31 「本が読みたい」「本を読みたい」どちらも正しい
片づけをしていたら、日本語あれこれ事典があった。20140211 日本語学の臨時増刊号である。出版年は、2002年11月、VOL.21 とある。日本語あれこれ百科をかんがえてみよう。
本が を主格とするか、本を という目的格にするか、この表現法は主語述語のとらえ方に関連して議論された。本が というのは、かならずしも主格とならない、本が厚い というときに、この表現は、本そのものについて分厚いことを表しているので本を対象とした表現方法である。本が として主語となるよりも、本が~たい となる。こう見てくると、本を読みたい については、本を読む という目的語を取るのは、読む動詞に関係することが分かり、本を読み たい とこの表現を分析することができる。さきの場合は、本が 読みたい というふうになっている。この言い方において、が格を主格とするか、新たに対象格という格を認めるか、という議論になるが、これは日本語を考えるうえで重要な議論となるであろう。
片づけをしていたら、日本語あれこれ事典があった。20140211 日本語学の臨時増刊号である。出版年は、2002年11月、VOL.21 とある。日本語あれこれ百科をかんがえてみよう。
本が を主格とするか、本を という目的格にするか、この表現法は主語述語のとらえ方に関連して議論された。本が というのは、かならずしも主格とならない、本が厚い というときに、この表現は、本そのものについて分厚いことを表しているので本を対象とした表現方法である。本が として主語となるよりも、本が~たい となる。こう見てくると、本を読みたい については、本を読む という目的語を取るのは、読む動詞に関係することが分かり、本を読み たい とこの表現を分析することができる。さきの場合は、本が 読みたい というふうになっている。この言い方において、が格を主格とするか、新たに対象格という格を認めるか、という議論になるが、これは日本語を考えるうえで重要な議論となるであろう。