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文章論22 文と句

2016-02-02 | 日本語文章論
日本語文章の分析に文節を用いる。文節は橋本学説における文の成分である。文に文節を見ることは日本語の特徴である。文節において文の要素を分析し、主語述語をもって文とする。その文に主語を必須要素とする捉え方と異なって、日本語では、必ずしも文の単位だけが文章を構成するものではない。目的語述語をもって文の単位に即した働きをする句がある。文章は文が関係構成する、文の集合体であるが、そこには句をもって文と関係構成をすることがある。したがって文章において関係構成の要素となるものには文、句、語と、それぞれ下位に単位がある、文節はそれぞれの単位を作っている。

いまここに書き連ねる文章にもその構成要素を見出す。冒頭の一文は、文であるか、句であるか。そこに主語述語の関係を見れば文である。第2文は、文節はと、前の文を受けて引詞をもってトピックとしている。この文にも主語と述語の関係があれば文である。第3文は、文に文節を見ること、それを引句として、トピックとしている。文節の語が繰り返し見えて、第4文で、文節において、とする、文節を主題として述べている文章が展開している。さてそこまでの文を見て、それを文とする分析と、句とする分析と、いずれの場合も当てはまりうるのは、その主語には文章の書き手の主体主語があるということである。第1文は主体による。その事実の特定をして事象を述べている。


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