村山聖七段、1994年、平成6年の夏である。滋賀県大津の大津市役所支部で、珍しくふたりで一緒に招かれた支部派遣の仕事があった。指導対局の後で、寄せ書きの色紙を書いているところだ。このときに数枚の写真を撮ったようである。
村山君は「大局観」といつも書いていた。初め扇子を作ったとき「字を見てから決めるから」と言って書かせたら、これがうまいので驚いた。「うん、まあまあ合格やなあ」と言いながら、私は自分の幼稚な落書き文字にゲンナリするのだった。
この写真を見ると、体調はもうひとつよくないときかもしれない。
村山君は「大局観」といつも書いていた。初め扇子を作ったとき「字を見てから決めるから」と言って書かせたら、これがうまいので驚いた。「うん、まあまあ合格やなあ」と言いながら、私は自分の幼稚な落書き文字にゲンナリするのだった。
この写真を見ると、体調はもうひとつよくないときかもしれない。
静寂に駒音響け盤の上
村山君と会っているようで、懐かしく感じます。