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日本の手話と英語の手話と

2014-03-01 | 日本語あれこれ百科
19 日本の手話と英語の手話とは違う

片づけをしていたら、日本語あれこれ事典があった。20140211 日本語学の臨時増刊号である。出版年は、2002年11月、VOL.21 とある。日本語あれこれ百科をかんがえてみよう。

手話は同じである。手話の日本語があり、手話の他国のことばがある。いかえれば、日本語と英語が言語である限り、手話も言語であり、日本語と英語が異なるように手話の日本語と英語は異なる。手話を言語とするのは、手話に文法がありその文法は日本語文法によるからである。手話が言語で英語の手話は英語の文法によると考えてよい。しかし手話が各国に広まった経緯から手話による言語と地域の違いが現われている。

ウイキペディアは次のように説明する。

>手話は世界共通ではなく、アメリカの ASL・イギリスのBSL・フランスのLSF等のように原則的に各国で異なるが、分布は必ずしも国とは一致していない。
その地域で使われる音声言語と手話との間には関係がない。例えば、アメリカとイギリスは音声言語の英語を共有するが、手話のASLとBSLは全く異なる。ところがフランスでは英語を用いないのにもかかわらずLSFはASLに比較的近いと言われる。カナダのフランス語圏ではLSFでなくLSQを使う。アイルランド手話もASL系であるし、アフリカの手話の多くもASL系である。
こうした状況の背景には、手話の先進地域で手話や手話による聾教育を学んだ人物が、別の地域で手話や手話による聾教育を広めるという現象がある。例えばASLがLSFに近いのは、そもそもアメリカで手話による聾教育を広めたトマス・ホプキンス・ギャローデットがフランスで手話や聾教育を学んだからである。同様にアフリカの手話にASL系が多いのは、アメリカで聾教育を学んだ人物がアフリカで活動した結果である。



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