兄弟子の細原一夫五段のお母さんの葬儀に参列した。真ん中は金子義昭六段で、奨励会時代の先輩である。細原五段は年齢は私よりもひとつ下だが、入門したときにすでに初段で兄弟子だった。4級で入会の自分とは実力に雲泥の差があって、師匠は私よりも細原さんの才能を買っていた。細原さんは私と同じで勝負に無頓着なところがあった。入門当時は家で将棋を教えてもらったが、10連敗位して呆れた記憶がある。
「カズオ!カズオ!森さんから電話やで!」「うるさいなあ。誰からやねん」電話の奥で会話が聞えてくる。それが細原さんのお母さんだった。数年前に電話したときも同じ状況だった・・
「カズオ!カズオ!森さんから電話やで!」「うるさいなあ。誰からやねん」電話の奥で会話が聞えてくる。それが細原さんのお母さんだった。数年前に電話したときも同じ状況だった・・