形態素を語と数えるか、形態を語とするか、そのとらえ方に、語の単位がどれをもって語とするか、考え方を知ることであるが、説明の用語で、単語を用いない、語ということにする、とあって、記述説明に単語の単位が明確ではない。単語と語と、語と語彙と、それぞれに日本語の用法で区別を持つ。言葉における単数、複数の別を、語形態にあらわすことのない日本語で、単位語をどう扱うかは語彙の記述にまず規定されなければならないが、いかがか。形態素と語の区別が語の単位の解説で明確に示されないのは、その考え方を説明しないからである。何をもって1語とするか。レンマ、ワードファミリーの説明が、語論、語彙素論、そして語彙論の混乱を増している。テキストの文章にある、76ページの言及は語の定義に始まって留意を促すが、ここの説明にこそ、必要なこととして、語と形態の違いを述べないので、単語と語の違いが、まったくわからないことである。
https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/1440999/scs0230.pdf
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語彙表象は、レンマ(lemma)とレキシーム(lexeme)という 2 つの部分からなる。レンマは、意味に関する知識や統語に関する知識という、いわば、語の意味や品詞に関する知識である。一方、レキシームは、形態素や音声や表記に関する知識である。
語彙素 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org › wiki › 語彙素
語彙素(ごいそ:Lexeme)とは、言語学における形態論的単位であり、異なる形態であるが同じ語であると考えられるものからなる語の集合をいう。例えば英語のchild - children、go - goes - went - gone - going、あるいはbig - bigger - biggestは、それぞれ同じ語彙素としてまとめられる。 1つの言語の語彙素からなる何らか(または全て)の集合を語彙といい、語彙素は語彙の単位でもある。 概要[編集]. 形態素はレンマ(Lemma、基本形:上の例でいえばそれぞれchild、go、big)で代表され、ある言語における語彙素の総体が ... 語彙素は特定の統語的範疇(品詞)に属し、固有の意味を有し、屈折(動詞の活用や、名詞の格 ...
https://english-club.jp/blog/business-vocabulary-size/
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米・英・日の言語学者3名が調べた、英単語2,000語がカバーする割合だ。3つの研究全てにおいて、2,000語で80%前後をカバーしている。なお、2,000語というのは、英単語全ての使用回数を調べ、その回数が多い順(使用頻度順)に並べた最初の最重要語2,000語だ。
*英ビクトリア大学I.S.P. Nation (2001)「Learning Vocabulary in Another Language」 及び神戸大学・大学院准教授石川慎一郎(2012)「ベーシックコーパス言語学」書き言葉の数値 のデータ基にThe English Club が作成。
米ブラウン大学では最重要語2,000語で82.5%をカバーしている。同大学は、アイビー・リーグの一校という優秀な学生が集う大学である。その大学の膨大な英語のデータベース(コーパス)を調べた結果だ。優秀な大学でも、難しい単語を多く使用しているということでなない。
英ビクトリア大学の場合は、総単語数295,294語の英語の経済学のテキストを調べた結果だが、最重要語2,000語で79.7%を占めていた。経済学の専門用語を含めた2,213語では全体の91%以上を占めていたのだ。最重要語2,000語と専門用語が理解できれば、大学の経済学のテキストのような難解そうな本でも、その内容の大部分は理解できることになる。
イギリス英語全体では、最重要語2,000語で86%をカバーできる。これは「インターナショナル・コーパス・オブ・イングリッシュ」(International Corpus of English)というイギリス英語の膨大なデータベースを調べた結果だ。アメリカ英語に比べて難しい印象のあるイギリス英語ですら、最重要語2,000語をいう限られた単語数でも適切に理解できるといっていい。
*英ビクトリア大学の単語数はワードファミリー、その他の2つはレマ単位で数えられている。ワードファミリーとは、活用語と派生語も一つの単語として数える。活用語のみ1つの単語とするレマ単位で数えた方が、ワード・ファミリーで数えるより単語数が多くなる。
単語は覚えたが、話そうとした時にその単語が出てこないという経験は誰にでもあるだろう。それは、その単語が、あなたにとって「理解できる英単語」(認識語彙/Passive Vocabulary)なのだが、「使える英単語」(運用語彙/Active Vocabulary)になっていないということだ。これらの「認識語彙」と「運用語彙」を意識することで単語学習を効率化することが可能だ。
「使える英単語」(運用語彙)の数は「理解できる英単語」(認識語彙)の数より少なくていい。例えば、日本人として読めるけど書けない漢字は誰にでもある。つまり、認識語彙ではあるが、運用語彙ではないということだ。これは人間が言語活動をする上でいたって当然のことなのだ。日本語でも当然なのだから英語でも当然のことなのだ。