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文章法 240517

2024-05-17 | まさごと




 
文章法は文章作法であった。さほう さくほう いずれの読みを採用するか。意味が異なるので、さらには作法書か、作文の技術か。
すると文章法には文法論からの規定がある。
辞書の説明に、文論、構文論、措辞  論、シンタクスなど品詞論に対しての用法で、文章論の言いである。文法の分野から品詞、構文と説明をしてきた国語には文章を単位とする文章論が構想されてきている。

時枝学説の流れにある国語の分析であるが、その構想が文学作品論に継承されてしまったところ、文法の分野でその学派を受け継ぐ流れは一つに国語教育に学校教育の文章論となっている。文章論を国語文法で扱う。
次のような分析が行われている。すなわち、文と文章の違い、構文を基礎にみる文の連接、接続語による文の展開、段落相互の構成、文と文章の意味、文章の種類などである。
 
さて、文章論は文論に対するものとなれば、文章法は文法に対するものとなり、句論と句法、語論と語法、語構成と形態とみるが、文章法の議論がめだって見えない。文章法という名目はその用例に意味する内容がある。

日本国語大辞典の用例より
 福翁自伝〔1899〕〈福沢諭吉〉雑記「著訳書に古来の文章法(ブンシャウハウ)を破て平易なる通俗文を用ふる」
 日本小文典〔1887〕〈チェンバレン〉緒言「文法を大別して、単語法と、文章法との二つとなす」
上記のとらえ方は、辞書義の二つを代表的にみる
が、その内容とするものは次の例に見える。
 国語のため第二〔1903〕〈上田万年〉内地雑居後に於ける語学問題「斯の如くする時は、文章法は依然日本語の文章法にて止り、語彙は自国語及び外来語とより成立する事となるなり」
 中等教科明治文典〔1904〕〈芳賀矢一〉一・編纂の主旨「文章法に於ても亦、今文の構造を説くを主眼とせり」

日本語の文章法にとどまるもの、教科における近文の構造となるものと見えるところである。

以下、引用。再録である。

批判の要
2024/02/13
批判文法は日本語文法について書く。その基本は国語文法の規範による。

語、文、文章という文法単位とする説明に品詞論構文論どまりの文法である。
品詞論は語法に過ぎず構文論は句法にとどまる。

シンタクスを以て文の意味とする解析は文章単位を見てこそ成り立つものである。
文節を教科文法で分かりやすく文法分析をする功績は大であるから、文法の語を議論して文節を有効な単位と認め直さなければならない。

形態論を以て文節を見るなら統語論とのかかわりで日本語によりわかりやすく解説できる。
ただ連文節を係り受けの拡大に文節相当の単位としての認識があるにかかわらず説明を尽くさないところがある。

連体修飾連用修飾のわかりよさを連文節の説明で捉えるとよい。
主語の議論と主題の文法における視点は日本語を分かりにくくしてしまったので、文章の単位から見直すとよい。





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