面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

チンピラもせんようなこと。

2010年09月20日 | ニュースから
船長拘置延長、中国「強烈な報復措置講じる」(読売新聞) - goo ニュース


日本領内に侵入しておきながら、度重なる傲岸不遜な態度を取り続けるのはまだしも、日本が返還した漁船にわざわざ穴を開け、
「これが日本が漁船に体当たりした証拠の穴だ!」
と言い張るに至っては、正にもう噴飯もの。
ぶつけられた穴だと言うのなら、もう少し何かがぶつかってできた自然な感じに穴を開ければよいものを、四角く船首部分に穴をあけて「ぶつけられた」とは、安モノの当たり屋でもやらんような恥ずかしい行いだ。
下っ端のチンピラでもやらんような言いがかりをつけるとは、何をそんなに焦っているのか、無知蒙昧な自分にはとんと理解できない。

いずれにせよ、日本はあたふたと相手に擦り寄る必要はない。
というより領海侵犯の非は中国にあるのだから、何ら下手に出る必要も無いのである。
逆にヘンに中国の“御機嫌”をとるような態度に出たならば、それこそ尖閣諸島は中国領であると認めるようなもの。
そもそも、漁船と乗組員を中国に還したこと自体、早まったのではないかとさえ思うのだが、浅はかな自分にはよく分からない。

様々な文化や知識をもたらし、日本の進化に大きく貢献してくれた太古の中華は、今はもう跡形も無くなってしまったのか?
太陽が昇る国の王より、太陽が沈む国の王へご挨拶申しあげると言い切った聖徳太子は、未来の大陸における“小人物ぶり”を喝破していたのかもしれない。
天晴れ大人物である。

まあ、今の日本にこれほどの大人物もいないので、どっちもどっちな状況ではあるのだが。
同じ大人物のいない国ならば、ここは現代の秩序に則り、国際的に日本固有の領土と認められていることに基づいて行動をとればいいだけのこと。
相手がチンケな国に成り果てたのなら、こちらはオトナの態度に徹するべき。
中華の皆さんには、太古の御先祖様の“大きさ”に倣い、こんな小さな小国相手にムキにならないで欲しいと、卑小な身としては切に願うばかりである。