現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

補語と述語

2014-07-12 | 日本語百科
国語文法では成分にない、ここに補語とするものは、補足語とも言う。
日本語文法で便宜、命名されて、目的語の、を格に並んで、補語とするのは、に格、と格である。

必須補語とするものがあり、さらにまた準必須補語などの言い方でほかの格助詞、修飾語句をあげる。
そうなると、国語で言う連用修飾語に当てはめて、広く述語に対する補語となる。

主語を補語とする考え方にもなる。
もと英文法の補語の概念があり、文の必須補語を要素とするが、副次的な補語をも要素とするので、国語の考え方からかけ離れる。

主語を補語と呼ぶ考えに立つと、それはまた主格補語とするようであるが、日本語の文は補語と述語の関係に尽きることになる。
中国語の文法に、動詞、形容詞のあとに置くものを補語とし、広くその役割をとらえる。




ウイキペディアより

>日本語では述語の意味を補う文の要素を補語という。一般に体言+格助詞の形(格助詞がない場合もある)をとる。動詞に対する項に近い概念である。述語により要求する補語が異なり、必須のもの(必須補語)と必須でないもの(副次補語)に分けられる場合がある。
例:「太郎がきのう大阪から花子に手紙を送った。」では、「太郎が」「花子に」「手紙を」が必須補語、「きのう」「大阪から」が副次補語である。(鈴木重幸・工藤真由美らは「きのう」「大阪から」など、事象を取り巻く外的状況、すなわち時間・場所・原因・目的・場面を表す文の成分を「状況語」と呼んでいる。)
また、以上の補語から主語と客語(「を」で示され、直接目的語に当たる)とを除いたものを、狭義に補語ということもある。



デジタル大辞泉の解説
ほ‐ご 【補語】

1 《 complement 》英語・フランス語などの文法で、それだけでは完全な意味を表さない動詞の意をおぎなう語。“He is rich.” “I make him happy.”のrich, happyの類。
2 日本語で、連用修飾語のうち、主として格助詞「に」「と」などを伴う語。「兄が弟に本を与える」の「弟に」の類。「を」を伴うものを目的語または客語というのに対する。


大辞林 第三版の解説
ほご【補語】

①〔complement〕 英文法などで,不完全自動詞・不完全他動詞の意味を補う語。He is a teacher. He made her happy. などにおける a teacher, happy など。
②① にならって国文法で,述語動詞の意味を補って,文意を完全にする役割を果たす語句をいう。連用修飾語のうち,主として格助詞「に」「と」を伴うもの。「花が実になる」「白を黒という」における「実に」「黒と」の類。格助詞「を」を伴うものを目的語または客語というのに対する。


世界大百科事典 第2版の解説
ほご【補語】

主語(主語・述語),目的語などとともに,文を構成する成分の一つであるが,その内容は各言語,各研究者によりさまざまに異なった定義が与えられている。 そのなかで,われわれに最もなじみ深いのは英語文法の用語としてである。通常,英語文法ではI am a boy.のa boyや,He is rich.のrichを補語と呼ぶ。これはbe動詞を代表とするいくつかの動詞は,主語+動詞では完全な意味を表せず,その後に来て全体を完全にするもの(complement)を必要とするわけであるが,これが補語といわれる。


ウイキペディアより。
>中国語では、動詞、形容詞の後ろに置かれる補足的な表現を「補語」という。
動作量補語(動量補語):動作の行われる回数、時間などを表す「数詞+量詞」。
看一次=一回見る 睡了五個小时=5時間眠った

結果補語:動作の結果生じた状態を表す動詞、形容詞。主動詞との結合度が強く、後述の可能補語の場合を除き、間にほかの形態素が入ることはない。
吃完=食べ終わる 洗乾淨=きれいに洗う

方向補語:動作の向かう方向を表すいくつかの動詞。客観的な方向を表す「上(上がる)」「下(下がる)」「進(入る)」「出(出る)」「回(帰る)」「過(通り過ぎる)」「起(起きる)」と、話者から見た主観的な方向を表す「來(来る)」「去(行く)」の2種類に分かれる。前者、後者を単独で用いた場合を「単純方向補語」、前者の後に後者を付加した場合を「複合方向補語」という。
「帶回去」=携帯して帰っていく 「說出來」=言い表す、言葉を口に出す

可能補語:結果補語と方向補語の主動詞と補語との間に「得(できる)」「不(できない)」を置いて、動作完遂の可能、不可能を表す。
「吃得完」=食べきれる 「洗不乾淨」=洗ってもきれいにならない

程度補語(様態補語):動作や状態の程度、または動作、状態によって起こる結果を、いずれもより具体的に描写する。通例形容詞句、動詞句を置くが、文が補語となることもある。主動詞と補語の間に「得」を置く。
「說得很流利」=流暢に話す 「激動得流出了眼淚」=感激して涙を流した

日本の学界における少数説では、これ以外に
助動詞(能願動詞)の後に置かれる動詞句→動詞句補語
「是」の後に置かれる名詞句→名詞句補語
「兼語文」の2番目の動詞句→目的補語
引用文を後ろに置く動詞の引用文→文補語
などより広い表現を「補語」と呼ぶことがある。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。