
伊勢物語の表現を掘り起こす 《あづまくだり》の起承転結(笠間書院 2010)
平安古筆を読み解く 散らし書きの再発見(二玄社 2011)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。