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世相

2017-03-07 | 日本語百科
http://www.geocities.jp/terub103/sub7/syouwa_nenpyou.htm
昭和世相年表
昭和生まれの人はどんな時代に生まれ育ち生きたか
大正生まれはどんな時代に生き・生かされたか

http://www.geocities.co.jp/Milkyway/2493/heisei_nenpyou.html
平成の出来事年表

社会意識に関する世論調査 - 内閣府 世論調査
survey.gov-online.go.jp/h19/h19-shakai/2-2.html
現在の世相をひとことで言えば,明るいイメージとしては,どのような表現があてはまると思うか聞いたところ,「平和である」を挙げた者の割合が53.9%と最も高く,以下,「安定している」(17.1%),「おもりやりがある」(10.8%)などの順となっている。(複数回答, ...


せそう
【世相】
世の中のありさま・風潮。
「世相」を次の言語に翻訳:
noun
1. phase of life
2. sign of the times


出典:デジタル大辞泉
世の中のありさま。社会のようす。「現代の―を反映する事件」


Weblio類語辞書
>世相
意義素
社会全体の様子や雰囲気のこと
類語
地域環境 ・ 社会環境 ・ 社会のムード ・ 社会情勢 ・ 社会状況 ・ 風潮 ・ 世論 ・ 時代の雰囲気 ・ 時代精神 ・ ツァイトガイスト ・ 社会全体の流れ ・ 世論の動向 ・ 世情 ・ 潮流 ・ 世の中 ・ 時代の色調 ・ 時代の色合い ・ 時代の情勢 ・ 時勢 ・ 世相 ・ 社会的風潮 ・ 社会の動向 ・ 社会の傾向 ・ 社会のトレンド ・ 社会風土 ・ 時流 ・ ご時勢


世相の使い方、ほかの品詞の結びつき|日本語コロケーション辞典
collocation.hyogen.info/word/世相
世相色々と変化の跡があるが 世相を観ずるに 世相と人心の眼を醒まさせた 世相に浮いてる 世相の移り変りには 世相を変じ ... た 世相をガイタンされて 世相に意味をもたせて 世相に最も欠けている 世相は兇悪犯罪が増加しているけれども 世相だったといって ...


せ‐そう〔‐サウ〕【世相】の例文
出典:青空文庫

せ‐そう〔‐サウ〕【世相】例文一覧 30件
・・・容易なだらけ切った気持ちで有るが儘の世相の外貌を描いただけで、尚お且つ現実に徹した積りでいるなど、真に飽きれ果てた話だ。こんなものが何んで現実主義といえよう。 前述の如く、純芸術的の作品が民衆に感動を与えるのは何の為めかというに、それは・・・<小川未明「囚われたる現文壇」青空文庫>

・・・「世相」という小説でその公判記録のことを書いたのを知っていたのであろう。私は「世相」という小説はありゃみな嘘の話だ、公判記録なんか読んだこともない、阿部定を妾にしていた天ぷら屋の主人も、「十銭芸者」の原稿も、復員軍人の話も、酒場のマダムも、・・・<織田作之助「可能性の文学」青空文庫>

・・・実は新吉の描こうとしているのは今日の世相であった。 世相は歪んだ表情を呈しているが、新吉にとっては、世相は三角でも四角でもなかった。やはり坂道を泥まみれになって転がって行く円い玉であった。この円い玉をどこまで追って行っても、世相を捉える・・・<織田作之助「郷愁」青空文庫>

・・・青白い浮腫がむくみ、黝い隈が周囲に目立つ充血した眼を不安そうにしょぼつかせて、「ちょっと現下の世相を……」語りに来たにしては、妙にソワソワと落ち着きがない。綿のはみ出た頭巾の端には「大阪府南河内郡林田村第十二組、楢橋廉吉A型、勤務先大阪府南・・・<織田作之助「世相」青空文庫>

・・・しかし、激しい世相の中に身を置いた武田さんの正直さがそのままにじみ出ているような作品であった。その正直さはふと律儀めいていた。一見武田さんに似合わぬ律儀さであった。が、これが今日の武田さんの姿としてそのまま受け取って、何の不思議もないと私は・・・<織田作之助「武田麟太郎追悼」青空文庫>

・・・「世相」という小説は九十何枚かで一応結んだが、あの小説はあれから何拾枚もかきつづけられる作品だった。ダイスのマダムの妹を書こうというところで終ったが、あれは「世相」の中でさまざまな人間のいやらしさを書いて来た作者が、あの妹を見てはじめて清純・・・<織田作之助「文学的饒舌」青空文庫>

・・・     四 社会運動と倫理学 青年層にはまた倫理学を迂遠でありとし、象牙の塔に閉じこもって、現実の世相を知らないものの机上の空論であるとしてかえり見ない向きもある。しかし街頭の実践運動家といえども倫理学的な指導原理を持ち、・・・<倉田百三「学生と教養」青空文庫>

・・・日蓮は世相のただならぬことを感じた。また実際国外には支那を統一し、ヨーロッパを席捲した元が日本をうかがいつつあったのであった。 こうした時代相は年少の日蓮に痛切な疑いを起こさせずにおかなかった。彼は世界の災厄の原因と、国家の混乱と顛倒と・・・<倉田百三「学生と先哲」青空文庫>

・・・ 安い思いもなしに、移り行く世相をながめながら、ひとりでじっと子供を養って来た心地はなかった。しかし子供はそんな私に頓着していなかったように見える。 七年も見ているうちには、みんなの変わって行くにも驚く。震災の来る前の年あたりに・・・<島崎藤村「嵐」青空文庫>

・・・して、実に久しぶりで、小さい盃でちびちび一級酒なるものを飲み、その変転のはげしさを思い、呆然として、わが身の下落の取りかえしのつかぬところまで来ている事をいまさらの如く思い知らされ、また同時に、身辺の世相風習の見事なほどの変貌が、何やら恐ろ・・・<太宰治「酒の追憶」青空文庫>

・・・で恋愛が成立するものとしたら、それは実に卑猥な世相になってしまうであろう。恋愛は意志に依るべきである。恋愛チャンス説は、淫乱に近い。それではもう一つの、何のチャンスも無かったのに、十年間の恋をし続け得た経験とはどんなものであるかと読者にたず・・・<太宰治「チャンス」青空文庫>

・・・碁の話ではなく、いろいろ世相の事など、ゆっくり語り合う事になるらしい。 兄は、けさは早く起きて、庭の草むしりをはじめているようだ。野蛮人の弟は、きのうの新内で、かぜをひいたらしく、離れの奥の間で火鉢をかかえて坐って、兄の草むしりの手伝い・・・<太宰治「庭」青空文庫>

・・・何の関係もない色々の工場で製造された種々の物品がさまざまの道を通ってある家の紙屑籠で一度集合した後に、また他の家から来た屑と混合して製紙場の槽から流れ出すまでの径路に、どれほどの複雑な世相が纏綿していたか、こう一枚の浅草紙になってしまった今・・・<寺田寅彦「浅草紙」青空文庫>

・・・その歌集はおそらく今の歌壇に一つの異彩を放つばかりでなく、現代世相の一面の活きた記録としても意義のあるものになるだろうと思っている。<寺田寅彦「宇都野さんの歌」青空文庫>

・・・しかし本来はそれどころか実に深刻な時代世相の端的描写であり、そうして支配階級よりはより多く被支配階級の悲痛な忍苦の表現をもそれらの中に看取することができるのである。 こういう、エイゼンシュテインのいわゆる映画術の骨髄を昔から伝えきたった・・・<寺田寅彦「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」青空文庫>

・・・また広重をして新東京百景や隅田川新鉄橋めぐりを作らせるのも妙であろうし、北斎をして日本アルプス風景や現代世相のページェントを映出させるのもおもしろいであろう。そうしてこれらの新日本映画が逆にちょうど江戸時代の浮世絵のごとく、欧米に輸出される・・・<寺田寅彦「映画時代」青空文庫>

・・・ 彼の実証主義写実主義の現われとしてその筆によって記録された雑多の時代世相風俗資料は近頃ある人達の称える「考現学的」の立場から見て貴重な材料を供給するものであることは周知なことである。例えば当時の富人の豪奢の実況から市井裏店の風景、質屋・・・<寺田寅彦「西鶴と科学」青空文庫>

・・・それで一個人の身辺瑣事の記録には筆者の意識いかんにかかわらず必ず時代世相の反映がなければならない。また筆者の愚痴な感想の中にも不可避的にその時代の流行思想のにおいがただよっていなければならない。そういうわけであるから現代の読者にはあまりに平・・・<寺田寅彦「自由画稿」青空文庫>

・・・そうしてそれがそうであることによって、それは現代世相の索引でありまた縮図ともなっているのである。 食堂や写真部はもちろん、理髪店、ツーリスト・ビュロー、何でもある。近頃郵便局の出来たところもある。職業紹介所と結婚媒介所はいまだないようで・・・<寺田寅彦「夏」青空文庫>

・・・わたくしは此のたびの草稿に於ては、明治年間の東京を説くに際して、寡聞の及ぶかぎり成るべく当時の人の文を引用し、之に因って其時代の世相を窺知らしめん事を欲しているのである。 松子雁の饒歌余譚に曰く「根津ノ新花街ハ方今第四区六小区中ノ地ニ属・・・<永井荷風「上野」青空文庫>

・・・強烈な電燈の光に照出される昭和の世相は老眼鏡のくもりをふいている間にどんどん変って行く。この頃、銀座通に柳の苗木が植付けられた。この苗木のもとに立って、断髪洋装の女子と共に蓄音機の奏する出征の曲を聴いて感激を催す事は、鬢糸禅榻の歎をなすもの・・・<永井荷風「正宗谷崎両氏の批評に答う」青空文庫>

・・・ その後一年ほどたってから再び元八まんの祠を尋ねると、古い社殿はいつの間にか新しいものに建替えられ、夕闇にすかし見た境内の廃趣は過半なくなっていた。世相の急変は啻に繁華な町のみではなく、この辺鄙にあってもまた免れないのである。わたくしは・・・<永井荷風「元八まん」青空文庫>

・・・ずるの例を示し、これより儒者の道も次第に盛にして、碩学大儒続々輩出したりといえども、全国の士人がまったく仏臭を脱して儒教の独立を得るまでは、およそ百年を費し、元禄のころより享保以下にいたりて、はじめて世相を変じたるものの如し。(徳川をはじめ・・・<福沢諭吉「政事と教育と分離すべし」青空文庫>

・・・この身分感は、こんにち肉体文学はじめ世相のいたるところにある斜陽族趣味にまで投影して来ているのである。 日本の大学、なかでも帝大といわれた帝国大学は、明治以来のそういう日本的な伝統のなかで、どこよりもふるい力に影響されていたところではな・・・<宮本百合子「新しいアカデミアを」青空文庫>

・・・ 多くの人は、つのめだった世相につかれて生活のうちにせめて寸刻のやわらぎを求めています。あつい夏の朝、新聞をあければ、今日も明日もと、下山事件、三鷹事件、『アカハタ』への手入れとあつ苦しい、ごみっぽい記事はすべて共産党に結びつけて大げさ・・・<宮本百合子「新しい抵抗について」青空文庫>

・・・特に男の側からその態度がつよくなって来ていると見えるのは今日の世相のどういう反映というべきだろう。つまり友達としては向上心もあり、感受性も活溌で、幾らかはスポーティな、いってみれば手ごたえの鮮やかな女性を好む若い男たちが、いざ結婚のあいてを・・・<宮本百合子「異性の友情」青空文庫>

・・・ 明治、大正と徐々に成熟して来た日本の文学的諸要素が、世相の急激な推移につれて振盪され、矛盾を露出し、その間おのずから新たな文芸思潮の摸索もあって、今日はまことに劇しい時代である。日本に於てはロマンチシズムが今日どういう役割を果している・・・<宮本百合子「意味深き今日の日本文学の相貌を」青空文庫>

・・・ この四五年の急に動く世相は、大多数の人々の日常生活を脅かして、経済的な不安とともに文化的な面で貧しくさせて来ている。そのことは純文学の単行本の売れゆきのわるさ、その対策の推移を見てもはっきりしていると思う。小説の単行本が売れないと・・・<宮本百合子「「大人の文学」論の現実性」青空文庫>

・・・私小説、身辺小説からよりひろい客観的な社会性のある小説への要求が起った時代、ひきつづく事変によって変化した世相が文学のその課題の解決を歪めてずるりずるりと生産文学へひきずりこんだ。それと同様に、一応野望的な作家の心に湧いたより活溌な、より広・・・<宮本百合子「おのずから低きに」青空文庫>

・・・一つの人格、一つの世相、一つの戦い、その秘められた核を私は一本の針で突き刺して見せる。その証拠は私の製作が示すだろう。 そして私は製作する。できたものをたとえばストリンドベルヒの作に比べてみる。何という鈍さと貧弱さだろう。私は差恥と絶望・・・<和辻哲郎「生きること作ること」青空文庫>


デジタル大辞泉の解説
せそう【世相】[書名]
織田作之助の短編小説。昭和21年(1946)「人間」誌に発表。


学研国語大辞典によると、
世の中にあらわれた、時代の傾向。世のなりゆき。「世相を反映した事件」

世情 ①〔うつり変わる〕世の中の状態。世間のありさま。世間の事情。世態。 ②世間の人の人情。
世態 世の中のありさま・状態。世情。



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