面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

ここ一番

2010年09月29日 | 野球
巨人が2位浮上=阪神はM8のまま後退―プロ野球(時事通信) - goo ニュース


虎仲間がゲットしていた今日の甲子園のチケット。
入手した頃は、「これが優勝決定の日になるのとちゃうか!?」と、タヌキの皮を数えていたが、やはり実体の無いものをいくら数えても意味が無い。

なんとか仕事を終え、甲子園へ向かう阪神電車の車中で携帯で試合経過を確認したら、何と!
いきなり3点も先制されているではないか!?
今日もスタンリッジが期待を裏切り、この大事な一戦で立ち上がりから試合をぶち壊してくれている。
終盤にきて、中日や讀賣といった肝心の相手に対して通用した覚えが無い。
ここのところ先発の度に序盤で大量失点してチームの士気を削ぐという、“害人”のイメージしかなっくなっている。
シーズン途中の快進撃がウソのようにボカスカ打たれる姿を見ていると、こんな男だからホークスをクビになったのかもしれない…と不安とも疑念ともつかない思いがよぎる。

そしてもうひとり。
今日は第1打席に反撃のタイムリー二塁打を放ったものの、その後は内野フライを落球するわ、空振りばかりしてことごとくチャンスの芽を摘む新井。
100を超える打点をあげていながら、あまり強烈な印象が残っていないのは、
「いよ!千両役者!」
と向こう正面から声がかかるようなハデな活躍をしたイメージが無いからだ。
チームの4番でサードがこれでは勝てるワケが無い。

更にもうひとり。
ここへきて、低めのボール球にバットが出てしまい、空振りの山を築いて肝心な場面で三振を繰り返すブラゼル。
シーズン序盤の頃、低めのボール球に手を出してしまう悪癖を無くそうと、クラシックスタイルで黒いストッキングを出したスタイルでプレーしていた姿はいまいずこ。
今日も膝下へと落ちていくクソボールの変化球をぶりぶり振り回して空砲と化していた。

それにしても、肝心要の中日や讀賣相手にボロボロ負け、しかも「ここ一番!」という大事な試合はことごとく落としている。
「ここ一番」の弱さは、ここ数年イヤというほどみてきているが、結局今年も改まらなかった。

そのことを痛感させられた虚しい秋の夜…