基礎日本語文法では文を、「単一の述語を中心として構成される文を『単文』という」、「複数の述語からなる文を『複文』という」と、説明している。述語、補足語、修飾語、主題をもって、文を組み立てるが、それを骨格とし、述語だけが文の成立の規則とするように、文は文の中心の要素であると説明している。述語は「動的述語」「静的述語」がある。これは述語の表現事態に動きと状態があるとするのであるがその違いは「様々な文法現象に関係」していると述べる。
文の基本構造に述語に関係する要素と、その補足語のうちのユウダイ、ムダイによる「有題文」「無題文」があり、「Xは」の形で文の陳述の対象を表す要素がある。
語順については、次のようになる。
述語 文末に位置し文を支える
主題 文頭にあららわれることが多い
主題―(補足語←→修飾語)―述語
基本日本語文法では、上記、語順に合わせて
主語 ー 述語
主語 ー 修飾語 ー 述語
独立語 主語 ― 述語
のようにとらえる。主語を要素と見る。